#漫画感想 『ウイルスの牙』（関よしみ 先生）

日之本祭（ひのもとまつり） @H7ma3

少し、相互フォローの方と話していてツイートしたくなったので、ツイートします。 先月、関よしみさんというホラー漫画家の描いた 『ウイルスの牙』という漫画を偶々読みました。

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2009年に描かれた漫画で、2009年に新型インフルエンザウイルスが話題になった時に「みんな、感染しない様に気を付けよう。感染するとこうなっちゃうよ。」と伝えたくて描かれた漫画だそうです。 ですが、描いているのがホラー漫画家。

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最終的に、ウイルスに対する恐怖から人々がパニックになり殺し合いに発展し、街一つ壊滅すると言う話です。 何が言いたいかと言うと、今の、新型コロナウイルスに対して日本人が起こしている反応がほぼ全部『ウイルスの牙』の中で描かれている。 読んで「予言の書か？」と思いました。

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主人公は高校受験を控えた女子中学生。 高校受験が近いため、同じクラスの人は風邪を伝染される事に神経質になったりしています。 pic.twitter.com/SmTT6JPQ61

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そんな中、ある国で新型インフルエンザウイルスが発見されWHOがその国に対する警戒レベルを引き上げ出入国制限を行います。 pic.twitter.com/i6n3SBah9f

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ところが、時既に遅し、日本でも既に新型インフルエンザウイルスに罹患した人が現れ始めていて、 本当に効果があるかどうか解らないマスクを高価に売りつける人等が現れ始めます。 pic.twitter.com/RyH6FqiZky

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主人公の父親（薬屋経営）は、主人公にこう言って諭します。 pic.twitter.com/nYFceWr608

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しかし、主人公と同じクラスの生徒の中にも感染者が現れ、それまでは「しっかりと予防していれば大丈夫さ」と言っていた主人公のクラスの担任が態度を豹変させてしまったり。 pic.twitter.com/WiwX9uTiUV

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人々はウイルスに感染したくないから外出しなくなり、感染した自覚症状のある方は市内を巡回しているパトカーや救急車に申し出て下さいという状態になります。 pic.twitter.com/zpPSBGcViU

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しかし、パトカーや救急車は感染者を火葬場に直行させているという噂が流れ（ここで、2ツイート程前に遡ってみましょう）。 pic.twitter.com/1DcoqVdoTY

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最終的には、そういう噂等が元で暴動が起き、自衛隊が出動する事になるも、下記の様に、自衛隊の装備が対ウイルス装備であった事から民衆がそれを奪い取ろうとして暴動が激しくなり。 pic.twitter.com/WGNav8xtIn

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最終的には街一つが壊滅する、と言う話です。 他にも 街が一つ壊滅するまでの間に ・ウイルスに感染した事で自殺する人 ・どうせ死ぬなら他の人にも感染させてやろうとする人 等が出てきます。 偶々先月読んだのですが、予言かよと思わずにいられませんでした。

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作者は、この作品を2009年に新型インフルエンザが流行した時に「みんな、他の人に感染させない様に気を付けないとこうなるよ」というメッセージを込めて描いたそうですが。 見事に新型コロナウイルスで、そうなってますね。 「予言かよ？」となりますよね。

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その中で「ウイルスよりも無責任なデマやウワサの方が怖いものかも知れない」と言わせてる辺り、デマやウワサもウイルスの一種という解釈もあるのかなと思いました。

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COVID-19問題が色々と取り沙汰されている今だからこそ、是非読んでみて欲しい一作です。