- TuvianNavy
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なんで比例関係の表式に意味論的示唆を入れ込もうとするのかよくわからないけど、前提としてなにがintensiveで何がextensiveなのかがわかってないとあの教義は徹底できないから、そういう意味で遠山=銀林は哲学的な一貫性に固執しているとは思う
2020-05-19 08:26:51∫f(x)dx、って書いたらたぶん遠山=銀林的にはばってんをつけないとダメなんじゃないかな。。等質性のある方を前に書くんだと思うので
2020-05-19 08:43:52じゃあ可変サイズのメッシュを集めて、とかってなるともう遠山=銀林ドクトリンではどうにもならないよね(まあこの場合積分記号の中身は掛け算じゃないからいいのか)
2020-05-19 08:46:19しかしまああれだ、銀林浩先生がなぜTGEBを訳したかって、遠山=銀林学派のオブセッションとして、第二版付録のあれに用があったとしか思えない。。
2020-05-19 08:23:14TGEBの期待効用理論を研究することで、たとえば「ケーキn個分の嬉しさ」のような効用計算を東京書籍のさんすうの教科書から排除する根拠ができれば銀林先生としてはありがたかったはずである
2020-05-19 08:49:56ちょっと言葉が足りなかったのですが、要は人間の効用は普通は逓減するので、「ケーキn個分の嬉しさ」を計算しなさい、という問題はナンセンスになるけど、そもそも遠山=銀林的には「ケーキの個数」はintensiveなので「嬉しさ」がextensiveでないなら掛け算の表式が型エラーになる twitter.com/TuvianNavy/sta…
2020-05-19 10:40:13まあ遠山「量の理論」形成史、みたいな研究をしないとここらへんは断言できないけど。。 twitter.com/TuvianNavy/sta…
2020-05-19 09:34:09熱力学の数式自体は「中に気体の入った仕切りのある透明な閉じた箱」を表現していなくて、あくまでそれぞれのコンパートメントの容積があるだけなので、示量変数の示量性、というのは正しくなくて、本当は示量変数が結び付けられている空間の等質性が問題 twitter.com/TuvianNavy/sta…
2020-05-19 10:52:38示量変数の示量性(外延性)を公理として受け入れるにせよ、示強変数を固定して1つだけ動かした場合の__比例関係__から導くにせよ、示量性自体は何か根本的な事実としてそれ以上正当化できないが、何等かの具体的なモデルに基づいて正当化したい、とどうしてもそういう考えになる
2020-05-19 08:06:27かけ算(積分)の結果が等質性を持つ何かであるかどうかを常に意識しないといけない、というのは哲学的に無理な注文。それは現実の世界に降りていってチェックするしかない
2020-05-19 10:59:08日本における new math の元凶を遠山啓は当時の文部事務官、和田義信とする。和田理論では整数に対して加減は定義できても乗除は定義されず、分数は整数の2-タプルであって実数の近似ではない。たしかに new math だ。
2010-11-08 21:13:25念の為言っておくと遠山啓の着眼点自体は同時代的に意味があり哲学的に無内容でない、自分の設定した「外延と範疇の思想史」というテーマにおいて先達として一定の敬意を払うべきと考える(ヘーゲルについても同様)
2019-04-13 20:39:32遠山の本業については、戦時中の帝国学士院紀要で群論ぽいのをやってたこと、ワイルの『シンメトリー』を訳してたこと、くらいしか把握してなくて、たぶん戦後のどこかで群論の研究のcatch upを諦めたんだと思ってますが、いったい彼はいつヘーゲル形而上学を学んだのかとゆー
2013-11-04 23:10:39遠山のヘーゲル理解の水準は正直高かったと思うんですが、ただそれが「かけ算の順序」とかそういう話になるあたりで何が起きていたのか、彼らは沢山本を書いているし、そこから学ばないといけないのですが
2013-11-04 23:13:27そこらへんの事情がわかったうえでヘーゲル大論理学から遠山啓が何を読み取り何を考えてああいうことを言ったのか、というのは人文屋的には興味がある、けど、しかし今は計算機の時代だしもう少し適切な語彙があると思う
2017-01-09 09:24:35非可換性を前面に打ち出した遠山-銀林流の算術のどこがnew mathでstructurismなのかが自分にはわからなかったのだが、彼らの専門性や訳業からすると可換代数のさらに先を教育の現場に見ていた、という過度の理想主義がありうると思う
2013-11-10 06:29:15