《原発事故自主避難者から見た、日本政府の新型コロナウィルス対策 １》

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

（連ツイ開始） ♯新型コロナウィルス　に対する日本政府とメディア、日本社会の対応を見て 他の多くの原発事故被災者と同じく、私も強い既視感を抱いている。 眼前にある危機に対して向き合おうとせず、国民にも向き合わないようにさせている。 基本は全く同じ。教訓は、悪い意味で生かされている。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

♯新型コロナウィルス　が日本国内でも問題になることは、中国の中でも比較的日本との交流が多い武漢市が流行の中心になった時点で、確定した。 原発事故で言えば、原発の最初の爆発が起きた時点に相当する。 この段階で起きたのが、「遠い場所で発生した局地的な問題だ」という事態の過小評価だ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

♯新型コロナウィルス　が中国武漢で発生・感染した以上は中国の他地域にも感染は広がるのは確実だし、人的・物的交流が多い日本国内への感染も確実だった。この時点で徹底した感染防止の水際対策を考えていれば、日本国内の感染状況は現在とは異なっていたはずだ。 過小評価が水際防止を不可能にした

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃東電原発事故　の発生直後では、放射性物質の拡散状況を過小に公表し、メディアがそれを報道し、多くの国民がそれを真に受けた。『AERA』の「放射能が来る」という事実を書いたタイトルを日本社会総出で袋叩きにした。後に静岡県の茶葉から放射性物質検出されて出荷停止になっても、反省しなかった。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃新型コロナウィルス　に関する中国での新しい発表が事実であれば（そして感染の拡大の仕方から考えると、この発表の方が正しいと私は推測するが） 同時に発表されたように今月初旬に適切な対応を取れば感染のここまでの拡大は防げたのではないか、という指摘も妥当性を増す。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

♯新型コロナウィルス　の感染が中国全土に広がり、日本への感染発覚が間近になると、「正しく怖がる」という言葉を多くの人がメディアで使い始めた。この言葉は　＃東電原発事故発生　後にも頻繁に使われた。ただしそれは「不必要に怖がるな」という意味で、被曝防護を妨害する文脈でのみ使われた。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃新型コロナウィルス　流行が心配された時にも「不必要に怖がって、パニックを起こして感染検査を受けようとするな」という意味で使われ、外出やイベント参加も自粛せず、アルコールによる手指消毒をして手洗いやうがいをする事ばかりが強調された。マスクはすでに品薄になり始めていた。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃新型コロナウィルス　がある程度日本国内各地で感染者がみつかった2020年2月23日時点から振り返ると、2月上旬に外出やイベント開催を自粛していたら、現在よりも相当に感染者数は減っていたと推測できる。つまり、避けられるウィルス感染にさらされた人間が多数存在するのだ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃新型コロナウィルス　に関して、時系列的には逆になるが、国内でずっと報じられ続けたのは英国企業所有で米国企業企画により運行されてきた巨大クルーズ船のことだった。客の一人が沖縄で下船し、その人物がウィルスに感染していることがわかり、他の乗船者にも感染の恐れがあるとわかったからだ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃新型コロナウィルス　感染者が船内にいると推測されるクルーズ船、ダイアモンドプリンセス号を横浜港に停泊させた。そこまでは良いとしよう。問題はその後だ。高確率で感染者がいるはずのクルーズ船を日本政府の管轄下に入れてどう対応するかも、日本政府が決められたはずだ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃新型コロナウィルス　の日本国内への蔓延防止と、日本在住者・滞在者への感染抑止をする覚悟を世界中に見せるのならば、クルーズ船の乗客と乗員に対して、最高の対処を行うべきだった。例えば全員を上陸させて個室で生活してもらい、頻繁に医療チェックや検査を行うなどすれば良かった。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

しかし、日本政府はクルーズ船の乗員・乗客に対して、正反対の対応を実施した。乗員・乗客はウィルス感染が明らかになった人以外は下船させず、個室での生活にもしなかった。　＃新型コロナウィルス　への検査も最小限に留めた。乗客の日常薬の準備さえも、かなり後手に回る始末だった。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

＃新型コロナウィルス　の封じ込め、または日本国内への感染者上陸阻止がクルーズ船対策の目的だと、多くの人は感じただろう。しかし実際に行われたことは、乗員・乗客に対する可能な限りの放置だ。ウィルス検査は感染者の「濃厚接触者」限定で、いつまでたっても1日の検査数は増える気配がなかった。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

当初、クルーズ船では　＃新型コロナウィルス　感染者が増えなかった。しかし乗客が日常的に服用していた薬が行き渡る頃から、感染者が確認され始めた。すると新しい感染者の「濃厚接触者」が検査対象になるだけで、乗船者を個室に移すでもなく、外部から世話部隊を投入するでもなかった。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

私はクルーズ船のスケールが感覚的に掴めないのだが、外部から日本政府が投入した自衛隊やD-MAT、厚労省職員の人数では、3000人を超える人たちの生活と健康をケアするのには不足することだけは理解できた。日本政府がこの船の乗船者をケアする意思がない、ということも理解できた。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

そこから先は、単なる時間の引き延ばしにしか思えなかった。　＃新型コロナウィルス　感染者はクルーズ船以外からも見つかり始めたが、その人々は直接映像で報道することはできず、国内外の注目は映像が確保できるクルーズ船に集まり続けた。その間に、感染者は日本国内各所で見つかり始めた。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

現段階から考えると、クルーズ船とその乗船者は、日本政府が取り得る防疫措置を実行しないで国内に感染者を増やしつつ、国民にそのことを意識させないでいるための身代わりになったと言えるだろう。パニックを起こさせずに、感染者の国内増加を受容させる時間稼ぎの道具とも考えられる。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

クルーズ船に注目を集めさせて、実際に行うべき防疫措置を行わないことを誤魔化す手法は、311後に避難指示区域からの避難者に注目を集めさせて実際に行うべき国民全体への被曝防護措置を行わないことを誤魔化す手法と、同じだ。これは、311後の国民への被曝強要とそっくり重なる行為だ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

現在わかっている範囲では、今回の　＃新型コロナウィルス　感染者国内放置策を行った厚生労働省関係者と、311後に国民に被曝を強要した医学関係者とは、異なるらしい。が、今回の大規模な感染拡大容認が政権上層部や高級官僚の同意のもとに行われていることは間違いない。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

このままだと　＃新型コロナウィルス　は間違いなく日本国内でパンデミックを起こす。その結果日本全体の国民生活も、経済活動も、致命的に近い打撃を受けることは避けられない。オリンピック返上とか安倍内閣退陣とかのレベルでは済まないダメージが来る。 今日は、ここまでにしよう。