『おジャ魔女どれみ』全51話感想

よどるふ💫🐚🚓🐾 @yodorufu

『おジャ魔女どれみ』15話：マジョリカ、金銭で売買されるの回。初登場のぽっぷ親衛隊とかもそうなんだけれど、序盤でのぽっぷのキャラクター造形描写ってこんなに厚みがあったのかと驚いている。一方で、魔女が魔法を使うためのリソースが必ずしも魔法玉だけではないことが判明する回でもある。

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『おジャ魔女どれみ』16話：父親の釣り仲間である憧れの彼に告白しようとするどれみ。それを応援するはづきとあいこ、場のひっかき回し役としてのドド・レレ・ミミ・マジョリカ。しかしどうやら憧れの彼は、彼の父親との関係が上手くいってないようなのである。

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『おジャ魔女どれみ』16話：どれみがかっこいい男の子に惚れっぽい性格なのを具体的に示すエピソードは1話以来かな。いくらか付き合いの長いはづきは“惚れっぽいが奥手”などれみを見続けてきたことが伺える。

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『おジャ魔女どれみ』17話：不良少年（？）の矢田くんにスポットが当たる回。中学生相手に喧嘩を売ったり、真夜中の倉庫に忍び込んだという矢田くんを信じるはづきの真っ直ぐさも印象的だが、どれみたちの担任である関先生の“良い先生”っぷりが止まることを知らない。

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『おジャ魔女どれみ』17話：魔法少女アニメとして最終的に4年に渡る長期シリーズおなる作品だが、こうやって“魔法濃度”が必ずしも高いエピソードばかりではない、さまざまなストーリーテリングが出来るところに『おジャ魔女どれみ』らしさがある。

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『おジャ魔女どれみ』18話：試験官が福引で温泉旅館に行くとのことで、なんともいい加減に無試験で魔女見習い7級試験に合格したどれみたち。植物と話せる魔法が使えるようになる。その一方で、はづきと同じ飼育係のクラスメイトななこちゃんが動物を嫌う理由を探る回でもある。

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『おジャ魔女どれみ』18話：第1話にて提示された「死んだ者を生き返らせたり、ケガを治したりする魔法は禁止」のルール。ルールが提示された以上、それを破ってしまう展開は予想されるが、それにしてもキャラクターの追い詰め方が容赦ない。そしてやはり関先生がカッコ良すぎるのだった。

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『おジャ魔女どれみ』19話：身代金目的にはづきが誘拐される回。これもリアルタイム放送時から特に印象に残っているエピソードのひとつ。厳密なルールが敷かれている世界において「女王様の裁量」という要素があると13話の感想で書いたが、今回のエピソードでもその要素が重要なキーになっている。

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『おジャ魔女どれみ』19話：厳密なルールが運用されている世界において、ルールの境界線上にある事例の判断を女王様が担っているとも言える。はづきが人を助けたい思いを伝える先は罰を設けた女王様なので、いわゆる「強い思いが奇跡を起こす」シチュエーションとは別物になっているのがポイント。

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『おジャ魔女どれみ』20話。デラとの賭けポーカーに負けたマジョリカは、MAHO堂の権利書と女王様からの営業許可書を取り上げられてしまう。これだけ書くとマジョリカ何をやってくれてるんだという内容だが、実際本当にそういう内容なんだよな……。マジョルカ&ヘヘ初登場回。

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『おジャ魔女どれみ』20話：どう考えても伝統のある店の権利書やら営業許可書の所有者が賭けポーカー変わるのは問題なのだが、そこはスルーされマジョルカのMAHO堂改装が始まってしまう。現女王様を含めた歴代の女王様たちがどういう手順で“女王様”に着任したかが明らかにされる回でもある。

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『おジャ魔女どれみ』21話：効果が抜群と話題のマジョルカの魔法グッズを身に付けた人々が次々に体調を崩し始める。マジョリカは普通に解説しているけれど、人間界の人々に悪影響を及ぼす可能性のある魔法グッズって、魔女界的にはアウトの代物なのでは。女王様の営業許可書も必要なのも当然だろう。

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『おジャ魔女どれみ』22話：まだまだ続くMAHO堂奪還編。仮店舗の売り上げも伸びず、魔法玉も尽きかけてきた頃、飛び込んできたのは魔女見習い6級試験の報。どれみたちは魔女界に通じる扉へ入るため、あの手この手でマジョルカに揺さぶりをかける。いよいよ打つ手なしの状況に追い込まれてきた。

