欧州ミサイル防衛の連携、ロシア・NATO合意できず

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fj197099 @fj197099

欧州ミサイル防衛の連携、ロシア・NATO合意できず(http://t.co/6QFfgCq)…この話、ある意味では滑稽な茶番である。米ロ双方が合意の余地など全くないことを知りながら米ロ「リセット」を壊したくないために交渉が進んでいる「振り」をしている。外交ではよくあることだ。

2011-07-05 23:26:05
fj197099 @fj197099

会議は踊る、されど進まず。外交のこの格言には本当には更に続きがあるというべきだ。つまり進まない会議でも踊り続けることに意味があるのだ。交渉を決裂させず時間を稼ぐのもひとつの手だということである。米ロ間のミサイル防衛の場合、それは米国のアフガンからの撤退という要素であるといえる。

2011-07-05 23:28:08
fj197099 @fj197099

2014年に米軍はアフガンから撤退を完了するが、そうなればもうロシア経由の北回りでアフガンへの補給路を確保する必要がなくなる。米ロ「リセット」の必要性も御用済みという訳だ。それでなくても米ロ「リセット」はこのアフガンでの協力と新STARTを除けば殆ど協力らしいタマは存在しない。

2011-07-05 23:30:18
fj197099 @fj197099

更に言えばどうせ今この時点でミサイル防衛に合意しても、将来、米国が欧州における段階的適合アプローチを更に進めて2010年代後半にICBM迎撃用のミサイルを配備すれば米ロ関係は必然的に崩れるのだ。破綻を運命付けられているのが米ロ関係であり、それまでの時間を稼ぐのが交渉の目的である。

2011-07-05 23:31:59
fj197099 @fj197099

民主国と権威国という政治体制を異にする国家同士が平和共存するという都合の良い現実はこの世界には存在しない。一時的な大国間協調の「振り」は出来ても、そんなデタント主義は必ず時間が経てば崩壊する。米ロ関係はいずれ険悪ムードに「正常化」する。弾道ミサイル協調の失敗を悲しむ必要などない。

2011-07-05 23:34:14