はるかぜちゃん「ぼくがこの世で一番きらいになった人は、こころががらんどうの人でした（ω）」

春名風花🌸 @harukazechan

たとえば赤と青の意見があったとする（ω）ぼくが、ぼくは青より、赤の意見にさんせいすると書いたとする（ω）だれか別の人が、いや赤の本に書いてることは間違ってる、青のほうが正しい（ω）と言ったとする（ω）

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そしたらその人は、青の意見の人をすばらしいと言って、青の意見をほめちぎる（ω）

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そしてぼくが、青の人の意見を聞いて、今度は青の意見をほめたとする（ω）

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そうすると、青の意見をほめたたえていたはずのその人は、急に青の意見を悪く言いはじめて、今度は赤の意見をほめちぎる（ω）

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ぼくは気づいてしまった（ω）その人とぼくは意見がちがうわけじゃなく、その人はぼくと反対のこと言いたいだけだってこと（ω）

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ぼくが赤と言えば青をほめ、青と言えば赤をほめ（ω）ぼくと意見がちがう人ならば、誰でもてばなしでほめたたえ（ω）

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そしてどんなに仲良くしていた人でも、ちょっとでもぼくの意見とかぶると分かると、ようしゃなく切り捨てる（ω）

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ただぼくがきらいなだけ（ω）その人には意見なんてなかった（ω）じぶんの考えなんて存在してなかったんだ（ω）

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ぼくははじめに書いた通り、じぶんと意見や感性があわなくて、ぼくを嫌っている人はきらいじゃない（ω）

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ぼくがこの世で一番きらいになった人は、こころががらんどうの人でした（ω）

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ぼくはその人がぼくや、ぼくの家族をきらいだからその人がきらいなのではありません（ω）そんな人はほかにも山ほどいます（ω）

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ぼくがはじめてきらいになったひとは、そんながらんどうのひとでした（ω）

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みなさんは、どんな時にどんな人をきらいになりますか（ω）

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人が人をきらいになるとき（ω）それはその人のじぶんに対する行動だけとは限りません（ω）

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その人という生き方に、がっかりしてしまったとき、ぼくはそのひとを、ああ本当にきらいになっちゃったんだな（ω）と、思いました（ω）

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じぶんと対立していても、わかりあえなくても、悪意に満ちていても、そのひとなりの意志やかがやきや主張が見えている限り、そのひとはぼくにとって魅力的です（ω）

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きらいというのともちがうかも（ω）ただ悲しい（ω）ぼくの中でひとりの人が消えてしまった（ω）

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ひとりの意志ある「ひと」ではなく、ぼくはお人形に振り回されてたのかもしんない（ω）ぼくが東を向けば西を向くしかけのお人形（ω）

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ぼくに対する反対意見を、そのひとは持ち合わせてなかった（ω）ぼくと反対を向く作業に熱中しているだけで（ω）

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こんなに悲しいことがあるでしょうか（ω）