- uchida_kawasaki
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ブログを更新しました.「新型コロナウィルス肺炎(COVID-19):中国から学び,眼前の危機に立ち向かう時」最近1週間の論文のまとめですが,様々な進展が見られます.#COVID19 #医療 #コロナウィルス blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/208…
2020-02-29 11:02:25下畑 享良/岐阜大学医学系研究科教授による、COVID-19についての最新のプレプリントがまとめられたブログ。有益な情報が多数ある。 twitter.com/pkcdelta/statu…
2020-03-01 16:15:04引用:華中科技大学病院からトリアージの方法が報告された.悪寒,咽頭痛,咳嗽で来院した患者にまずSpO2と血算,白血球分画,CRPを検査する.SpO2<93あるいは呼吸困難があれば,疑い例として隔離病棟に入院させ,:引用続く
2020-03-01 16:16:05引用続き:キノロンまたはザイボックスの点滴と抗インフルエンザ薬(アルビドル)を投与しつつ,RT-PCRを行い,感染症指定病院への移送を検討する.:引用続く
2020-03-01 16:16:33引用続き:37.3℃の発熱またはリンパ球<1100である場合,胸部CTでウィルス性肺炎の所見であれば上記と同じ対応をする.図1のように5つの対応に分けられる. 外来での混乱を避けるために有用.またPCR検査の是非が盛んに議論されているが,ただ検査数が増えればよいというものではない.:引用続く
2020-03-01 16:17:13引用続き:このように症例を選定した上で行えば当然その意義は高まり,陽性適中率も上昇する.(Lancet Respir Med. 2020 Feb 13):引用終わり
2020-03-01 16:17:34qte"Our data and analysis suggest that chest CT should be considered for the COVID-19 screening, comprehensive evaluation, and following-up, especially in epidemic areas with high pre-test probability for disease."unqte
2020-03-01 16:19:02COVID-19スクリーニングと包括的評価においてはCTが考慮されるべき。特に流行地域においてはCTが疾患検出の予備テストとなる可能性。(東京GIGO抄訳)
2020-03-01 16:19:24引用:中国各地域の患者件数に当てはめ,モデルの有用性を示した後,日本の今後の患者発生を予測している. 初期の患者発症状況は武漢と似ており(図2),このまま有効な手段を講じないと深刻な大流行が生じると強い危惧を示している:引用続く
2020-03-01 16:19:57引用続き:上海並みの厳しい対策が2月22日から開始されれば15万人,遅れて29日からであれば45万人に達すると予測している(絶句!!).まさに日本が危機的状況にあることを政府が本気で正しく伝えなければ,小中高休校のような有効な対策も批判され,その意義が伝わらない.:引用終わり
2020-03-01 16:20:22下畑 享良/岐阜大学医学系研究科教授のブログにてご紹介いただいた、LANCET:2020/2/13掲載プレプリントに掲載された、中国武漢におけるCOVID-19トリアージのフローチャートを日本語訳してみた。
2020-03-03 01:43:13qte:"Therapeutic and triage strategies for 2019 novel coronavirus disease in fever clinics" Jinnong Zhang,Luqian Zhou,Yuqiong Yang,Wei Peng,Wenjing Wang,Xuelin Chen thelancet.com/pdfs/journals/… pic.twitter.com/3DZRgnsHLl
2020-03-03 01:43:47プレプリント(PDF)へのリンクが失敗しました。 踏むと、アドレスの最後がpdf:unqteとなっていますので、":unqte”を取ってもう一度読み込んで見て下さい。
2020-03-03 02:06:00寒気、咽頭痛または咳の症状のある患者は、まずSpO2を検査され、SpO2<93だと酸素吸入、隔離病室への入室、Arbidol剤(インフルエンザ治療薬)等の投与が行われ、COVID-19陽性とされて隔離病院移送となる。 SpO2<93で直ちにこのフローになるのは、まさに武漢での緊急のトリアージ措置なのだろう。
2020-03-03 01:45:02寒気、咽頭痛または咳の症状のある患者で、SpO2≧93の場合は血液検査が行われ、≧37.3℃の熱がある場合は胸部CTスキャン、呼吸器からのウイルス検出が行われ、SARS-CoV-2テストにより陽性が判定される。 ウイルス性でない肺炎の場合は、通常の肺炎対処となる。
2020-03-03 01:46:00また≧37.3℃の熱がない場合はリンパ球数を計測して、<1100μ/Lない場合は胸部CTスキャン、呼吸器からのウイルス検出のフローに流れる。 つまり熱がない時でもリンパ球数を測定して、異変があれば胸部CTスキャンとSARS-CoV-2テストに流れると言うこと。
2020-03-03 01:46:59武漢における緊急時トリアージの要点。 ・まずSpO2でスクリーニング。SpO2<93であれば直ちにCOVID-19陽性フローに。 ・SpO2≧93の場合は、血液検査、CTスキャンを経てSARS-CoV-2テストを実施。 ・熱が<37.3℃でも、リンパ球数測定の結果(<1100μ/L)によってはCTスキャンとSARS-CoV-2テストを実施。
2020-03-03 01:48:34現段階の日本においては、SpO2<93で直ちにCOVID-19陽性として隔離病院に移送するのは難しいにしても、「37.5℃の熱が4日続いた場合にSARS-CoV-2テストの実施を保険所に相談」と言う基準について言えば、熱が出ても4日我慢すると言うのは、武漢におけるフローチャートからはどこからも出て来ない。
2020-03-03 01:49:07発熱も0.2℃ではあるが違っていて、37.5℃ではなく37.3℃である。 また発熱がなくても、リンパ球数計測で<1100μ/Lの場合は、胸部CTとSARS-Cov-2テストに流れる。
2020-03-03 01:49:31まとめ。武漢でのスクリーニングを踏まえると、 ・37.5℃の熱が4日続いた場合に…の4日はおかしいのではないか? ・37.5℃は37.3℃ではないか? ・熱がなくてもリンパ球数測定結果によっては、SARS-CoV-2テストを行うべきではないか? ・初期スクリーニングとしてSpO2を重視すべきではないか? 以上。
2020-03-03 01:51:18新しくて危険性の高い感染症が出て来た時に、「諸外国と同様のプロトコルにより検査で感染者を見つけ、ウイルスを出さなくなるまで隔離・治療しましょう」と主張することが、これほど困難で逆風の憂き目に遭わされるとは。完全に想像を超えていた。
2020-03-03 04:08:02