Early Bird @ 41isyoichiさんの英語講座(2020年2月12日分) shouldとought to/below/under/the rich/theとa/more/instead ofとrather than/not/will/push

まとめました。
1
Early Bird @41isyoichi

中高で英語を教え、大学で英語科教育法と受験英語指導研究を講じてます。教員研修会講師。文科省高校検定教科書 FLEX (増進堂)執筆者。NHKラジオテキスト英文法コラム元執筆者。『英語教育』(大修館書店)など専門誌へ寄稿多数。共著に『夢をかなえる英文法 ユメブン1』(アルク)。未来塾(@miraijuku2015)主宰。

Early Bird @41isyoichi

[THREAD] (1) *We should go and see Mary, but I don't think we will. (2) We ought to go and see Mary, but I don't think we will. (1)のように should を使うと、会いに行くべきだと主観的に意見を述べておきながら「私はそうしようとは思わない」と続く矛盾した言い方になり、容認されない。

2020-02-12 07:25:31
Early Bird @41isyoichi

一方、(2)のように ought to を使うと、例えば、「規則などによって定められているのでそうすべきだ」と言っている感じになる。ought to を用いることで客観的な立場からの意見を表せるため、容認される。

2020-02-12 07:25:31
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] below はある基準となる「何々よりも低い所に」と、「下方」を表す。below はabove の反意語。2つの物の間に常に空間がある。 👉 Don't write below this line.(この線の下には書かないように) 👉 5 degrees below zero(氷点下5度) 👉 below the average(平均より下)

2020-02-12 16:10:34
Early Bird @41isyoichi

under は over の反意語。「真下」または「覆われて下」を表す。 👉 Your pen is under the paper.(君のペンは紙の下になっているよ) 👉 under the bridge(橋の下) 👉 under the shirt(シャツの下)

2020-02-12 16:10:34
Early Bird @41isyoichi

政村秀實『図解 英語基本語義辞典』(桐原書店、1989年)には刊行時からお世話になっている。百聞は一見に如かず😳 (写真は同書の59頁から採らせていただいた。) なお、版元が変わり、今はアドスリーさん ( amzn.to/2waMhjK ) から出ている。本当におススメ😎 pic.twitter.com/vdKrAfbX6c

2020-02-12 16:21:15
拡大
Early Bird @41isyoichi

盲点かも⚠️ the rich は 👉The horse is a fast animal.(馬というのは足の速い動物だ) の the horse(馬一般)と同じく、全体を総称的に、客観的に述べた表現だ。よって、the rich と言ったときにはその中に自分は入っていない。一方、rich people と言えばその中に自分も含まれるかもしれない。

2020-02-12 17:09:47
Early Bird @41isyoichi

以上、Michael Swan 氏の Practical English Usage(OUP, 1980, §550)を基に記した。

2020-02-12 18:00:51
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] (1)The whale is a mammal, not a fish. (2)A whale is a mammal, not a fish. 上例は「the +普通名詞の単数形」または「a +普通名詞の単数形」が主語になり、ある種族全体を指して言う総称文だが、使う場合が異なる。

2020-02-12 18:01:09
Early Bird @41isyoichi

(2)の a whale という切り出しのほうが口語的、実際的、普通の言い方だ。なお、a はもと an で、これは one が崩れた形だ。そして an と any も同系だから、a には any と同じく「その種のどれを任意抽出し、代表として取り上げても」の含みがある。

2020-02-12 18:01:10
Early Bird @41isyoichi

ちなみに、whales のように冠詞をつけない普通名詞の複数形を使って文を切り出し、Whales are mammals, not fish. と言うほうがもっと普通である。

2020-02-12 18:01:10
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] (1)I found that the bed was comfortable. (2)I found the bed comfortable. この場合、(2)では I が the bed に近いので、直接的な体験(direct experience)に基づいて、つまり、例えば、デパートの寝具売り場で実際に寝てみて快適だと確かめたことがわかる。

2020-02-12 20:23:20
Early Bird @41isyoichi

(1)ではそれを間接的に(indirectly)、たとえば、店員から説明を聞いたり、つぶさに調べたりして、そのベッドの寝心地はいいと知ったことがわかる。言い換えれば、判断の根拠が間接的であるような場合だ。

2020-02-12 20:23:20
Early Bird @41isyoichi

盲点⚠️ 比較級 more の前に「差分」を表す語句を添えられる。 👉John has two more books than Bob. では、two, three, four, ... と数字を大きくしていくとその先にあるのは何だろうか。much が来るはずがなく、正解は many なのだ。よって、John has many [× much] more books than Bob. となる。

2020-02-12 20:45:01
Early Bird @41isyoichi

👉 Instead of going out, I had to stay home and study.(外出せずに家に居て勉強しなければならなかった) 2つある選択の可能性のうちから、片方を選ぶことによって他方を間接的に排除するという形をとっている。純然たる否定の表現に特有の突き放した響きはなく、角のとれた大人しい言い方だ。

2020-02-12 21:33:44
Early Bird @41isyoichi

👉 I decided to take a walk rather than going straight home.(家へまっすぐ帰るより、いっそ散歩しようと決めた) instead of に比べると rather than の方がさらに穏やかな、婉曲的な言い回しと言える。これは rather than が本質的には比較級の表現だからというのが一つの理由かもしれない🤔

2020-02-12 21:33:44
Early Bird @41isyoichi

(1)Why paint your house white? (2)Why not paint your house white? 通例、(1)は「白く塗るべきではない」と不必要・無駄を主張する。一方、(2)は「白く塗ったら」という提案を表す。(1)では why の後に should you が省略されており、(2)では do と you が省略されている。

2020-02-12 22:11:54
Early Bird @41isyoichi

(1)Dogs will usually obey their masters. (2)Dogs usually obey their masters. (1)の will は主語の一般的傾向・習性を表し、その典型的特徴を述べることに重点あり。「普通、犬というのは主人の言うことをよくきくものだ」の意。一方、現在形を用いた(2)は事実の客観的記述となっている。

2020-02-12 22:45:47
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] (1)He pushed the door open. (2)He pushed open the door. (1)の open は push した結果としての状態を示し「ドアを押して開いた」の意を表し、(2)の push open は「押し開ける」の意の、いわば1つの複合動詞として機能し「ドアを押し開けた」の意を表す。

2020-02-12 23:36:34
Early Bird @41isyoichi

(1’)He pushed the door open and went in. (2’)He pushed open the door and went in. (1’)は「押して開いた状態にしておいてから中に入った」の意。ドアの開放と入室とが円滑に行われなかった含みをもつ。一方(2’)は「押し開けて中に入った」の意。一連の動作が円滑に行われた含みがある。

2020-02-12 23:36:35