既に過去の遺物?致命的な間違い?仏教思想的に『業病』はどう位置付けられているのか。
@chalan_poran 日本の仏教の思想は「業病」を「因果応報にしたがって,前世の悪業のゆえに現世でわずらうことになる病」と規定します.仏教のせいで,日本人たちは,いまだに「業病」にも「因果応報,自業自得,自己責任」にも「先祖代々の墓 すなわち 家父長主義」にも 捕われたままです.
2020-07-28 09:15:32仏教は仏教で輪廻の概念があるから個人の先天的な病を前世の報いの業病などと「理由付け」してしまう。 仏陀の悟りは「輪廻などというものは無い」というものだったらしいが、それだと信者が集まらんのだろうな。
2020-07-28 09:25:50現世のカルマが来世の遺伝子配列などに影響を与えるのか、興味深い問題である。「その家に自ら望んで生まれてきたのだ」という宗教っぽい教えみたいのもあるが、これも遺伝子配列をなんらかの意味で選択したことを意味する。一方、レッテルを排除したことで本人の病気が治るわけでもない。 twitter.com/goshuinchou/st…
2020-07-28 10:07:04「業病」とは仏教的な世界観、輪廻する生の中で前の世に於いて悪い事をしたから今の世に於いてその報い「業報」を受けているとする病気で、中世よりハンセン病や身体障害を持つ人等は業病であると言われたりした。それらの病気や障害は当人にはどうしようもないことなので、最悪のレッテルである。
2020-07-27 23:52:21業病の認定は釈迦くらいの神通力をもった人でないとできないだろうが、もしこれを頭から否定すると業の力を否定することになり、断滅論(死んだら全てが終わり論)として仏教から逸脱するのではなかろうか。現世しかないという基本前提から出発して仏教への“差別反対”運動が展開しているように思う。
2020-07-28 10:07:04「業病」とは世間では「過去の因果の祟り」位の感覚だろうが、それが前近代的な人権軽視の考え方なだけでなく、仏教に於いても「宿業だからこそ今世の善行で取り返せる」との考え方であり、決して「死より他に無い」物では無い。
2020-07-28 10:59:38日蓮仏教と「業病」というテーマについては、山中講一郎氏の論考(hokkebukkyoukennkyuu.theblog.me/posts/5953412?…)が一つの手がかりになると思います。
2020-07-28 11:13:05山中氏は、法華経普賢品中にある「白癩の病」を業と見なす文が、日蓮遺文に7箇所にわたって引用され、更にこの病への言及が13箇所あるという事実から説き起こし、ハンセン病患者の施設を建てた日蓮宗僧侶・綱脇龍妙に着目しています。
2020-07-28 11:14:11「業病」について 私は法華経を知らないのでアレですが、教義の上でどんな文脈だったかは重要。 私の理解では仏教というものは「逃れられず、受け入れるしかない苦しみへの向き合い方の教義」で、それって物事を”何とかする”ことを志向することとは逆なのね。
2020-07-28 12:15:39何ともならない人向けの救いは、何とかなりうる人には不向き。前向きになりうる皆さんにはあれもこれも話にならないことが多い。 そういうものの理解には「発心」が要るのだけど、分からない人には永遠に分からない。 宗教学の先生がそれは恋と似ていると言っていた。
2020-07-28 12:19:35恋してない人には恋心なんて分からない。同じく発心ない人に仏教概念は分からない。 これを踏まえると「業病」に対して少し距離感を持った方が良いことが分かると思うんだ。
2020-07-28 12:28:10大学の頃に潜入した仏教サークルに招かれた説法者は、「現世で障害を持つのは前世での悪行のせいだ」と恥も外聞もなく断言していた。僕は以来、俗に言う因果応報などという発想は、世の不条理に耐えられない脆弱な人間による合理化に過ぎないと考えている。無論、「業病」などという妄想はその典型だ。
2020-07-28 13:35:19みんな言ってるけど「業病」って絶対だめだよ この人が政治家だった頃から現在まで、ハンセン病患者をはじめとして色んな病気で苦労してきた人たちが、基本的人権の中でも認められて当然の本当に核の部分を守り抜くために戦ってきたのに、この人は何も見てなかったの? twitter.com/i_shintaro/sta…
2020-07-28 18:15:59業病のALSに侵され自殺のための身動きも出来ぬ女性が尊厳死を願って相談した二人の医師が薬を与え手助けした事で「殺害」容疑で起訴された。武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳も知らぬ検察の愚かしさに腹が立つ。裁判の折り私は是非とも医師たちの弁護人として法廷に立ちたい。
2020-07-27 13:14:55私は昔、持病の喘息を「業病」と言われたことがある。 意味を知ってれば、これは看過出来ないくらいに重い言葉。 仏教言葉など、良くも知らずに使うべきではない。
2020-07-28 18:18:47因果応報論と病気を結びつけることで病気以上に差別で当事者を傷付けてることをわかってるのかな? 業病ってハンセン病にみられるように仏教がもとだと思うけど、仏教自身が現在は否定して、反省してるだろうにここで持ち出すことに悪意しか感じない
2020-07-28 18:25:36@SaikiMako 確かに業病というのは、現代では選択できない表現ですね。業という概念自体仏教説話でも知らないと、わからないでしょうから。ALS患者の人が悪い事を過去世にしたのがわかるの?あなたはなぜALSじゃないの?って事にもなりますので。
2020-07-28 20:56:24