浮世絵関連のツイートまとめ。第15集(7000~7500件目まで)。

黒猫の究美。(@kurok_yuu)の7000~7500件目までのツイートから、浮世絵関連(※春画を含む)のつぶやきを集めました。
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

歌川国芳筆「山海め傅度図会 つゞきが見たい」嘉永5年8月 娘が面白そうに読んでいるのは、仙果作・国芳画の合巻『松浦船水棹婦言』二編下巻。実際にこの合巻が発売されたのは、翌嘉永6年の正月ですが、版元の蔦屋吉蔵は、製作途中にある合巻を錦絵に登場させて、新刊の前宣伝を行っていました。 pic.twitter.com/PyhM00Dyzo

2018-12-28 20:08:59
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

1.伊勢海老に橙子(だいだい) 2.エビ 3.鱓(ごまめ)に裏白 4.親芋、小芋 (『蕙斎麁画 けいさいそが』) #鍬形蕙斎 #梅亭華溪 #渓斎英泉 #正月料理 #正月飾り pic.twitter.com/1kHC568ews

2018-12-29 14:04:20
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 鱓(ごまめ)は摺物では割りとよくみる。写真は北斎の高弟子、魚屋北渓(ととやほっけい)が摺物に描いた、鱓と黒豆と花椒。上部に「注連縄も ゆたけきとしの 富草と かはらぬ春を 祝ふ田作」という梅屋(鶴寿?)の狂歌がある。富草はイネの古名。 #正月 #田作り pic.twitter.com/7Or5gsuNIi

2018-12-29 18:29:57
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

1.柚子 2.木の芽に蓮根 3.干し柿 4.独活(うど)と慈姑(くわい)に長老貴(ちょろぎ) (『蕙斎麁画 けいさいそが』) #鍬形蕙斎 #籟庵源輝 #正月料理 #正月飾り pic.twitter.com/6PuwNgFRrA

2018-12-30 13:54:06
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu チョロギは江戸時代にも赤く染めたのだろうか。 pic.twitter.com/zaZo9Ap4jP

2018-12-30 17:52:38
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

歌川国貞(三代豊国)筆「十二月之内 師走 餅つき」三枚続 正月を祝う餅の仕度に忙しい商家の様子を描いた作品ですが、国貞は本図を制作するにあたり、喜多川歌麿が寛政後期に制作した三枚続を参考にしました。元絵では、巨大な餅の塊を重そうに運ぶ子供の姿が笑いを誘っています。 #国貞 #歌麿 pic.twitter.com/fdWfc0soa9

2018-12-30 17:57:48
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

独活(うど)と生卵を描いた珍しい摺物。 玉河窓丸住 歌人(うたびと)の 肴は梅の 花かつを かき(掻き・書き)てたのしむ うとの短冊 雲鳥綾織 鶏に かへる玉子の 手料理に 刀用ひぬ うしのはつ春 #魚屋北渓 #摺物 #独活 #生卵 pic.twitter.com/ehQQixPWfu

2018-12-30 18:16:22
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

岳亭筆「一陽連 江戸名所見立十二支 亥 下谷」 柏手も ひいふうみつの 朝清め ひゝくや春の 摩利支天ミち 文挙舎鷹丸 アメ横にある徳大寺はイノシシに乗る三面六臂の女神「摩利支天」を祀る寺院として知られています。蛇の目傘を差した女性の姿は、忠臣蔵五段目からの連想でしょうか。 pic.twitter.com/T0YSMENLFK

2019-01-01 18:20:27
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

河鍋暁斎が金地の二枚屏風に描いた「七福神入浴図」。 弁天の隠し所が拝めるのではないかと凝視する恵比寿と毘沙門天。「俺も!」とばかり、石榴口から出てくる大黒天。枯れきった寿老人と福禄寿は髭と爪の手入れに余念がなく、布袋の体の垢を一生懸命に落とす唐子や、眠り込んだ白鹿の姿が愛らしい。 pic.twitter.com/vTfSYwlimn

2019-01-02 14:15:56
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

日用品のなかの羽子板型。 1.羽子板茶焙じ(春信筆「青楼美人合 せむ山」) 2.爪やすり(三代豊国筆「江戸名所百人美女 浅草すハ丁」) 3.おろし金(歌麿筆「刺身」) #羽子板 #鈴木春信 #歌川国貞 #喜多川歌麿 pic.twitter.com/C5MbUiai3n

2019-01-02 18:05:37
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

「やらないか」的な雰囲気に満ちた鈴木春信の「直実と敦盛」。 これと似たような趣向で北斎の弟子蹄斎北馬(ていさいほくば)が描いた肉筆画もあったように記憶している。 #江戸の男色 pic.twitter.com/xwCPwYsuk4

2019-01-03 12:27:12
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

国貞筆「春交加(はるのゆきかひ) をひはね」 正月の行事風物と当時の女性風俗を関連づけて描いたシリーズ。「をひはね(=追い羽根)」では、外からやってきた娘が被布を着たまま、炬燵へもあたらず、この家の飼い猫を懐に抱え込んで、相手と何やら話している。 #猫 #炬燵 #羽根つき pic.twitter.com/WA8ot8M3Se

