アメリカのインテリジェンスについての関連書籍

アメリカのインテリジェンス(国家的規模の情報活動)について、日本語で読める書籍を簡単にまとめました。
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幡ちくま @hatachikuma

ねむい。きょうははやくねて、けんこうてきなせいかつをしよう。

2020-08-21 19:37:43
幡ちくま @hatachikuma

こんな時間に目を覚ましてしまいました……。 やっぱり睡眠に失敗してしまいました。 で、ベッドに入りながらつらつらと考えていたのですが、アメリカのインテリジェンスに関する和書について。 ちょっと連続ツイートを。

2020-08-22 00:16:23
幡ちくま @hatachikuma

マーク・M. ローエンタール著、茂田宏監訳『インテリジェンス―機密から政策へ』慶應義塾大学出版会 amazon.co.jp/dp/4766418263 世界的なインテリジェンスの教科書。一般的な理論だけでなく、(米国発なので)アメリカの情報史や国内事情についても学べる、日本語で読めるものとしては最も手堅い書籍。

2020-08-22 00:22:07
幡ちくま @hatachikuma

シャーマン・ケント著、並木均監訳『シャーマン・ケント 戦略インテリジェンス論』原書房 amazon.co.jp/dp/4562052694 原書は『Strategic Intelligence for American World Policy』。アメリカのインテリジェンス研究の古典的著作。 法務府特別審査局が翻訳して部内で使っていたらしい……。

2020-08-22 00:34:27
幡ちくま @hatachikuma

ロバータ・ウォルステッター著、 北川知子訳『パールハーバー――警告と決定』日経BP amazon.co.jp/dp/4822289788 祝・復刊! 奇襲研究の古典的著作。 戦後のアメリカのインテリジェンスの原点になったのは日本の真珠湾攻撃だとも言われているので、その時のアメリカの国内事情を学ぶことは有益。

2020-08-22 00:42:12
幡ちくま @hatachikuma

ティム・ワイナー著、藤田博司・山田侑平・佐藤信行訳『その誕生から今日まで CIA秘録(上)』文春文庫 amazon.co.jp/dp/4167651769 『同(下)』 amazon.co.jp/dp/4167651777 CIAについては、(日本語で読めるものとしては)1番定評があるんじゃないかな? 膨大な量の注釈(を含めて翻訳)が凄い。

2020-08-22 00:53:29
幡ちくま @hatachikuma

小谷賢著『インテリジェンスの世界史――第二次世界大戦からスノーデン事件まで』岩波書店 amazon.co.jp/dp/4000291793 暗号通信の傍受を中心とした米英のインテリジェンス協力についての書籍。 岩波の編集者の馬場公彦氏は、インテリジェンスに理解があるっぽい(iwanami.co.jp/book/b223949.h…)。

2020-08-22 01:04:03
幡ちくま @hatachikuma

ジェイムズ バムフォード著、滝沢一郎訳『パズル・パレス―超スパイ機関NSAの全貌』早川書房 amazon.co.jp/dp/4152033177 ジェイムズ・バムフォード著、瀧沢一郎訳『すべては傍受されている―米国国家安全保障局の正体』角川書店 amazon.co.jp/dp/4047914428 NSAについてはこの2冊、かな?

2020-08-22 01:22:23
幡ちくま @hatachikuma

ジェフリー・T. リッチェルソン著、江畑謙介訳『世界史を動かすスパイ衛星―初めて明かされたその能力と成果』光文社 amazon.co.jp/dp/4334960731 アメリカの偵察衛星についてはこれかな?

