本棚にあるおすすめの本(超準解析多め)

自分の本棚にある本である程度おすすめできるものを集めました.
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dif_engine @dif_engine

【25】竹内外史『無限小解析と物理学』.超準解析を確率解析やラティス・ゲージ理論に応用した本.最初に超準解析の導入が含まれているが,超準解析をすでに知っている人でないと読みづらいのではないかとも思う.さりげなく重要なことも書かれているのでたまに参考にしている.

2020-07-26 21:27:17
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【26】シャファレヴィッチ『代数学とは何か』.数学の教授がたむろしてる談話室に紛れ込んで「あれはこうなっていてこういうアイデアだと考えられる」みたいなザックリした話を聴いてる気持ちにさせられる本.すべてを完全に理解することは難しい.代数学を学ぶ動機付けを得たい人に.

2020-07-26 21:44:38
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【27】黒川重信『現代三角関数論』.黒川数学に興味を持って購入した本.まだ最初のほうしか眺めていない.著者は初等的証明を与えることに腐心している.議論や計算に追うのが面倒なところはあるが,原理的には高校生でも読めるということを目指して書かれているらしい.

2020-07-26 22:09:15
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【28】笠原皓司『微分積分学』.数学科で使えるレベルでしっかり書かれた微積分の教科書.修士時代の指導教官イチオシの本.演習問題もそれなりに豊富なので,これ一冊きちんと消化したらかなりの力になるのでは.(すみません私は演習全部解いてない).

2020-07-26 22:18:25
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【29】スマリヤン『数学パズルものまね鳥をまねる』.タイトルからは想像つかないが,ラムダ計算をコンビネータ論理で導入する話を「パズル」として提示した本.ノートを取りながら読んでいたが途中でパズルスタイルに飽きてしまった.

2020-07-26 22:25:56
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【30】Barendregt, ``The Lambda Calculus, Its Syntax and Semantics''. ラムダ計算についての古い結果が網羅されている本.ただし,個々の話題を学ぶならもう少し小さな本で勉強したほうがいいと思う.

2020-07-26 22:28:15
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【31】Friedman, ``Foundations of Modern Analysis''. ルベーグ積分を勉強するときに結構真面目に読んだ本.

2020-07-26 22:32:41
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【32】Richard Beals, ``Advanced Mathematical Analysis''. 学部向けの本.しっかりした微積分の基礎の上で周期関数についてのシュワルツ超函数が扱われている.数学科の卒研ゼミで読んだ.この本で初めて超関数に触れた.

2020-07-26 22:38:05
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【33】J. L. Bell, ``Toposes and Local Set Theories''. 最初の方にある圏論の要約のような箇所を一時期熱心に読んでいた.その先にある本来の話題の箇所は読めていない.

2020-07-27 06:38:27
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【34】サスマン他『計算機プログラムの構造と解釈』.通称SICP.一時期この本に夢中になって,LISPこそ至高の言語だと信じていた.よく訳文に文句がつけられているが自分は支障なく読めた.今は有志による(別の)翻訳がネットで読めるようになっているらしい.

2020-07-27 06:50:06
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【35】松島与三『多様体入門』.読み返すと,無駄なく手際よく多様体論が述べられた「良い」本なのだが結構読むのに苦労した.(通読はしていない).

2020-07-27 06:54:40
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【36】清水明『新版 量子論の基礎』.量子コンピュータブーム(笑)なので量子力学でも勉強するか...!と思ってちょっと眺めた本.自分には結構難解だったので友達に別の本を紹介してもらうことになった.

2020-07-28 20:35:03