2020-07-23のまとめ

[PDF] みずほインサイト 日本経済 コロナ禍で誰の所得が減少するか~約3割の家計は給付金受給後も所得が減少 小寺 信也(みずほ総合研究所) / https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp200721.pdf [PDF] 財務総研リサーチ・ペーパー 開示と報酬~相対的立場の復権 石田 良(財務総合政策研究所) / https://www.mof.go.jp/pri/publication/research_paper_staff_report/research05.pdf [PDF] 財務総研スタッフ・レポート コロナショックと教育・経済格差についての考察 髙橋 済 高橋 尚吾(財務総合政策研究所) / https://www.mof.go.jp/pri/publication/research_paper_staff_report/staff10.pdf 続きを読む
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

[PDF] みずほインサイト 日本経済 コロナ禍で誰の所得が減少するか~約3割の家計は給付金受給後も所得が減少 小寺 信也(みずほ総合研究所) / mizuho-ri.co.jp/publication/re…

2020-07-23 00:37:51
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所得が減少する確率は、相対的に所得水準が低い家計で高く、格差拡大が懸念される。また、自営業やパートタイム労働者、失業者、飲食・宿泊・娯楽業の就業者なども確率が高い

2020-07-23 00:37:52
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特に宿泊・飲食サービス業、生活関連サービス・娯楽業の減少率が際立っていることや、合計との比較では製造業や卸売・小売業で減少率がやや大きくなっている

2020-07-23 00:37:54
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所得増減額の確率密度関数 所得増減額の累積密度関数 pic.twitter.com/ycbY97nOem

2020-07-23 00:37:54
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特に、実績・予想値における中央値と平均値の乖離が大きいことから分かる通り、家計間による差異は大きく、非常に大きい減少予想額を回答した者もいることが確認できる。

2020-07-23 00:37:55
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中央値ベースでは実績値、実績・予想値の双方でプラスとなっており、分布の形状も踏まえると、半数以上の家計は給付金効果により可処分所得がむしろ増加すると予想している。

2020-07-23 00:37:56
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属性別にみた家計所得が減少する確率(実績値ベース) 属性別にみた家計所得が減少する確率(実績・予想値ベース) pic.twitter.com/PoPg7XMCnM

2020-07-23 00:39:18
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今回の危機により所得減少確率が高い家計の属性は、自営業やパートタイム労働者、今回の危機により失業した者、所得水準が相対的に低い者(第I・第II所得階級)、飲食・宿泊・娯楽業などの就業者であることが確認された。

2020-07-23 00:39:19
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頑健性を確認するため実績値と実績・予想値の両方で推計を行ったが、統計的な有意性や属性別の傾向については同様の結論が得られた。

2020-07-23 00:39:19
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(ヽ´ω`) 所得減少を見込む家計では、貯蓄を取り崩すと同時に消費を切り詰めるという非常に苦しい経済状況に陥っている一方、所得減少を見込まない家計では消費・貯蓄ともにほとんど変化がないことが確認できる。

2020-07-23 00:39:21
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(´ω`;) Baker et al.(2020)では、米国における現金給付が消費に与える影響を取引データを利用して分析している。彼らの分析結果では、流動性の低い者の消費は大きく反応したのに対し、流動性が高い者の消費は反応しなかったことが報告されている。日本においても、

2020-07-23 00:39:22
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感染拡大防止のためサービス消費が一定程度下押しされているなか、安定家計の限界消費性向は低く、給付金受給後も消費はほとんど変化しない可能性が高い。一方、貯蓄を取り崩すなど流動性が低下している減少家計では、給付金受給後の消費支出は高まる(限界消費性向が高い)ことが予想される。

2020-07-23 00:39:22
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(。 ・ω・)フム 低所得世帯の所得減少確率が高いことは、今回の危機が格差拡大に繋がる可能性が高いことを示しており、政府には迅速かつ適切な政策対応が求められる。

2020-07-23 00:39:42
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

[PDF] 財務総研リサーチ・ペーパー 開示と報酬~相対的立場の復権 石田 良(財務総合政策研究所) / mof.go.jp/pri/publicatio…

2020-07-23 00:40:26
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

開示制度が与える影響は多種多様であり、報酬等の上昇圧力になることもあれば下落圧力となることもあるが、背景のロジックは概ね不平等への忌避感(inequality aversion)、

2020-07-23 00:40:26
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説明責任(accountability)、高止まり効果(ratcheting)に大別できることが分かった。

2020-07-23 00:40:27
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米国の経済学者であるイースタリンはEasterlin (1974)やEasterlin (1995)において、(1)国内の一時点でみると所得が高い人ほど幸福度が高いという綺麗な関係性が見られるものの、

2020-07-23 00:40:29
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(2)所得水準が高い国と低い国との間で幸福度を比較した場合には必ずしもそのような関係性は見られず、(3)また国が経済成長して所得水準が高くなっても個々人の幸福度は殆ど変わらないことを指摘した(イースタリン・パラドックス、図1参照)。

2020-07-23 00:40:29
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(・д・)ホォー イースタリンによると、人間は他人と比較した相対的な消費水準を踏まえて幸福度を感じると説明されたところである。これは図らずも2000年以上も前に生きたキケロの考え方に沿った説明となっている。

2020-07-23 00:41:11
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Fehr and Schmidt (1999)やMas (2017)も指摘しているが、人間は格差に対して忌避感を覚えることが実証的に知られている。即ち、人は自分の消費水準から効用を得るだけでなく、他者と自分の消費水準の差から不効用も得るわけである。

2020-07-23 00:41:13
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

この効果が大きければ、報酬等の開示に伴って、例えば高額報酬を得ている開示対象者に対するステークホルダー等の忌避感、ひいてはレピュテーション等への悪影響に係る懸念から報酬が引き下げられることを通じて

2020-07-23 00:41:13