オスプレイ配備でどうなる普天間問題
- toshihiro36
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虎谷:日本政府は日米安全保障協議委員会を控え、今週辺野古に建設予定の滑走路を2本のV字型とすることを沖縄県に伝えました。その陰でアジア周辺諸国に触手をのばす中国の不気味な存在とともに、迷走する日本の安全保障の今を考えます。
2011-06-18 16:04:26VTRになります
<ナレーション> 今週、北沢防衛大臣が沖縄県庁を訪問。普天間基地の移設問題について、沖縄県の仲井真知事に政府の方針を伝えた。
2011-06-18 16:07:54仲井真:両政府でお決めになっても、地域の県民・住民の納得がないと・・こういうものは事実上、進行させることはできないんじゃないかと・・・
2011-06-18 16:12:02<ナレーション> 普天間基地については去年5月移設先を名護市辺野古周辺とし、訓練の一部を圏外に移転。海兵隊8000人とその家族をグアムに移すことで日米間で合意している。なぜ今北沢大臣が沖縄を訪れたのか?今回の会談の背景には、来週21日にワシントンで開かれる、 (続く
2011-06-18 16:17:24<ナレーション> いわゆる2+2を前に滞っている普天間基地の移設問題に一定の前進を図ろうという思惑がある。会談で北沢大臣は滑走路の形を2本のⅤ字型とすること、2014年とされてきた移設期限の達成は困難として、できる限り早い時期での移設を目指すことを明らかにしたが・・・
2011-06-18 16:21:58<ナレーション> 仲井真知事が県外移設を求める従来の主張を覆すことはなかった。 またこれに加えて新たな火種になりそうなのが、普天間基地へのオスプレイ配備だ。オスプレイとは垂直離着陸・ホバリングといったヘリコプターの利点と、高速移動・長い航続距離という固定翼機の利点を (続く
2011-06-18 16:29:52<ナレーション> 併せ持った最新鋭の軍用機。第二次大戦直後からアメリカ軍で開発が進められてきた。しかし開発段階で墜落事故が相次ぎ、30人もの死者を出したオスプレイの安全性の対する沖縄の不信感は根強い。政府は今回初めてオスプレイの配備について沖縄に説明。理解を求めたが・・・
2011-06-18 16:33:36参考動画
仲井真:運用上のデータを出してもらわないと、ああいう場所(住宅地)にある普天間で大丈夫か?と。もう少し丹念かつ厳密に判断をし、きちんと説明すべきだと思いますよ。全然納得できない。
2011-06-18 16:36:34<ナレーション> 地元でもオスプレイの配備に対する反発が高まった。(住民の声)「オスプレイを配備することでこれ以上宜野湾市民・沖縄県民を危険にさらすことがあってはならない」「家が(基地の)近くなんで、早くどっかに引っ越して欲しいです」
2011-06-18 16:41:23村田晃嗣教授:沖縄に配慮すれば、答えは「NO」なんですよ。海兵隊も出て行った。オスプレイもやってこないということになれば、沖縄の米軍基地の抑止機能というのは相当低下してしまう。アメリカとすれば海兵隊を撤収させる分、オスプレイのような新型兵器を置きたい。
2011-06-18 16:45:45<ナレーション> アメリカが東アジア戦略の中で、沖縄を通して見据えているのが中国。その中国をめぐり南シナ海がいま緊張している。南シナ海は中国・ベトナム・マレーシア・フィリピンなどの国に囲まれた海域で、多くの資源が眠ると言われている。南シナ海のほぼ全域の領有を (続く
2011-06-18 16:50:07<ナレーション> 主張する中国と周辺諸国の間で緊張が続いているのだ。特に中国はベトナムとの間で1970年代以降、軍事衝突を繰り返している。先月中国はベトナムの資源探査船の活動を妨害。それに対し今週ベトナムは実弾を使った軍事演習を行い、中国の動きをけん制した。 (続く
2011-06-18 16:54:23石平氏:出来るだけ早く(南シナ海の資源を)採りたい。経済規模を維持するだけで、大変な資源不足が生じてきます。考えてみてください。13億の人々がクーラーを使ったり、車を走らせる。世界中の資源を集めてきても、足りないくらい。なりふり構わず、資源の確保に動いているのが今の中国です。
2011-06-18 17:00:00<ナレーション> 強硬な姿勢を見せる中国だが、ベトナムも負けていない。港の一つを再開発してアメリカやロシアの艦船が寄港できるようにし、中国をけん制する姿勢を見せている。
2011-06-18 17:06:59