- NTUY_uncle_bot
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それこそ80年代において糸井重里が見抜いたことでもある。糸井が抉り出したのは日本における豊かだとされていることのどうしようもない貧しさ、醜さ、ショボさ、偽物であることだったと思う。受け取る側は糸井が抉り出すそれらの貧しさを笑うことで豊かさの側に立った気になっていた。
2019-08-04 22:54:30一言居士を痛烈にdisった80年代の糸井重里。随筆おじさんや横丁のアイデアマンを嘲笑ったのも糸井重里。ただみんなその意味を履き違えてた。
2019-08-29 23:25:36毎度糸井重里を微妙に擁護する感じになって恐縮だけど、彼も大昔は「笑顔で文句言わない人がどれだけのものを笑顔の裏に隠しているか、でもその人が笑顔である限りはその努力に報いるためにそれに言及しないでおこう」的なスタンスだったんだよ。彼は彼自身の悪いエピゴーネンに成り果ててしまった。
2020-02-24 08:51:34多分、糸井重里的価値観の背景には、吉本隆明の読み過ぎがあるのだろうな、と思う。特に正義に対する警戒感。吉本隆明の文芸評論で、倫理的なものが出てくると駄目と論ずる事が度々あって、吉本の場合、ソフトスターリン主義への警戒感があるんだろうが、おそらく糸井になるとそれが一般論になる。 twitter.com/takedasatetsu/…
2020-02-22 15:12:40糸井重里のあのツイートは、晩年の吉本隆明の「反・反原発」(かつての『「反核」異論』に対応する。)に対応していると思う。 twitter.com/ishikitokihiko…
2020-02-22 21:48:04今日は1日、なぜあのアレがこのタイミングでみんなの口にのぼっているのかと思ったら、本当に本人がこのタイミングで自らRTしていたんだな。見事なものだ。本当にクソだ。クソなのだが見事にそのドス黒い意図を成立させていて、当時の、膝から力が抜けていく感じが、ただただ、思い起こされる。
2020-02-21 23:07:43糸井重里のバックグラウンド、吉本隆明について。 『「反核」異論』は、核戦争の危機を訴える文学者の声明を、マルクス主義を進歩思想と考える人による西側諸国のパワーポリティクスへの批判と見做して攻撃を加えているが、東西、右と左双方の核兵器を批判する絶対的平和主義の立場を批判できない。 twitter.com/harapion/statu…
2020-02-22 22:27:38ここ数日よく目にする糸井重里批判について。おそらく糸井重里の糸井重里性は、学生運動の隆盛とその悲惨な結末を同時代で目にしたことが大きく影響しているのだと思う。だから一つのものにグッと体重を乗せることへの忌避、恐れがある。
2020-02-23 22:53:44その感じは政権運営がしっちゃかめっちゃかな現代の時流には合わないものなのだけど、それでずっとやってきたこともあるし、あの時代の学生運動の結末と現代とを比べたらまだ現代のほうがマシという感覚もあるのかもしれないし、たぶん体重を乗せないスタンスは変わらない。
2020-02-23 22:56:50気になるのは、学生運動の反省とは出自が異なる「反発するのよくない」「声高に主張するのよくない」みたいな潮流が21世紀のある時期から台頭してきたことで。それが結果的に糸井重里性と合致して大きな支持を得ているように見える。
2020-02-23 23:00:29糸井 ぼく自身は、連合赤軍と関わるところまではいっていないんです。でも、そのひな形みたいな組織の近くにいた。「お前は間違っている」と、人を追い詰めるやり方。論争だけでその人の行く末が決まってしまう瞬間。そういうのを山ほど見てきました。 cakes.mu/posts/6205
2020-02-23 23:27:09糸井重里が目指しているのはどこにも体重を乗せず(加担せず)自分で考え続けることのはずなのだが、しかし結果としてフォロワーには「体重を乗せない」ばかり伝わって「考え続ける」の部分がそんなに伝わってない可能性はあるなと思う。
2020-02-23 23:45:22糸井重里の糸井重里性は確かな痛みへの反省から出てきたものなので、お気楽にそう言ってるわけではない、ということを伝えたかったのだが、一方で糸井重里はあまりにも長く糸井重里を続けてきたので自らの糸井重里性にあぐらをかいている可能性もあるのでは、とも思う。
2020-02-24 09:31:29いちばん納得した。氏は80年代~90年代にかけて確かに「考え続ける」人だったのだ。ただ、ほぼ日あたりからその態度が大きく変わった(その態度変更が意図的なのか、それとも糸井重里的なものに糸井氏自身があぐらをかいた結果なのか、それはわからないが)
2020-02-24 22:31:08ただ、当人のポジションがいつのまにか抑圧構造の「項」になっているのだとしたら、氏の善意や悪意と無関係に、弾圧機械として駆動することはありうる。
2020-02-24 22:34:58全体主義的正義への警戒から、正義に口をつぐむ心理は理解できなくもない。しかし全体主義批判は、容易に全体主義へと転化し得る。正義を語らないことも、また一つ別の正義へとなり得るだろう。重要なのは、正義を語ることではない。ましてや正義を語らぬことでもない。正義を語り合うことだ。
2020-02-25 21:05:26読者の方のブログに、「語り合うというのは 相手にじっくり向ってコミュニケーションすることだ」という文を見つけた。いや、これはほんの一部分の抜き書きで、この一行に説得力を持たせる長い文章が前後に続いている。「相手にじっくり向って」きた人が、そこにいた。
2011-03-07 00:52:06