2020-08-22 01:31:10
幡ちくま @hatachikuma

ティム・ワイナー著、山田侑平訳『FBI秘録 上 その誕生から今日まで』文藝春秋 amazon.co.jp/dp/4163900179 『同下』 amazon.co.jp/dp/4163900187 『CIA秘録』の著者による、アメリカの防諜を担うFBIに関する著作。

2020-08-22 01:45:26
幡ちくま @hatachikuma

ロナルド ケスラー著、中村佐千江訳『FBI秘録』原書房 amazon.co.jp/dp/4562047836 ロードリ ジェフリーズ=ジョーンズ著、越智道雄訳『FBIの歴史』東洋書林 amazon.co.jp/dp/4887217587 この辺も追加しようかなぁ

2020-08-23 07:46:14
幡ちくま @hatachikuma

ボブ・ドローギン著、田村源二訳『カーブボール スパイと、嘘と、戦争を起こしたペテン師』産経新聞出版 amazon.co.jp/dp/4863060564 イラク戦争に於ける、アメリカのインテリジェンスの失敗について

2020-08-22 01:51:57
幡ちくま @hatachikuma

北岡元著『インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち』慶應義塾大学出版会 amazon.co.jp/dp/4766413008 前半はヨーロッパの事例を中心とした、戦場に於ける情報の伝達速度の変遷や、インテリジェンス業務の組織化等について。 後半は第二次大戦後のアメリカのインテリジェンス等を扱っている。

2020-08-22 02:19:36
幡ちくま @hatachikuma

J.T. リチェルソン著 川合渙一訳『トップシークレット〈上巻〉―20世紀を動かしたスパイ100年正史』太陽出版 amazon.co.jp/dp/4884693515 『同〈下〉』 amazon.co.jp/dp/4884693523 20世紀の情報史については最も定評がある書籍。歴史の横軸を理解するために。

2020-08-22 02:30:44
幡ちくま @hatachikuma

海野弘著『スパイの世界史』文春文庫 amazon.co.jp/dp/4167717379 こちらも20世紀の情報史を包括的に扱ってますね(最近入手しました)。

2020-08-22 02:32:43
幡ちくま @hatachikuma

落合浩太郎編著『インテリジェンスなき国家は滅ぶ――世界の情報コミュニティ』亜紀書房 amazon.co.jp/dp/4750511269 仮野忠男著『亡国のインテリジェンス』日本文芸社 amazon.co.jp/dp/4537257628 アメリカを含む、世界各国の情報史とインテリジェンスの体制について、気軽に概観できる良い入門書。

2020-08-22 02:36:59
幡ちくま @hatachikuma

大野直樹著『冷戦下CIAのインテリジェンス―トルーマン政権の戦略策定過程』ミネルヴァ書房 amazon.co.jp/dp/4623062872 福田充著『テロとインテリジェンス―覇権国家アメリカのジレンマ』慶應義塾大学出版会 amazon.co.jp/dp/4766417313 落合浩太郎著『CIA 失敗の研究』文春新書 amazon.co.jp/dp/4166604457

2020-08-22 02:42:54
幡ちくま @hatachikuma

春名幹男著『秘密のファイル〈上〉』新潮文庫 amazon.co.jp/dp/410114821X 『同〈下〉』 amazon.co.jp/dp/4101148228 春名幹男著『米中冷戦と日本 激化するインテリジェンス戦争の内幕』PHP研究所 amazon.co.jp/dp/4569808360 春名幹男氏は、インテリジェンス系のジャーナリストとしては実績があると思う。

2020-08-22 02:52:26
幡ちくま @hatachikuma

J-STAGE Articles - 米国インテリジェンス・コミュニティの改編 doi.org/10.11375/kokus… J-STAGEで無料で読める、アメリカのインテリジェンスに関する論文。著者の小林良樹先生は、英語でインテリジェンスの論文も発表している数少ない研究者のうちの1人。

2020-08-22 02:57:47
幡ちくま @hatachikuma

情報史研究会編『名著で学ぶインテリジェンス』日経ビジネス人文庫 amazon.co.jp/dp/4532194660 「HKのホームページ」 www006.upp.so-net.ne.jp/hk-inteljpn/in… 少し古いけど、洋書を中心としたブックガイドはこちらで。

2020-08-22 03:01:24