2019-01-03 16:27:29
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

北尾重政による文化13年乙亥年の絵暦狂歌摺物。 亥肉の塊を包む油紙は、大丸の貸し傘から剥がした紙を再利用したもの。ここでは、大丸の商標が大の月(30日まである月)を意味しており、貸し傘の連番を思わせる「二、十、四、正、八、十二」という数字の羅列が、その年の該当月であることを示している。 pic.twitter.com/h5cHCNOERz

2019-01-05 12:27:28
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

明日は亀戸の初卯詣なので、それに関連した摺物をご紹介。 魚屋北渓筆「宝合 右一番 玉の枝」 一体喜万女 色々の 玉の枝なす まゆ玉は たからの山に 生し柳や 花源楼菊成 とりなり(※)は 花のちまたの をとめそと たれもミかへる まゆ玉柳 ※なりふりの意。 #初卯 #亀戸 pic.twitter.com/kXlaCSr5on

2019-01-05 17:34:45
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

初卯帰りの芸者が着ている着物の裾には、牧馬が描かれている。もしこれが摺物を制作した年の干支であるとすると、甲午の天保5年が適当である。小僧が背負う風呂敷の意匠は、「夜雨」「鬼も十八海老女郎」「しハらく」といった團十郎にちなむ文句の印文づくしで、文政末から天保前期を中心に流行した。 pic.twitter.com/OPiXCwnwOU

2019-01-06 20:05:10
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

ちなみに「夜雨」は「夜雨庵(やうあん)」で團十郎の俳名。角切方印の瓢箪に「夜雨」と入れたデザインのものをよく見る。 pic.twitter.com/fVagLVMV5F

2019-01-06 20:27:32
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

「鬼も十八海老女郎」という文句については謎。当時の芝居に精通している人ならわかるのかも。

2019-01-06 20:34:29
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

「どぶねずみのべんけい」が背中に背負う七つ道具のなかには、手鉤に杓子、貝杓子などの台所用品も混じっている。これは鼠が台所を司る大黒天の使いであるからか。彼らの舞台は逆さにした将棋盤の上で、盤を支える4つの脚を五条大橋の立派な擬宝珠に見立てている。 twitter.com/ukiyoeota/stat…

2019-01-06 18:43:37
太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art @ukiyoeota

五条大橋で対決する牛若丸と弁慶。よく見ると、牛若丸はコウモリ、弁慶はネズミです。日本では昔から動物の擬人化が好まれています。原宿の太田記念美術館で来年の1/5より開催の「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」で展示します。 pic.twitter.com/5BDQR8xEKF

2018-12-30 00:06:53
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

渓斎英泉の『画本錦之嚢』より「春之七草(25丁ウラ)」 せり なづな ごぎやう たびらこ すゞな すゝしろ ほとけの座 英泉が列記した春の七草には「はこべら」が含まれず、代わりに「ほとけの座」と同物異名の「たびらこ」が加えられている。直接の関係はないが、七福神の福禄寿と寿老人も実は同一神。 pic.twitter.com/A5aSw5Degn

2019-01-07 12:37:58
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

警察24時ならぬ辰巳十二時は、深川の遊所である辰巳の風俗を時間ごとに描いたシリーズ。 亥の刻はいまの午後10時ごろ。懐中物を手に立つ意気な辰巳芸者の衣裳は、衿首から褄にかけて二本の門松を描いた島原褄で、しめ縄を後掛りに引き回した洒落たデザインとなっている。門松も今日でおしまい。 pic.twitter.com/OoFl8KhTwy

2019-01-07 17:47:24
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 衣裳の上から膝辺りまでをぼかし下げにした青色の絵具は、所々黒っぽくムラになっている。これはベロ藍に白鉛を加えたものだとか。白鉛を加えた不透明な絵具は、春信時代に使われていたが、天保末ごろから再び用いられるようになる。いわゆる鉛焼けにより独特なムラを生じる。 pic.twitter.com/Ra1r7Gi17O

2019-01-07 18:07:58
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

9日から日本橋高島屋で開催される「#浮世絵最強列伝」から春信の「お百度参り」。神仏に祈願するため、銭ざしを手に石段を登る女性。お百度は人に見られずに行うとより効果があるとされており、ひと目を偲んで石段を踏む女性の姿がなんとも艶めかしい。左の絵暦を商品化した後版がシカゴ美術館にある。 pic.twitter.com/nqXCuAKWmC

2019-01-08 19:16:47
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

春信の「お百度参り」に描かれた女性の髪型を、一般の解説では「櫛巻き」として紹介しているが、実際には「五体付(ごたいづけ)」と見るのが正しい。「五体付」は「櫛巻き」と同じ仮髷の一種である。 #春信 #お百度 #櫛巻き #五体付 pic.twitter.com/Fvp8qMbk93

2019-01-09 20:24:39
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 一昨年から昨年にかけて開かれた『ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信』の図録解説にも「櫛巻き」として紹介されている。 #櫛巻き #五体付 #春信 #お百度 pic.twitter.com/Qgwo3XnLvs

2019-01-09 20:40:53
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

五体付(1枚目)と櫛巻き(2枚目)の標本。 五体付は兵庫髷のように結った髷を前に倒し、簪で横から留めたもの(留めない場合もある)。 櫛巻きは、櫛の歯に髪を巻き込んだもの。馬場文耕が宝暦6年(1756)に著した『武野俗談』によると、浅草観音の茶店で働く「港屋お六」という女性が考案したという。 pic.twitter.com/CogyCXYQYm

2019-01-09 20:54:39
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