『祭物語（マツリモノガタリ）』

技研のやくもさんと蛙城さん@舞鶴地本（グンマー配下の姿） @FairyWarsBell

仕方ないから、祭物語を書くよ。

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『祭物語（マツリモノガタリ）』 気がついて後腐れるから人間だ。 阿良々木火燐（りっしんべんじゃない、ひへんだ）は頑張って頑張って勉強した。頑張って頑張って勉強して、大好きな暦お兄ちゃんと同じ、直江津高校へ進学した。 そこまではよかった。 そこまでは、よかったんだ。 （沢城みゆき）

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彼は…阿良々木暦という主人公気取りのお兄ちゃんは、傍から見れば、数学が少しできるだけのアホでノロマなチビな腫れ物で、同じくらいに腫れ物な窓際の不幸少女、戦場ヶ原ひたぎと付き合い始めたのも、阿良々木暦に弱味を握られて仕方なく、という説が圧倒的多数であった教室で阿良々木暦には妹がいる

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、という話は噂の種にならない訳もなく、警察官の長男、という肩書きを悪用しているだけのイヤな男、というのが、羽川翼の頭痛のタネになっている女子の手紙回し的な一般論な訳だが、この阿良々木暦、という男、その男自体は低空飛行ながらも卒業した。 否、強制的にさせられた。 親の力かも知れないし

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、社会通念上、教育現場に必要な『配慮』だったのかもしれない。 阿良々木火燐14歳、高校生活は針のむしろになるのは間違いなかった。 それでも彼女は…いや、彼女達は、想定される地獄の所業を甘んじて受けた。 二人でまた双子に生まれ変わろうね…と、その約束だけを果たすために。

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遡る事、16年。 臨月の母親にとんでもない暴挙を振るうことになるこの少年。 阿良々木暦3歳である。 彼は弟が欲しかった。 それだけの理由で、あろう事か膨らんだ母親のお腹をバットで殴った。 こりゃぁ…お兄さんも弁護できないわ… 今日の閻魔大王担当の忍野メメは笑顔で無間行きを申告した。

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という後味悪いお話がまだまだ続くよー！ とりあえず今日はここまでにしておいてあげよう。 アンリミテッド・ルールブック。 例外の方が多い規則、僕はキメ顔でそう言った。 阿良々木暦の裁判記録が保存されました。 いつでも再開可能です。 #神谷浩史 #化物語 #祭物語 @VOFAN_TW