被災した農家は、塩害や、地盤沈下、ヘドロ、がれきなどと闘いながら、生活と農業の再建に向けて、がんばっています。というつぶやきのまとめです。

@straycat1378

被災農家の思い　東日本大震災で、津波による水田の被害は、６県、２万ヘクタールと言われています。農業の基盤は大変大きく深刻な打撃を受けました。復旧・復興・再建に向けての思いは、日本の食料を守っていく上で、大変強いものです。排水、塩害の除去、がれき撤去、移転などの問題もあります。

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被災農家の思い　仙台平野は、いつもなら苗が並んでいるのですが、今年は違います。黒く濁った水や、白い塩、がれきもあります。ある土地改良区では、３７００ヘクタールの水田の６割が津波にあいました。仙台東部道路から、海側は、海抜０メートル地帯も多く、もともと水はけはよくありませんでした。

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被災農家の思い　水田再建で急務は排水です。排水機能が回復しないとがれきの撤去もできません。塩害を除くために大量の水を流す必要もあります。排水機場が壊れ少しの雨でも多くの水田が水につかります。排水機の補修は全額国負担。８月下旬には復旧予定です。早くしないと来年の作付けがてきません。

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被災農家の思い　ある農家は、津波に田んぼが襲われ、収穫前のムギが全滅しました。収入はゼロです。地震で５０センチの地盤沈下もあり、排水機が修復しても、水が抜けるようになるかという不安です。コメ１０ヘクタール、ムギ７ヘクタールを作っていましたが、塩分を除かないと作付けはできません。

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被災農家の思い　ある農家は、やはり、地盤沈下で、排水に心配があります。台風シーズンも近付き、排水が追いつくかという心配をしています。排水は、津波被害のなかった上流地域でも深刻です。下流の排水ができないので、作付け自粛を余儀なくされました。転作をしましたが、収入も大きく下がります。

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被災農家の思い　ある市では、津波で田んぼが浸かっただけでなく、ビニールハウスが流されました。農家が中心となり、集団移転で新たな地での復興も目指されています。生まれ育った土地ですが、孫に津波の恐怖を味あわせたくないという思いです。１２００坪のハウスが流された農家は５千万の被害です。

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被災農家の思い　ある農家は、コメとキュウリを作っていましたが、全滅。１千万の収入を見込んでいましたが、ゼロになりました。地下水が塩水になり、ここでの再建は困難と言います。農家が集まって、代替地の確保を市とも話しながら、待つより、行動しようと、集団移転推進委員会を立ち上げました。

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被災農家の思い　移転にあたっての最大の課題は費用です。防災集団移転促進事業があります。それでは、国負担４分の１、市負担４分の１ですが、移転費用は市全体で、３００億円ともいわれています。とても市は負担しきれないということです。法改正で、全額国負担にしてほしいとの声が上がっています。

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被災農家の思い　ある農家は、専業農家で、コメ１２ヘクタールや野菜を作っていました。しかし、津波でほぼすべての田畑が作付け不能になりました。親戚の畑を借りて５月から野菜の栽培を始めました。後継者の子どもの存在が励みです。今は生活再建のために働きに出ていますが、農業再建もしています。

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被災農家の思い　ある農家では、「津波に負けなかった花」を少しずつですが、出荷しています。出荷シーズン直前の津波で、ヘドロと塩水です。温室のボイラーや電気系統も被害を受けました。温室の再建には、約１億円。国は低利子か無利子の融資制度にしてもらえないだろうかとの声が出ています。

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被災農家の思い　どこの農家も、水田や畑だけではなく、自宅も津波の被害を受けました。農機具の２重ローンも、重たくのしかかっています。復興基本法は成立しました。しかし、農業だけに限りませんが、再建に向けて、国は、大きな支援策がほしいとの声に、どう応えていくかが課題ではないでしょうか。