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『おジャ魔女どれみ』23話：マジョルカの魔法グッズを捨てるように促し、一時的に効果を消す魔法を使っても、やはりマジョルカによる脅威は消えていないという、ちょっと怖い展開。あいこの母親が回想の中で声だけの初登場。両親が離婚していない頃に買ってもらったハーモニカの思い出が語られる。

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『おジャ魔女どれみ』23話：ラストにおいて「実は魔女見習い6級試験だった」ことが明かされる変わった回でもあって、ポロンのグレードアップのために思い出のハーモニカが消えてしまったのは良かったの？ という気もした。ここでも「人の想いの強さが魔法玉の価値に換算される」設定が提示される。

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『おジャ魔女どれみ』24話：どれみたちとマジョルカの魔法による直接対決。魔法の水晶玉を失くしたマジョルカに付け入る隙ができたため、悪だくみを画作するマジョリカとララが良い顔をしている。こういうストレートな「魔法バトル」はシリーズ通しても珍しい1本になっている。

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『おジャ魔女どれみ』25話：前回のラストでぽっぷにマジカルステージを目撃されてしまい、流れでぽっぷも魔女見習いになる。魔女見習いとしての飲み込みは早いし、幼稚園のお泊まり会では周囲からモテモテ、家に帰りたがっている男の子へのフォローも上手いというハイスペックっぷりを発揮する。

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『おジャ魔女どれみ』25話：それでもまだ幼稚園児なので、綻びが生まれてしまう。どれみの姉としてのぽっぷに対する態度が、状況に応じて良い意味で変わるところが良かった。ちなみに今回からOP映像も「おジャ魔女ぽっぷ」が登場するものへと変更されている。

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『おジャ魔女どれみ』26話：実家がステーキハウスを経営しているどれみたちのクラスメイトのかなえちゃん。ここ数日の間に泥棒に入られ、母親は交通事故に遭い、父親は火傷を負い、かなえちゃん自身も足を怪我してしまう不幸続き。どうやら最近店に置かれた招き猫が原因らしいことを突き止めていく。

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『おジャ魔女どれみ』26話：ということで、かつて魔女界から悪い魔法使いによって盗み出され、人間界に災厄をばら撒いた「バッドカード」を回収する任務を女王様から直々に受けることとなった「バッドカード編」開始。マジョルカの魔法グッズのときと同じく人間に不幸をもたらす魔法を取り除く展開。

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『おジャ魔女どれみ』26話：いま思い返すとこの「バッドカード編」、『おジャ魔女どれみ』の前番組だった『夢のクレヨン王国』における各エピソードの基本フォーマットでもあった「人を不幸にする元凶が残した“負の足跡”を消していく」展開を『おジャ魔女どれみ』に取り入れたものだったのかも。

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『おジャ魔女どれみ』27話：かつて魔女界からバッドカードを盗み出した“悪い魔法使い”の張本人、オヤジーデが初登場。オヤジーデにバッドアイテム候補を鑑定してもらい、バッドカードを回収していく。全く覚えていなかったのだけれど、オヤジーデの本当の姿ってこの時点で明かされていたのか。

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『おジャ魔女どれみ』27話：あちこちに散らばっているバッドカードを回収していくには、どれみたちもあちこちへ出張らなければならず、必然的に舞台がどれみたちの住む美空町の外でのストーリーが必要となっていく。この辺りはロードムービー的な展開だった『夢のクレヨン王国』とは異なる点だろう。

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『おジャ魔女どれみ』28話：まず“アニメーション”として見ていてすごく楽しい画に溢れている1本。バッグに入れられていたマジョリカからベリッと剥がれるララとか、玉木の聞き耳の立て方とか、いろいろ工夫が凝らされてる。演出は山吉康夫さん。OP前ハイライトが印象的な12話も担当もこの方。

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『おジャ魔女どれみ』29話：はづきが誘拐される回の脚本も担当された前川淳さんによる夏祭りを舞台にした群像劇コメディの1本。夏祭りに出店を出すMAHO堂、スリ事件、魔女見習いタップの紛失、ゆき先生に恋人が発覚？ とまあ、よくもまあこれだけの要素を詰め込んだものだと感心する。