90式戦車の第1次試作車まとめ

自称世界一90式1次試作車を考察したまとめ。(90式試作車の)知らぬ存ぜぬは許しません デマ、確証バイアスを防ぐためにもおかしいと思う箇所があったらコメントください
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三式トニー @type3fighter

試作された砲は第1次試作車に搭載されました。見た目は74式戦車が装備する105mmL7砲に似ており(特に排煙器)、サーマルスリーブが装着されていません。 pic.twitter.com/24tSAOytJ9

2020-08-05 16:50:23
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三式トニー @type3fighter

実は開発当初よりラインメタル製Rh120を採用する予定で国産砲の開発は価格面での交渉材料に過ぎなかった出来レース説もあり、当時の陸上幕僚長中村守雄氏は国産砲がRh120に対し「著しく劣る」と酷評するなど、後述するようにRh120の性能を上回るのは想定外だったようです。

2020-08-05 19:48:45
三式トニー @type3fighter

実際に両者の比較射撃を行うと国産砲がRh120(DM33)より貫徹力が勝っていたようですが、結局はコストの面からRh120が採用されました。しかし採用はされなかったものの、この経験は後の93式APFSDS、10式戦車砲などの開発、採用につながり決しては無駄では無かったのです。

2020-08-06 08:09:34

試製120mm徹甲弾(APFSDS)

三式トニー @type3fighter

ダイキン工業にて試作されたAPFSDS。距離2000mで500mmを貫徹することを目標としL/D比(弾芯の長さ/直径比)17.5、ロックウェル硬さ39、伸び12.4%と細長く折れづらい理想的な弾芯が開発された。貫徹力は目標の2000mで500mm貫徹を達成出来た模様。

2020-08-06 20:12:30

試製120mm多目的対戦車榴弾(HEAT-MP)

三式トニー @type3fighter

61式戦車用にM431HEAT弾をライセンス生産していたコマツ製作所が1980〜84年に試作。最大貫徹力600mm、初速1200m/sを目標とし、M431をスケールアップする形で改良し600mm貫徹の目標を達成した。不採用に終わったが105mmにリサイズされた91式多目的対戦車榴弾が74式用に採用された。

2020-08-07 12:35:59
三式トニー @type3fighter

ちなみにこちらは現存しています。りっくんランドに展示されているあの砲弾です。弾頭にはJM12A1と書かれていますがよく見ると弾頭形状はM431に近く、薬莢先端部がJM12A1より丸っこいです。 pic.twitter.com/aG9BnrDspf

2020-08-07 19:11:32
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