編集可能
2010年4月19日

アイスランドの火山噴火の経過観察とその影響

2010年4月14日、アイスランド南部の大規模な噴火は、未だにヨーロッパの航空網に影響を与えている。火山噴火の経過観察とその影響についてつぶやかれたHayakawaYukioさんのポストをログ。 参考:http://togetter.com/li/14833
4
早川由紀夫 @HayakawaYukio

アイスランドの火山の4月14日の噴火映像 http://ow.ly/1z1Qn これまでの穏やかなストロンボリ式とは明らかに違った激しい爆発的噴火です。噴煙が空高くまで上昇しています。ヨーロッパ各地で空港が閉鎖されているようですが、2-3日以内に平常化するのではないか。

2010-04-16 05:55:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山灰は燃えカスではなく細かな石の粉ですから、飛行機のジェットエンジンに吸い込まれると、溶けてエンジンにこびりついて機能不全にします。過去に、エンジン4基すべてが停止して墜落寸前に陥ったジャンボジェットがありました。幸い1基回復してかろうじて着陸した。

2010-04-16 05:58:57
早川由紀夫 @HayakawaYukio

報道によると、噴煙の高さは16キロだという。ヘクラ火山のH3やH4などと似た噴火が起こったとみられる。アイスランドでは、割れ目から玄武岩溶岩がジャージャー流れる噴火が基本だが、高い噴煙柱から軽石を降らせる爆発的噴火もときどき起きる。14日の噴出物が玄武岩か流紋岩かに興味がある。

2010-04-16 06:11:58
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ヘクラ火山のH3は2800年前、H4は4000年前。 http://ow.ly/1z2px

2010-04-16 06:14:41
早川由紀夫 @HayakawaYukio

成層圏への火山灰の注入は数日以内に収まるだろうが、火山ガスの放出は数ヶ月続く。1783年6月のラカギガル火山の噴火は、ヨーロッパに悪天候をもたらし、最終的にはフランス革命でマリー・アントワネットの首をはねるまでに至った。誇張ではあるが、火山の力の強さをを伝える逸話だ。

2010-04-16 06:31:57
早川由紀夫 @HayakawaYukio

アイスランドのこの程度の噴火でヨーロッパの航空網が機能マヒしている状況を是認するなら、振り返って1986年11月の伊豆大島や2000年8月の三宅島の噴火のときの対応はきわめてずさんだったということになる。

2010-04-16 19:47:52
早川由紀夫 @HayakawaYukio

じっさい、2000年8月の三宅島噴火のときに外国航空機のエンジンにトラブルがあったことが、何年もあとに外国から情報として入った。日本ジャーナリズムの力量に疑いをもった瞬間だった。

2010-04-16 19:49:48
早川由紀夫 @HayakawaYukio

アイスランドの噴火は、数ヶ月から数年続くかもしれないが、14日から始まった激しい爆発的噴火はもう終わりそうだ。ニュース映像を見ると、ずいぶん穏やかになっている。火山灰はもう成層圏に達してないようだ。

2010-04-17 06:59:10
早川由紀夫 @HayakawaYukio

14日から始まった噴火状態がこれから何週間もそのまま続くことは考えられない。開始時の激しい噴火はせいぜい数十時間で終わる。

2010-04-17 07:02:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

中緯度の日本だと上空の風向きは西から東がふつうだが、アイスランドは高緯度にあるから北や南からのことが多い。しかし今回は不幸にもたまたま西風が吹いていたため、火山灰雲が北欧を直撃してしまった。

2010-04-17 07:36:21
早川由紀夫 @HayakawaYukio

アイスランドの火山噴火の影響を整理します。(1)火山灰。航空機エンジンに吸い込まれると機能不全を起こす。ヨーロッパ全土まで影響が及ぶが、注意すべき火山灰の滞空時間は24時間以内。したがって、激しい噴火が収まれば1日で回復する。

2010-04-17 07:41:47
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(2)二酸化硫黄。日射をさえぎって気温を下げる。激しい噴火が収まったあとも数ヶ月から数年放出が続く。ヨーロッパはもちろん、北半球全体に影響が及ぶ可能性がある。もちろんアイスランドでもっとも深刻。

2010-04-17 07:43:34
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山灰や(二酸化硫黄などの)火山ガスによる人の健康への影響は、アイスランドではもちろん心配だが、ヨーロッパでは心配ない。

2010-04-17 07:45:12
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(3)泥流。氷河の下からの噴火だから、マグマの熱が氷河をとかして泥流が発生する。アイスランドでは、これをヨークルフロイプといって恐れられている。

2010-04-17 07:46:39
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(4)溶岩。噴火口から大量の溶岩が流れ出すかもしれない。溶岩の前進する速さは人の歩みより遅いから人的被害が起こることは考えられない。土地が広がって利得があるかもしれない。

2010-04-17 07:48:33
早川由紀夫 @HayakawaYukio

1783年の夏,アメリカの駐仏大使としてヨーロッパに滞在していたフランクリン(B. Franklin)は太陽の光がとても弱いのを体験して,これを乾いた霧(dry fog)と呼んだ.

2010-04-17 07:55:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

この大気異常は,一般には,ブルーヘイズ(blue haze)という言葉でよく知られていて,その年の6月から7月,ヨーロッパに集中的に発生した.アイスランドのラカギガルで6月8日から始まった噴火(M6.4)がこの異常気象の原因だと,フランクリンは考えた.

2010-04-17 07:55:44
早川由紀夫 @HayakawaYukio

このブルーヘイズためにヨーロッパでは極端な冷夏となり,深刻な飢饉となった.この年,アイスランドでは全人口の24%が餓死し,家畜の75%が死んだという. http://ow.ly/1zxhj

2010-04-17 07:56:15
早川由紀夫 @HayakawaYukio

4月14日から山頂で始まった激しい爆発を起こしたマグマはシリカ(SiO2)58%の安山岩。一方、山腹から3月に流れ出した溶岩はシリカ47%の玄武岩。 http://ow.ly/1zz3l

2010-04-17 10:21:57
早川由紀夫 @HayakawaYukio

アイスランドで14日から始まった噴火が、1783年ラカギガルの噴火と同規模に発展すると予想される観察事実はありません。ラカギガルが日本の東北地方の飢饉を招いたとする説には科学的根拠がありません。小説の世界でのことです。浅間山の噴火ですら、飢饉との因果関係は薄弱です。

2010-04-17 12:33:44
早川由紀夫 @HayakawaYukio

アイスランドの噴火は弱まっている。http://ow.ly/1zB2E 白い噴煙だ。火山灰の放出は止まった。14日の噴煙は真っ黒だった。そして高かった。

2010-04-17 14:09:43
早川由紀夫 @HayakawaYukio

70キロ南のスルツェイ島に置かれたウェブカメラ。1時間ごとのアーカイブ8枚あり。 http://ow.ly/1zC6i

2010-04-17 16:21:14
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ウェブカメラから保存した6枚の写真をブログに貼りました。噴煙が白くて低くなったことがわかります。 http://ow.ly/1zCxW

2010-04-17 17:24:49
早川由紀夫 @HayakawaYukio

この噴火によるアイスランドでの犠牲者はいないそうです。ただし氷河がとけて発生した洪水が農地や施設を破壊したそうです。

2010-04-18 05:59:08
残りを読む(18)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?