ネオワイズ彗星(C/2020 F3)の記録 7月16日-8月5日 遠ざかる彗星とお邪魔虫なスターリンク衛星群!

北半球では23年ぶりの明るい彗星、ネオワイズ彗星(C/2020 F3)の記録、第2弾です。 宵の西空で遠ざかりつつある7月16日から8月5日までのツイートをまとめてあります。 まとめは一部を除いて5日を1区切りにしています。彗星に絡んだ全てのツイートの掲載は無理なので、個人的に選択したものを掲載。 ツイートの性質上、彗星を撮影した、あるいは見たという事例に偏っています。実際は梅雨時なので見られなかった人も多い事を考慮してもらえると助かります。 続きを読む
6
前へ 1 ・・ 10 11

7月中旬までは美しく見えていたネオワイズ彗星(S/2020 F3)ですが、7月25日前後から急激に見え方(写り方)が悪くなっているように思えます。実際に彗星が暗くなったのもありますが、月明かりの影響で淡い尾の撮影が難しくなっているのも要因と考えられます。
8月6日以降になると、再び月明かりの影響が小さくなって見やすくなって来ますが、彗星はさらに暗くなっているので肉眼で見るのは無理でしょう。双眼鏡でもあまり楽しめないと思われます。

この彗星の総評ですが、百武彗星(C/1996 B2)やヘール・ボップ彗星(C/1995 O1)と比べて、明るさは遠く及ばなかったものの、尾の長さはヘール・ボップ彗星に匹敵する程で(写真技術の向上で淡い尾が写りやすくなったのもある)、その姿は充分に「大彗星」と呼べるものであったと思います。
もっとも、自分は暗くなってからようやく見られたので、この評価はあくまでも推測ですが‥(汗)。つくづく、今年の梅雨明けが遅かったのが悔やまれます。

とはいえ、この状況にガッカリはしていません。
今年の4月に「大彗星になる!」と言われたアトラス彗星(C/2019 Y4)が崩壊した際、「また明るい彗星が現れるのを何年も、何10年も待たなければならないのか‥」と悲観したものですが、それから3ヶ月後に明るい彗星がやって来たわけですからね。「待てば海路の日和あり」で、根気良く待っていればまた大きな彗星が来るでしょう。

ネオワイズ彗星(S/2020 F3)のまとめはこれでひとまず終了です。また明るい彗星が来たらお会いしましょう。

前へ 1 ・・ 10 11