編集部イチオシ

我の考える実用刀

以前、居合用に注文された刀の記録 二振が入り混じってるので分かりにくいかも。 順番の整理の仕方がわからない。
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

全体像 実は居合用という注文 目くぎ穴も裏から刺せるよう柄巻師に場所決めしてもらう 目釘を裏から刺せば、緩んだ時に手の平で止まり抜け落ちることが防げます。 武用拵の心使い #katana #日本刀 pic.twitter.com/blhzS4CN7P

2015-02-06 08:48:50
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

柄巻師に目釘穴の位置を決めてもらう #katana #日本刀 実用を考えると目釘は裏から刺す方が良いのです。新作の注文刀はこういう点が良いですね。 pic.twitter.com/yw1spZ5GAS

2015-02-21 17:51:50
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居合の大会などでごく稀にだが目釘が抜けると言う事例がある。
裏から挿すようにすれば緩んだ時点で違和感を感じるのでは?っと自衛隊居合道部時代から考えていました。
あくまで自分の思いつきなので、歴史的にそうだと言うわけではないです。

装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

こんな感じかな。 実用の目釘穴は垂直の穴で無く、やや鼓型に開ける。 無論面取りもしっかり。 こうすると目釘が折れにくくなります。 #katana #日本刀 pic.twitter.com/zDAsLiitKx

2015-02-21 18:52:35
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

責金二つ目作業中 #katana #刀剣 責金(せきがね) 茎櫃孔の上下にはめ、刀の茎と鐔をガタつきなくフィッティングさせる為の スペーサーです。 通常、銅や銀を使うのですが居合に使うと緩んでくるので、やや硬い黄銅にしてみた。 pic.twitter.com/SxOi6hei4c

2015-07-20 18:40:46
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鐔の茎櫃と実際の茎の隙間を埋めるスペーサーを責金と呼びます。
通常、銅(稀に銀)を使い、刀身の為にもその方が良いのですが、いくら絞めていても実用として刀を振っていると緩んできて鐔がガタつきます。
そのためあえて黄銅(真鍮)を使っています。

武用に使う鎺は素銅が一番です。
素銅は叩き締めると結構硬くなり粘りも強いです。
銀無垢などは柔らかいのでどうしても緩んでしまいます。

装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

錆び付けほぼ終了 #katana #刀剣 夏場は錆びが粗くなるなぁ。 この鐔は居合に使うので、粗い方が光にくいので良いとも言える。 (使用すると如何しても鯉口切る親指が当たる処が錆が取れて光ってくる) pic.twitter.com/hykZuGyBhV

2015-08-20 18:24:56
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

目釘穴の位置決め #katana #刀剣 武用に使う拵えは、目釘を裏から刺す方が良い。 緩んで抜けても手で止まる。 その為に柄巻師に穴の位置を決めてもらう。 pic.twitter.com/15sckvsavs

2015-09-10 12:02:26
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

目釘穴を仕上げる #katana #刀剣 刀匠に穴を開けてもらい、面取りをする。 この穴の角を綺麗なアールにする事で、目釘の痛みが大きく変わる。 武術をやってる刀職の拘りですね。 pic.twitter.com/5JL0gSB8sP

2015-09-10 12:26:07
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

満足武用刀 #刀剣 #katana 白鞘と拵下地が出来てきたので、柄巻師に廻そうと思ったら、切羽が無かった。 で、作る。里の白銀師が早く帰ってきて欲しいにゃ。 外周等の仕上げや鑢目は、総て拵が出来てからなので、概略です。 pic.twitter.com/6WYqXGijBa

2015-10-15 19:51:35
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

満足武用刀 #刀剣 #katana ヤフオクで購入した幕末期?の鐔を合わせるため、責金を入れる。 鐔がガタつくと柄の破損に繋がります。 演武をして鐔鳴りさせたら士道不心得として減点したら良いのに。演舞なら兎も角 pic.twitter.com/FoVZWFL79B

2015-10-16 16:36:50
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

満足武用刀 #刀剣 #katana こんな感じかな。 柄巻師に持って行こう 柄木は梓を使って貰う。 pic.twitter.com/5j70T61nhr

2015-10-16 16:40:55
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

柄下地の確認 #katana #刀剣 もう少し細くしてもらう事にした。 下地の木は梓(あずさ)といい、弓の材料となった。 朴木より丈夫で実用刀に向く。 pic.twitter.com/VyuPQVkqJo

2015-10-24 17:26:27
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歴史的に武用に使う刀の柄は朴木ではなく、柚木が良いとか、山桜がよいとか、樫が良いとかと色々と云われています。
適度な粘りと堅さ、目が緻密な木材で有れば良いと思います。
自分は職人なので作業効率がよく(削りやすい)入手しやすい材が無いかと色々と探していたのですが、梓(水目桜)に行き当たりました。今のところこれが良いと思っています。

装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

鞘栓 #katana #刀剣 替鞘を使う時に鞘の中に、ごみなどが入らない様にするフタです。 pic.twitter.com/MVol5p199R

2015-11-19 16:55:34
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

満足刀匠 @HRc166 の刃紋・・・ #katana #刀剣 無理だ、周りが明るすぎるし携帯のカメラでは pic.twitter.com/pSxwBeAJvg

2015-11-27 12:39:45
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

塗あがり #katana #刀剣 武用ということで、カシューの石目地に関で塗ってもらった。 良い感じ。 pic.twitter.com/6KUAEvti7L

2015-12-16 19:11:19
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装剣金工 片山重恒/ Katayama Shigetsune @shigetsune

橋本柄巻師に頼んでいた、柄が出来上がってきた。 #刀剣 #katana 鮫には黒漆塗り、渋金茶色の絹糸を諸撮巻にして貰う。 切羽作らねば pic.twitter.com/UWuDX7aqij

2016-02-06 14:32:28
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