組織について

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光岡英稔 @McLaird44

→また岩石学辞典の解説による組織は【組織=岩石の結晶度,粒度,個々の結晶その他の構成物の形,構成物同士の配列状態や接合状態など,鉱物集合体での鉱物の幾何学的な特徴.これは岩石を生じた周囲の条件を反映していると考えられている.→

2020-02-14 11:16:58
光岡英稔 @McLaird44

組織(texture)と構造(structure)の区別は明確に区分することは難しいが,岩石学では,一般には組織は顕微鏡的な鉱物相互の関係の場合に用い,構造は肉眼的に見られるようなやや大きい模様に用いることが多い.→

2020-02-14 11:16:59
光岡英稔 @McLaird44

しかしこの区別は学問分野によって異なり,地球科学関係の中でも構造地質学では岩石や岩体が形成されたときに生じる一次構造と,その後の断層,褶曲,節理などを二次構造と区別している.また国によってもtextureとstructueとは日本とは逆の意味で用いられるところがあり,→

2020-02-14 11:16:59
光岡英稔 @McLaird44

注意を要する.模様(fabric)も区別の難しい語であるが,岩石学ではどちらかといえば組織(texture)に近い意味で用いられることが多い.片山らは岩石の組織は結晶度,粒度,模様(fabric)の三要素で決まるとしている[片山ほか : 1970]】

2020-02-14 11:16:59
光岡英稔 @McLaird44

と言うことから組織を考えると「組織=texture」と「構造= structure」の違いと関係性を考えて組織を語り理解する必要があることも分かる。 また歴史的に「組織」の意味の由来などを見ると下記のようなことが記述されている。

2020-02-14 11:17:00
光岡英稔 @McLaird44

日本語大辞典の解説の《そ‐しき(組織)》では【〘名〙 ① (━する) 組み立てること。また、組み立てられたもの。くみたて。そしょく。〔和英語林集成(再版)(1872)〕※明六雑誌‐二二号(1874)知説四〈西周〉「諸学の見象を類次し単純なる者より組織なる者に至り五学の模範を立つ」[孟郊‐出東門詩]→

2020-02-14 11:17:00
光岡英稔 @McLaird44

② (━する) 一定の目標があり、成員の地位と役割とそれに応じた責任が決められているような人々の集合体。また、それを組み立てること。→

2020-02-14 11:17:00
光岡英稔 @McLaird44

広義には一定の機能をもちつつ、全体として結合を保っているものをいう。経済組織、行政組織、社会組織など。そしょく。※雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「前年は我々の同志を以て議会を組織(ソシキ)し」→

2020-02-14 11:17:01
光岡英稔 @McLaird44

③ 生物体を構成する単位で、ほぼ同じ形や働きをもった細胞の集まり。動物では上皮、結合、筋肉、神経などの各組織に、植物では表皮、通導、柔、機械などの各組織に分けられる。組織が集まって一定の機能をもった器官となる。そしょく。〔医語類聚(1872)〕→

2020-02-14 11:17:01
光岡英稔 @McLaird44

④ (━する) 織物で、緯(よこいと)と経(たていと)を組み合わせること。また、その組み合わせ。そしょく。→

2020-02-14 11:17:01
光岡英稔 @McLaird44

そ‐しょく〔組織〕〘名〙 =そしき(組織)※経済小学家政要旨(仮名付)(1877)〈永峰秀樹訳〉一「冬は一里余り隔りたる学校に通ひ夏は紡績組織(ソショク)(〈注〉オリモノ)を事とし」→

2020-02-14 11:17:02
光岡英稔 @McLaird44

※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇「大学の組織(ソショク)の如きも、匇卒(さうそつ)今日の有様を見れば、寔(まこと)に羨むべく尊むべく」】

2020-02-14 11:17:02
光岡英稔 @McLaird44

この様な組織などの言葉や定義もそうだが、自分が無造作に使っている言葉の意味を考えず無自覚に用いる感覚が普通になっている。しかし、言葉や言語には自分の所へ辿り着いた歴史的経緯や形成過程がある。そのことを考慮し自らがその言葉を用いたり、発したり、書いたりする必要が私たちにはある。

2020-02-14 11:17:03
光岡英稔 @McLaird44

しかし、無造作に言語、言葉を用いている人の中でどれだけ本当の意味を分かって其の言葉を用いている人が居るだろうか。それか、ただ無造作に自分勝手に付けた意味や解釈などの自らが与えた思い込みの定義に対して感情論を述べているだけなのだろうか。

2020-02-14 11:17:03
光岡英稔 @McLaird44

この辺りのことは私事としても「気づかぬ内についている嘘、偽り」を暴くためにも色々と自らが用いている言葉や言語、文字などを考えながらこのようなツィートも書いて行きたい。

2020-02-14 11:17:03
光岡英稔 @McLaird44

私は組織の上に立つ人間であり(※正確にはネットワークの中心)、組織に属性を持っている人間でもある。しかし社会の組織構造に属性を持たない人間や、とある組織形態に属性を持たない人間など居るだろうか

2020-02-14 11:17:04
光岡英稔 @McLaird44

それは凡ゆる社会制度に属性を持たない人間のことだが、私は一人とて其のような有言実行している人間には会ったことがない。 英語の格言のように「The road to hell is paved with good intentions= 地獄への道は善意で敷き詰められている」も確かにそうだが、

2020-02-14 11:17:04
光岡英稔 @McLaird44

ハンナ・カーレント女史の名言にある 『世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です。そんな人には動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もない。人間であることを拒絶した者なのです。そして、この現象を、私は”悪の凡庸さ”と名付けました。』の様に人間の牧歌性が悪にも善にも染まる凡庸さである。

2020-02-14 11:17:04
光岡英稔 @McLaird44

ハンナ・カーレント女史の名言-英文 The biggest vice in the world is the vice all ordinary man does. Such person is also without any motive, and the devil-like aim is also innocent faith. The person who refused that he’s man. And I called this phenomenon” mediocrity of the vice”.

2020-02-14 11:17:05
光岡英稔 @McLaird44

ハンナ・カーレント女史→ Hannah Arendt、ハンナ・アーレント女史に訂正、失礼しました。私の外来語の日本語カタカナ訳の方が間違いやすいので申し訳ない。 twitter.com/mclaird44/stat…

2020-02-14 11:23:25
光岡英稔 @McLaird44

無作為、無造作に発せられる習慣付けられた言葉や言語、文字を発する私たちにも同じことが言える。 何かを簡単に否定、肯定する前に考えることが出来ることこそが人間であり、そこを肯定、否定する前に更に自身を周囲を深く洞察し、考え抜いた所に“答えらしきもの”が垣間見えることもある。

2020-02-14 11:17:05
光岡英稔 @McLaird44

皆、組織の否定派であろうと、肯定派であろうと、社会構造や社会制度の規範となる有機的な人間関係に属さない人は一人とて居ない。 これが社会、自然界まで全ての「組織」を考慮した上で語られている私が用いる「Organization=組織=有機体」の意味と定義になる。

2020-02-14 11:17:05

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