ホリエモンとN国立花氏の奇妙な関係について ――都知事選と日本政治の権力構造を考察
なんとも血なまぐさい話だが、この「引っ張り出し」と「引きずり下ろし」が対の構造になっている、という所に、リアルな権力構造が現れている。
2020-05-27 00:03:56「お陰様」で「かつぎ上げられた」権力者が、勝手に振る舞うと、今度は「恩知らず」といって「引きずり下ろされる」。これは日本でよくあるパターンだ。
2020-05-27 00:05:33日本史に飽きてきただろうから、現代に戻ろう。最初で言った空間と時間の二軸のうち、時間の軸を置いてきた。こちらは、紙幅の関係で思いきり簡潔に説明しよう。
2020-05-27 00:09:55現代において、ネットの影響力が大きいのは言うまでもない。そしてまた、多国籍企業は「タックスヘイブン」を利用して税金逃れをしている。ネットワークとグローバリズムの時代だ。
2020-05-27 00:16:15で、ホリエモンが開いているオンラインサロンも、情報媒体かつネットワークだろう。つまり、政治より情報が強いから、別に当選しなくてもいいという訳。
2020-05-27 00:17:32まあ、卑弥呼の話は資料が乏しいので、どうしても架空戦記的な可能性の話になってしまう。文献的、または考古的な裏付けがないと、学問では通用しないが、ツイッターでは話が面白ければ、架空戦記でも十分だろう。
2020-05-27 00:23:42ホリエモンが経済的に成功しているがゆえに、別に選挙に落ちたからといって痛くもなく、彼の媒体の宣伝ができればそれでよい、という意図は容易に想像できる。
2020-05-27 00:28:06そして、別に選挙に落ちてもいい、となると日本人が大好きな「お陰様」の構造がなく、よってファン以外の一般人が票を入れない、ということが考えられる。
2020-05-27 00:30:27選挙民にとって、「お陰様」がないと嫌なのは、引きずり下ろせないし、むしろ自分が切り捨てられる可能性もあるから。具体的には「弱者切り捨て」を恐れる。
2020-05-27 00:31:40それでもどうしても、「ホリエモン新党」を立ち上げた立花氏と、ホリエモンの「合意も何も」に、「ここのお代は私が」「いやいや私が」のリーマンの譲り合いを見てしまう。
2020-05-27 00:36:47まとめると、日本の伝統的な「お陰様」の精神と、現代のインターネットなどの情報技術やメディアの優勢が組み合わさって、今回の「ホリエモン新党」のような奇妙な事態が出現する。
2020-05-27 00:38:09個人的には、人口減少中の今の日本の状況を見れば、そういう昭和的な譲り合いをしている場合ではなく、本格的な政策論争をしなければ、未来がないと思うけれど。
2020-05-27 00:40:18もっと言えば、AIに任せられる部分はAIに任せればいい、位に思うので、そういう日本の伝統的な儀式的なコミュニケーションはまだるっこしいと思う。
2020-05-27 00:41:39でも、現にホリエモンは過去に足下をすくわれたし、日本史で言えば織田信長は明智光秀に裏切られたし、「お陰様」を軽視すると、酷い目に合いかねない。
2020-05-27 00:43:09