中央集権から個へ…エンタメ界も。

中央集権的コンピューター(IBM)からパーソナルコンピューター(アップル)に変化したように、エネルギーも変わります…という内田樹さんのブログに刺激を受けて、エンタメ界も同じような変化が起こっている…ということを書きました。いろいろマイナスもあるけど、いいことなんじゃないかしら。少なくとも、自分は書ける場所が増えてうれしい。収入は増えんが…笑。
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山田あかね @aka720

内田樹さんのブログhttp://t.co/I9qsoYoにコンピューターが中央集権的(IBM)なものから、パーソナルなもの(アップル)に変わったように、エネルギーも独占的なものではなく、分散されないといけない、それが原発事故ではっきりした…と書いてあった。深く納得しつつ、続く… 

2011-06-17 04:12:23
山田あかね @aka720

中央集権的なものから個人分散へモデルは、コンピューターしかり、エネルギーしかりで、そして、エンターティメントもそのようになるのだなと思った。これまではテレビ局、映画会社、出版社が、作品をおろすというか、下々の者にばらまくスタイルだったけど、そういう時代は終わりつつある。…続く

2011-06-17 04:14:56
山田あかね @aka720

自分のいる世界では、「やりたいこと」があった場合、企画書を書いて、局とか映画会社とか出版社に持って行く…ゴーが出たら成立する…というのが普通だった。もちろん、自主でやっている人は前からいると思うけど、エンタメを職業にしている人のスタイルは普通こうだと思う。けど、数年前から変わった

2011-06-17 04:17:06
山田あかね @aka720

変わった感じがする。自分自身も「誰かのOKをもらってから始める」というそれまで当たり前だと思っていたことに疑問を持つようになった。とある作品を作る時、予算が足りなかった。それで、自腹で払って完成させた。それをTVのプロデューサーの友人に話したら、「そんなの絶対ダメ」と言われた。

2011-06-17 04:19:16
山田あかね @aka720

そうなの?なんで足りない分、自腹で払って、納得するもの作るのがダメなの?と聞いたら、「そういうルールでしょ」と言われ、納得しかけたけど、今は思わない。結局、これまでは発表の場が限られていたので、局なり出版社なりのお墨付きをもらわないと、作品を世に出せなかった。お金にもならないし。

2011-06-17 04:21:52
山田あかね @aka720

けれども、みなさんも知っている通り、ネットがあれば、小説を発表するのは簡単だし、映像表現でさえ、その場所を確保しやすくなった。もちろん、お金になるかどうかは別として。けど、映画にしろ小説にしろ、作りたい人の最初の希望ってそれが作品になることであって、それで儲けることじゃないよね?

2011-06-17 04:23:41
山田あかね @aka720

なので、原初的な意味で作りたいひとは作れる、発表できる環境は整ったなーと思う。それがお金になるかどうかは、作品次第だから、厳しい環境ではあるけど、作り手にとってはかなり幸福な環境なんじゃないかなと思う。知り合いにも別の生業を持ちながら、作りたいものを作っているひともいるし。

2011-06-17 04:25:39
山田あかね @aka720

自分もさ、自分をずっとしばっていた、誰かにOKを出してもらわないと不安…な感じから抜け出したような気がする。作りたいなら作ろう…という感じ。いや、お金は儲からないかもしれない、どころか、自腹でやると痛い目に合いそうですが…。けど、これまで頑張って働いたので、もういいかな…と…笑。

2011-06-17 04:27:47
阿川大樹『終電の神様 殺し屋の夜』(実業之日本社文庫)発売中 @agawataiju

作るのと発表するはできるけど受け手に届くかどうかはまったく別ですよね。そのあたりはどう考えます? 個人的には小説は書くのより読んでもらうことの方が難しいと思っているもので。RT @aka720: なので、原初的な意味で作りたいひとは作れる、発表できる環境は整ったなーと思う。

2011-06-17 04:29:16
山田あかね @aka720

一方で、そういう自由な環境に最初からいる若い作り手のひとは、どういう感覚で、このエンタメ界を泳いでいくのかしら。興味ある。あと制限があるからこそ、いいものが生まれるってこともあるので、自由な環境がいいとは一概には言えないんだけれどもね。

