立憲民主党は民主党政権の失敗を反省せず誤魔化している。立憲民主党党員からの苦言。

ユークリッド @HYGSSN

私は一応歴史家（日本近現代史専攻）なので、歴史的経緯も踏まえつつ、いただいたご意見について、私なりの考えをまとめたいと思います。無論、私の考えをご意見をいただいた立憲パートナーズや党員の皆様に強要するものではないことをご了承ください。

ユークリッド @HYGSSN

①立憲民主党は民主党の後継政党であるかどうか 　この点について、実はかなりのパートナーズや党員、支持者の方々からご指摘いただきました。すなわち、パートナーズや党員の方々の中には民主党の後継政党は国民民主党であり、

ユークリッド @HYGSSN

私の民主党の失敗への反省を綱領に盛り込むべき意見は誤りであるとのご意見をいただきました。私はこれに対して、それは党員、パートナーズの間でしか通用しない内向きの論理であることを繰り返し述べさせていただきました。

ユークリッド @HYGSSN

確かに法的手続き上は民主党の後継政党は国民民主党であると思います。しかし、自治労や日教組など一部の労組は立憲民主党支持を表明し、多くの民主党政権中枢を担った政治家が立憲民主党に参加しました。

ユークリッド @HYGSSN

この点を以てしても、立憲民主党が民主党の傍流であり、反省とは無縁であるとの主張は成り立ちえないと思います。また、多くの支持を獲得すべき有権者の方々にこの論理を以て、民主党と立憲民主党が違う政党であると主張しても、受け入れられるでしょうか。

ユークリッド @HYGSSN

私にはやはりこれは党員、パートナーズの間でしか通用しない論理であり、立憲民主党を政権党へと押し上げる論理とはならないと思います。そもそも、ある政党が分裂した時にどちらが後継政党であるかというのは、一概に判断しがたいところです。

ユークリッド @HYGSSN

試みに、1924年の総選挙において分裂した立憲政友会の事例を確認したいと思います。1924年に非政党内閣である清浦圭吾内閣の支持をめぐって、政友会は政友会と政友本党に分裂しました。この時、政友本党を率いた床波竹二郎の構想は、政友会の一時代を築いた原敬内閣以来の貴族院との連携を重視した、

ユークリッド @HYGSSN

「穏健」な政治構想であり、政友会を率いた高橋のそれは憲政会など他党と連携した連立政権構想でした（清水唯一朗『政党と官僚の近代』）。では、いわば分派した、傍流となった政友本党はどのような主張をしていたのでしょうか。私の手元に当時の島根県の地方紙であった『山陰新聞』が残されています。

ユークリッド @HYGSSN

政友本党の桜内幸雄が書いた一面を使った記事で、その中で桜内は自分たちこそが政友会の「伝統的精神を遵守せん」とうたっており、名実ともに自分たちが政友会の後継政党であると主張しています。この事例からは、決して政党の後継性というものが一つではないことがうかがえます。

ユークリッド @HYGSSN

法的実情や政治過程だけでなく、その路線がどこに引き継がれたのか、という視点は重要でしょう。立憲民主党は現に民主党の議員が多く参加しています。それを無関係であると分断することは歴史の否定でしょう。何より今後できる新党は国民民主党を合流することになる訳ですから、

ユークリッド @HYGSSN

なおのこと過去の民主党政権の失敗との向き合い方は、考えねばならないと思います。 ②反省は十分か 　政権交代したのは11年前であり、民主党の政権下野から8年が経ちました。反省をすべきとの私の主張に対して、もう十分であろう、反省しても委縮するだけ、

ユークリッド @HYGSSN

自民党の方が好き勝手やっているのにこちらだけ反省しなければならないのはおかしいといったご意見をいただきました。政権交代は過去のものとなり、中には民主党政権は決して悪くなかったというご意見もありました。

ユークリッド @HYGSSN

私は日本再建イニシアティブ『民主党政権失敗の検証』を多くの立憲パートナーズや党員の方々に勧めしています。立憲民主党以後に参加した方々も多く、民主党の失敗を反省しろと言われても腑に落ちない方も大勢おられると思います。その上で、私は次に来る新党は、民主党政権の負の遺産を背負っており、

ユークリッド @HYGSSN

その過ちとは無縁ではいられないと思っています。綱領に反省を盛り込むべきとも書きましたが、これについても綱領にそんなことを盛り込む政党などない、綱領の意義を理解していないとのご意見をいただきました。

ユークリッド @HYGSSN

私は綱領か、そうではなくとも結党宣言に、どうしても先の民主党政権への総括と反省が必要だと思います。過去の失政の結果が、今日の政情であることを考えれば、絶対にこれは譲ることが出来ません。反省はいつまでするのか、と言われればそれはずっとです。

ユークリッド @HYGSSN

それが民主党の流れをくむ政党の宿命だと思います。余談ですが、私はこの党員やパートナーズの皆様のご意見は日本の戦争責任をめぐる議論にも通じていると思いました。

ユークリッド @HYGSSN

③その他のご意見 　ご意見の中にはお前のような軍師気取りはどうせ自民党に寝返るであるとか、反省を強要するお前は立憲民主党の意味を理解していないだとか、様々な厳しいご批判を数多くいただきました。至らない点は率直にお詫びし、この間可能な限りリプを返しましたが、

ユークリッド @HYGSSN

最後に、私は本来は二大政党制には批判的でした。出来れば、穏健な多党制ができればと思っていました。しかし、ことここに至れば、まずは新党が政権交代の中軸になるべきであると思っています。ただ、党員、パートナーズの方々とやり取りさせていただいたいくつか不安なことがあります。

ユークリッド @HYGSSN

まず、国民民主党や玉木さんへの怨嗟がすさまじいことです。この場合、合流新党がうまく機能するか、かつての民主党のようにまた分裂してしまわないか心配しております。合流する方々は仲間として、温かく迎え入れることが必要だと思います。

ユークリッド @HYGSSN

また、玉木さんたちの新党についても極めて評判が悪いですが、歴史上、リベラル政党のみで政権交代できた歴史的経緯は存在せず、中道左派の連立政権が現実的だろうと思います。そのことを考えると、今厳しく玉木さんを攻撃し続けることは、政権交代の選択肢を狭めるのではないかと危惧しています。

ユークリッド @HYGSSN

本当の意味で新党の綱領通りの社会を実現するには、何が必要なのか。考えて発信していきたいと思います。 以上です。皆様、様々なご意見をいただき、誠にありがとうございます。

ユークリッド @HYGSSN

本当に驚きました。先の政権への反省を述べることにこれだけの批判が来ることに。また、民主党政権はよかったとする神話化や、立憲民主党は民主党の後継政党ではないとする論理、そして、現政権が続くのはマスコミ誘導のせいだなどとする議論まで。もう私ではどうすることもできません。

ユークリッド @HYGSSN

羽交い絞めにして現政権を永らえさせたい気か、という意見。本当に参ります。あなたたちの自己肯定と自己弁護に終始する振る舞いを見て、この間どれだけ立憲民主党は支持を広げましたか。身内だけのお祭りで政権交代など実現できないのですよ。どうしてそれをわかってもらえないのか。苦しいです。

ユークリッド @HYGSSN

やはりどれだけ意を尽くしても伝わらないことは伝わらない。すみません、自分の至らなさを思い知りました。

ユークリッド @HYGSSN

思えば後継政党であるという概念について、後継政党である面とそうでない面が混在している訳で、そこで意見が分かれるのは仕方ないのかもしれません。ただ、それは多くの有権者には受け入れられることはないでしょうが・・・。