2011/6/16 会津大学特別フォーラム「震災時と復興にITをどう活かしていくか」のまとめ
- kamatamadai
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及川「被災地に行った際、我々のサービスがどれだけ役だったのか現地の人に聞いてみたが、『パーソンファインダーと自動車通行実績マップは役に立った』という話を聞いた。当時はガソリン事情も悪かったので通行実績マップで事前のプランを立てた人も多かったそうです」
2011-06-15 11:14:15及川「自動車通行実績情報マップも、ブラウザやスマートフォンだけでなく、ガラケーにも対応させた。できるだけ多くのプラットフォームでサービスを利用できるようにした」
2011-06-15 11:15:25及川「パーソンファインダーは、当初リリースしたがなかなか情報が集まりにくかった。実態調査をすると、実際の安否情報は避難所や市役所にアナログの紙で掲示されている。なので、そのアナログ情報をデジタル情報に変換する必要があった」
2011-06-15 11:16:48及川「そんなときに元グーグルの高広さんという人がツイッターで、Picasaで避難所の写真を撮ってそれをパーソンファインダーに入力すればいいんじゃないかというツイートをして、それを見たグーグルのエンジニアがその仕組みを作った」
2011-06-15 11:17:49開発を数時間で行うことはもちろん、数時間でコンテンツ内に何を導入すべきか判断したのもすごい。日本中がパニックになってる中、冷静な判断と開発ができるって、本当にすごいと思う。 RT tsuda: 及川「パーソンファインダーは震災から数時間で立ち上がって使ってもらえるようになった。」
2011-06-15 11:18:44及川「避難所の紙を人間が読んで、OCRのようにパーソンファインダーにボランティア入力する仕組みを作った。それが避難所名簿共有サービス。PicasaWebアルバムにはメールアドレスで投稿する機能があるので、多くの避難所にいる人に『写真をこのメールアドレスに送って』と言えた」
2011-06-15 11:19:24及川「初日で800枚の写真。今は合計1万枚以上の名簿写真が集まり、パーソンファインダーには14万件以上のデータが入力された。5000人以上のボランティアがその作業をやってくれた。グーグルは機械処理の会社だが、今回は時間が勝負だったため、人手をかける方法論をとった」
2011-06-15 11:21:46及川「助け合いジャパンという救援まとめサイトを作った。ボランティアしたいといっても、いろいろなニーズがある。そうした情報を集約する必要性を感じた」
2011-06-15 11:23:37及川「なぜGoogleはこのような活動を行ったのか。Googleの使命は『世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする』ということ。ウェブに散在している情報をまとめることで人類の貴重な財産である『情報』をすべての人に届けることをしている」
2011-06-15 11:25:47Ustで行われる著名な方々の生プレゼンや講演は無料であるにも関わらず、お金を払っている大学の授業の課題よりも自分のためになると感じている。@tsuda: 及川卓也さんの講演。テーマは「震災にITをどう活かしていくか」(live at http://t.co/mFKMsJo)
2011-06-15 11:26:04及川「今回の災害支援の話で言えば、多くの被災地の人が情報を探していた。極端なことをいえば情報の有無で生命にも影響が出ていた。ならば、情報を集めて届ける我々が貢献できることもあるだろうと思った。我々は当たり前のことを当たり前のようにやっただけという意識」
2011-06-15 11:27:41