2011-06-17 04:30:44
山田あかね @aka720

以上、中央集権から個へ…というシフトチェンジについて、内田樹さんに影響されて書きました。すでに、始まっていることでしたが…。

2011-06-17 04:31:38
山田あかね @aka720

難しいのはわかっているけど、作品の力に任せるのと、どれだけの人に読んでほしいかってことなのかと。@agawataiju 作るのと発表するはできるけど受け手に届くかどうかはまったく別ですよね。そのあたりはどう考えます? 個人的には小説は書くのより読んでもらうことの方が難しい

2011-06-17 04:34:38
阿川大樹『終電の神様 殺し屋の夜』(実業之日本社文庫)発売中 @agawataiju

@aka720 作者以外の人も儲けさせる仕組みに乗ることで初めて自分の作品が読者に届く、という現実は「発表の自由」ができた後もそれほど変わっていないような気もする。個人のブログに人を集めることは出版社の新人賞を取ることよりずっと難しいし。

2011-06-17 04:35:22
山田あかね @aka720

@agawataiju なんか多分、大樹さんと求めているものがちがうんですよ。自分は作ることが好きで、どっか正直その先まであんまり考えてない…笑。そんなんじゃダメかもしれないけど。好きにブログ書いてるだけで結構幸せですもん。あと多分、これまでテレビやってきたせいだと思う。

2011-06-17 04:37:44
阿川大樹『終電の神様 殺し屋の夜』(実業之日本社文庫)発売中 @agawataiju

@aka720 もちろん、どれだけの人に読んで欲しいか、というのは大きなファクターですね。個人的には少なくとも2000人くらいの人には読んで欲しいと思う。20人ならブログでもなんとかなるけど……という感じ。

2011-06-17 04:37:55
山田あかね @aka720

@agawataiju 人数をうまく想像できないけど…。これまでテレビやってきて、すごいたくさんの人に見てもらってきて、それはそれで嬉しいんだけど、なんかこう、もっとパーソナルな感じでいきたいという思いが最近は強いです。たくさんの人に好かれようとするとどっかムリがある。

2011-06-17 04:40:56
山田あかね @aka720

@agawataiju もちろん、たくさんの人に好かれて、なおかつ、自分らしくできればそれが一番いいのですが、どーも自分の場合、そうはいかないということがすでにわかっているので、もう、いいや…って感じがあります。なので、若者が最初から他人の目を拒絶するのは危険のような気もする。

2011-06-17 04:42:15
阿川大樹『終電の神様 殺し屋の夜』(実業之日本社文庫)発売中 @agawataiju

なるほど。たぶん、僕はそのムリの部分で自分を発見する喜びも感じているのかも。みんなが反応してくれないと寂しくて辛くて生きていきにくいと感じるの。RT @aka720: たくさんの人に好かれようとするとどっかムリがある。

2011-06-17 04:43:59
阿川大樹『終電の神様 殺し屋の夜』(実業之日本社文庫)発売中 @agawataiju

@aka720 ちゃんとした根拠はないのだけど、人に合わせて「まんまの自分」を変えてみないと、「まんまの自分」が顕在化しない。合わせる苦悩みたいので自分を知る感じがある。山田さんはテレビがあるからそっちでそれをやっているのかな。

2011-06-17 04:46:23
山田あかね @aka720

@agawataiju 自分も読んでもらえない、見てもらえないは淋しいです。死にたくなります。そして、プロデューサーとのやりとりなので発見することも多いし、それも喜びではあります。また、「当たる」ことを目指してなにかするのも、試みとは楽しいです。でも、それは別の部分のなにかがある

2011-06-17 04:47:26
山田あかね @aka720

@agawataiju 前のツイート、誤字ありすぎて、意味不明でした。すみません。自由にできる場所が確保されてうれしい…っていうのが本音かな。一方でいつまでも、誰にも支持されずお金ももらえなかったら、こんな悠長なこと言ってられなくなるのかもしれません。

2011-06-17 04:49:32