眼の充血と、眼の出血は別物です。

ドクターK＠眼科医パパ @doctorK1991

充血と出血、区別されてない方結構います。 結膜炎や強膜炎、などいわゆる炎症性疾患でなるのは上の充血です。 一方、目を怪我したり、目をこすったことで、ベタっと真っ赤になるのが出血です。 pic.twitter.com/TTXUc22Xi4

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出血の方が派手なので、患者さんにとっては出血の方が危険なイメージ。 でも、多くは結膜下出血という病気で、皮膚の内出血みたいなものです。放っておいても2週間前後で治ります。 ただ、血液サラサラの薬を飲んでいたり、血が固まりにくい病気があると治りが悪いです。

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ただし怖いのは出血に一度なって、眼科医から「これは結膜下出血と言って、全く問題ない病気です」と言われ、しばらくしてもう一度出血した場合です。 「また同じだから放っておけばいい」 と思ってしまっては危険です。

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結膜下出血には痛みや視力低下はありません。 痛みや視力低下があればそれは充血が潜んでいるかもしれません。充血の中にはそのまま放っておくと、視力低下をもたらす病気があります。 真っ赤で、痛みがあったり、見えづらさがあるなら早めに眼科を受診してください。

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充血にも２種類あって、結膜充血と毛様充血があります。 結膜充血は花粉症による結膜炎など結膜に炎症があると出ます。 一方、毛様充血は強膜炎など強膜炎の炎症などで出ます。 結膜充血と毛様充血は一般の方には見分けがつかないので、充血があって痛みがあったり、視力が下がったりしたら眼科へ！

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翼状片は紫外線などの影響によって、目頭の方から黒目に三角形状に入り込みます。この翼状片はサーファーらにもよく見られることから、アメリカではsurfer’s eye（サーファーの目）とも言います pic.twitter.com/IcVTzgw5Fs

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逆に、翼状片のリスクを下げるものは ・喫煙者:0.84倍 ・サングラスの使用:0.47倍 とはいえ、喫煙は多くの目の疾患に悪影響を及ぼします。ゆえに、サングラスをかけるようにしましょうと言えます。

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これら参考文献は Survey of ophthalmology 63 (5), 719-735, 2018 sciencedirect.com/science/articl… です。

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ちなみに、タバコについて分かってることは 「現在喫煙している人は1.32倍、喫煙したことがある人は1.12倍ドライアイのリスクがある」 ということ。 参考文献はLi Xuらが2016年に発表した『Smoking and the risk of dry eye: a Meta-analysis（喫煙とドライアイのリスク:メタアナリシス）』です。

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タバコと白内障の関係を示す論文もあって、 2012年に発表された浙江大学のJuan Yeらの論文によれば 「今まで喫煙したことある人は、ない人に比べて約1.5倍白内障になるリスクがある。また、過去に喫煙していた人より、現在も喫煙している人の方が白内障のリスクがより高い」 とのことです。

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iovs.arvojournals.org/article.aspx?a…

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20分という短い運動で、ドライアイが改善する！？ 2019年9月にノーザンブリア大学のDaniel Peartらが発表した論文で 「乾燥した部屋で運動したグループは湿度が高い部屋にいる部屋にいるのと同じくらいドライアイを起こしにくい」 ということが分かりました。

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実験は20分程度のサイクリングでした。ランニング等でももちろん良いと思います。 運動でドライアイが治るわけではありませんが、ドライアイの方で運動してないなら一度試しても良いかもしれませんね。