このツイートにホント、権威を担う権力者の(ユートピアの?)夢と、どれだけ教化しようとも無くならない争いや蔑みと、の相克が述べられている問われているなぁ( ˇ෴ˇ )と。 twitter.com/shirochichi070…
2020-04-25 21:04:51土鬼帝国は部族連合国家であり、皇帝を以てしても部族間抗争が絶えず、疫病や飢餓が恒常的な厳しい社会である。若きミラルパはこの現実の壁に突き当たり、そこから「僧会」による民衆教化が始まる。それを象徴するように、教団のシンボルには巨大な目が描かれる。民を啓蒙する―転じて監視する目が。 pic.twitter.com/ul34VGZ4uH
2020-04-24 21:30:20漫画版ナウシカをめぐる王(皇帝)の話@shirochichi0707 さんの論考とても骨太で面白く読んでいる。 んで、おもうのだけど“ナウシカは?”と。“姫様”って?(クシャナもね) 王権とかの物語も好きなのだけど、漫画版ナウシカだと“ケチャ”とかも (ケチャ⇆ナウシカ⇆クシャナあたり)
2020-04-25 21:14:56土鬼皇帝のナムリス、ミラルパ、トルメキア王国のヴ王や息子ら。男性らの王権の傲慢さと苦悩には、おいらも男性なのでかなり強い共感を覚える。 ので、ならば、ナウシカは?クシャナは?と。
2020-04-25 21:17:54クシャナ殿下はカッコいい訳さ。第3巻の表紙とか、騎兵突撃とか。そうこの第3巻で漫画版は、映画ナウシカを本格的に逸脱し始める。もはや主人公ナウシカは状況を作らずただ流され追いすがるだけ。
2020-04-25 21:20:44しかしここで、ナウシカ⇆クシャナの印画対比が物語のグルーヴを作る、ここから先2人が別行動をとるに至っても目が離せない2つの話として。
2020-04-25 21:25:24宮崎さんは多分まず描きたかったのは“風の谷”の風土風景、自然に寄り添った日本的風土の原像(幻像) しかし物語を始めようとした時、巨神兵が大国トルメキアが、壊しに来る 映画版でクシャナは征服者だ「王道楽土を建設」しようとたからかに宣う(王道楽土とは現実先の大戦でプロパガンダされた言葉
2020-04-25 21:32:11しかし漫画版ではどうやら違う。大国トルメキアの内紛、放逐された王女しかし軍事的天才、兵らの信頼崇拝に厚いまた部下への共感も忘れない存在として、描かれはじめる。(かっこええです。おいら男従者でいいからついて行きます•̀.̫•́✧) pic.twitter.com/xKvYW9ERKg
2020-04-25 21:42:41(ほらかっこいい(>◡<)♪) ラー♪(੭・₀̑・)੭⁾⁾ pic.twitter.com/i2Bismtglp
2020-04-25 21:49:03漫画版クシャナの行動原理は(後ほど語られる)母・前王妃を廃人にした現王・王家への復讐だ。ただそこで復讐の怨者とならないのは、“姫”である事と、その裏で尽く他者(仲間)の救出だ。(サパタ城救出作戦も、また後々のクロトワ救出も) ここで僕ら読者は彼女に王権(姫)の理想像の1つを観る。
2020-04-25 21:54:16さて第3巻、サパタ守城戦が終わると、ナウシカはちいさな翼メーヴェで再びひとり旅立つ。ここで姉妹のように接近していた2人の姫の物語は別々に動き出す。 主人公ナウシカの目的は?戦地に従軍し現状そのものを目の当たりにした彼女に、なしえたい事は何も無い、失意からまた彼女の旅が始まる。
2020-04-25 22:00:29現実を突きつけられ自らも従軍し戦争とはいえ殺人をした?ナウシカは?と。 分岐した2人の姫の物語だっが、第3巻のナウシカ従軍で彼女はクシャナの助けるべき“仲間”となり、しかしそれすらも担保として、クシャナとは別の解を探す。 んで、出会ったのが、チクク。
2020-04-25 22:06:02ひとつ、ここから物語に人間や国家の都合とはまた別の、腐海という巨大昆虫(いや恐怖!)と凶暴な自然がジワリと牙を剥きだす。大海嘯。
2020-04-25 22:13:53クシャナの物語にもどそう。 飛躍するが前線駐屯地で強奪クーデターを決行するも復讐の対象、兄王子の1人とあいまみえるのだが、ここで復讐劇は人間の都合を裏切って、蟲達の強硬“大海嘯”の突端がクシャナ達を襲う。
2020-04-25 22:18:16(まとまらなくなってきた…) ちと脱線するなら、人間世界の都合に、凶暴な自然が介入してきて、結果、クシャナは復讐者の立場を降りざるを得なくなる、仲間共々生き残る為に(いや未だ復讐は捨てていないのだけど)
2020-04-25 22:21:04このあたりの、大海嘯腐海に呑まれ飛行艇の残骸内部で待つ、クシャナ姫は、シェイクスピアの流浪の王子王権奪還の物語(悲劇)からズレだして、宮崎駿特有の貴種流離譚?モノガリになっていったのではないか、と。
2020-04-25 22:24:35@shirochichi0707 さんのヴ王、土鬼 皇弟ミラルパ 皇ナムリスの論考とても面白く。 多分漫画版ナウシカ後半に立ち上がってきた王(皇帝)…男性キャラのエッジは、前半ナウシカ⇆クシャナの理想化(とはいえ新しい物語)の反動?さらなる物語の深化として用意された反面教師なのかな、とか。
2020-04-25 22:36:24いや、そこで収まらないな。 “ヴ王”って前半は名前だけの顔の見えない存在だったのさ。 ところが登場したらもう明後日の姿していた…( ꒪﹃ ꒪) (でぶー) pic.twitter.com/31DoaJ3e7r
2020-04-25 22:40:51ナウシカ⇆王・王権の物語とするときに、おいらは赤坂憲雄「王と天皇」が下敷きにある。トルメキア→シェイクスピア、土鬼→中東部族の上の皇帝(あるいは中華皇帝)、ならばナウシカは、と。 赤坂憲雄は日本の天皇とナウシカに “あえかなきはたもの”と謎かけのコトバを問いかけている。
2020-04-25 22:44:45また(確か)「20世紀近代国家の中心に、古代からの祭祀を受け持つ王(天皇)が未だ鎮座する」(のようなニュアンス)とも。なにか正解のない違和感が、僕ら私達の標示感覚に折り込み済みで、だから漫画版ナウシカを読めるのでは、とも。
2020-04-25 22:48:28とはいえまた、漫画版ナウシカには(人間が作り出したとはいえ)巨神兵、墓所(⇆庭)…粘菌もか。またあらたな人間の都合を感知しない、、科学の業?とでも言おうか、そんな第三項が描かれる。
2020-04-25 22:51:22また女にすらなっていないはずのナウシカが(偽りの)母として、人造の赤子(巨神兵)に名前を与えること。 そして赤子な巨神兵は分化?して調停者を名乗る事。 (宮崎さん、車のかエンジンに例えて“機械の無垢性”とか言ってたかな。)
2020-04-25 22:57:18