書籍感想つぶやき集

つぶやいた本(経済書メイン)を纏めたものです。新刊本が中心ですが、読みながら思った事などをつぶやいています。
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片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

平山亜佐子さんの『明治大正昭和不良少女伝』を買おうと近所の本屋に向かったのだが、案の上発売されているにも関わらず無く、代わりに(というわけではないが)西部邁『焚書坑儒のすすめ-エコノミストの恣意を思惟して』を買うことに。のっけから次のような感じ(汗。

2009-12-02 20:11:35
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

『エコノミストの精神領土が極度に狭いのは、それの想定するエコノミーつまりオイコス(家)のノモス(法)が小さく浅いからだ。・・・経済とは「経世済民」という広い視界と長い視線を必要とする作業のことであるのに、彼らは、井の中の蛙よろしく、市場という閉領域で鳴き続けている。』

2009-12-02 20:14:11
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

『経済論は、自分の人生観や歴史観を、また国家論や文明論を、披瀝するのに適した分野ではないので、あまり本気で立ち入ることはしないでおこう、私は34年前に心に決めた。ここで経済論に久しぶりに触れたのはどうしてか。』

2009-12-02 20:16:04
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

『理由は簡単で、世上の経済論が、聞くだにおぞましくなるほどに、間違いつづけているからである。誤謬を犯すことにおける連帯、それがエコノミスト連の友愛というものかと察しられる。』

2009-12-02 20:17:06
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

いやいや・・・マゾでは無いつもりだが、中々手厳しい(汗。ちなみに自分も以下の引用部分は、世上の経済論=非リフレ、と捉え、かつそのようなエコノミスト達が多数を占めるこの国の現状を鑑みれば、あながち的外れではないと思ったりする(笑。

2009-12-02 20:20:49
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

ちょこちょこと読み進めた限りだが、懐かしの西部翁節は健在といったところか。この手の本を読むたびに思うのだが、西部翁の射程は今回の危機に際しては広く遠大過ぎるような気もする。

2009-12-02 20:25:25
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

例えば市場の失敗といった場合に、市場そのものの無効性を指摘する向きが大勢(西部氏含む)だが、実は市場が有効に利用されていなかっただけなのではないか?とか。大半のエコノミストが指摘する「構造的問題」への傾斜といったものも、実は一時的である筈の貨幣的現象の過誤が相変わらず見過ごされて

2009-12-02 20:30:40
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

いるのではないか?などとか。ともあれ、こういった機会に改めて西部翁の言説に批判的に耳を傾けるのは一興かもしれない・・・。そんな余力はなさそうだけどorz。。

2009-12-02 20:32:52
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

偶々ご飯のついでに本屋に寄ったところ「ブツありまっせ」と店員の方にお声がけ頂く(汗。昨日聞いてたからですが、『明治大正昭和不良少女伝』をゲット。面白いなぁ。ジャンダークのお君のあたりからニヤニヤ・・文章が上手い。いつもと全く路線が異なる作品を読むのも楽しいもんです。

2009-12-03 19:40:14
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

そして西部邁本は半分まで読み終わり。というのもこれまでの路線とほぼ同じなのと語り口調なのでどんどん進む・・というのが理由ですが。僕がいう事ではないのかもしれないけど、現代の経済学の視線を少しは把握された方が良いのでは?という気持ちがします。

2009-12-03 19:43:28
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

でも、世界金融危機の話題とか各国経済の動向とかはきちんと押さえられているんだよなぁ・・今週号のダイアモンドのスティグリッツ&アカロフの寄稿文とか読んでない筈は無いんだけどなぁ。後は嫌米というのも気にかかる訳だけど。

2009-12-03 19:45:26
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

嫌米というか、「嫌米過ぎ」というのが正しいかな。人造&歴史という伝統の無い米国に対して欧州を重くみるというのはいつもの感じ。そして「アメリカン・ヘゲモニー」に踊らされた日本は構造改革が上手くなされなかったために停滞している。まさに精神の融解現象とでも言おうか、こんな感じ。

2009-12-03 19:51:57
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

市場についての論説は、中々面白いし批判点については(実は)かなり同意するのだが、批判されている話題って、経済学が射程を広げてきた話とまさに重なるんでは?という感じもする。どんだけ完全競争の一般均衡理論=経済学という認識なんでしょうか・・。期待についても誤解されているような気も。

2009-12-03 19:55:57
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

勝間さんの「やればできる」を購入。初勝間本。楽しみですね。

2009-12-04 16:38:30
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

@regular_1981 西部本ですが、批判点も含めて読むと、見方によっては現代経済学の射程を捉えているような気もしてきました(笑。

2009-12-04 17:16:58
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

@regular_1981 少なくともM.フリードマンに対しては否定的な評価ですかね。ケインズは高評価、ハイエクも同じかなぁ。

2009-12-04 17:26:22
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

@regular_1981 ソシオエコノミクスの視点に、人間の行動様式としてのTEAMをまぶして、嫌米と世界同時危機をアクセントに保守の身上(西部翁節)を説く、という感じでしょうか。後もう少しで読めそうですが、こんな風に感じています。

2009-12-04 17:32:11
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

今日(というか昨日)は合評会。『危機の経済政策』にまつわる議論は大変勉強になりました。若田部先生のレジュメから最近の文献も知ることができたし、後は矢野さんのstate of macroと課題についての感想も聞くことができた。

2009-12-06 01:38:07
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

エコノミスト、東洋経済、週刊現代を立ち読み。エコノミストは毎年悲観路線なので良しとして、週刊現代の記事は凄いですね。極論かもしれませんが、皆さんいつの間にリフレ派に変貌したのだろうか@@ いや結構なことですがw

2009-12-08 03:21:20
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

さて今日も既に起動。みずほ総研「日本経済の明日を読む2010」が出てますね。来年の話をどう見ているのかチェックしてみるか。後は白井さゆりさんの『欧州迷走』。欧州の動向を確認したいところですが、内容次第で購入する予定。

2009-12-08 12:00:26
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

この頃遥か昔に読みました豊田・羽森『マクロ経済学Ⅰ』を読み返してみたり、奥野・鈴村『ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ』を読み返してみたりしています。懐かしいですねぇ。

2009-12-10 02:47:48
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

『マクロ経済学Ⅰ』で印象に残っているのは、一番最初の方に主要なマクロ経済学一覧が掲載されていること。97年初版の段階でこんな風に綺麗に纏めた和書って無かったのではないかと思いました。この頃から比べると随分様相が変わったなぁ・・と感じます。10年超が過ぎたわけですが。

2009-12-10 02:54:08
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

奥野先生の『ミクロ経済学』を見ると、『ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ』でかなりのスペースが割かれていた一般均衡理論の位置づけがゲーム理論に取って代わられているわけですし、当時はその手の話題で印象に残っているのは『現代の経済理論』だったりする訳でして・・・。

2009-12-10 02:56:31
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

今読み返してみると、『マクロ経済学Ⅰ』を読んでいた当初は極めて漫然と読んでいたことに愕然としたりする。マネーサプライ論争とか日銀理論の話題も言及されていたわけですが、あまり記憶に残っていないしなぁ。多分統計にあまり興味が沸かなかった(実感なかった)せいかもしれないけど。

2009-12-10 03:01:15
片岡剛士(Kataoka Goushi) @goushikataoka

浜田先生の『国際金融』、手元にあったかなぁ・・・。無ければ古本で探してみようかな。

2009-12-10 03:03:54
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