Genesis されど星は流れる (創元日本SFアンソロジー3)感想集

Genesis されど星は流れる (創元日本SFアンソロジー 3) の収録作品の感想集です。ネタバレが多く含まれていますのでご注意。 ・宮澤伊織「エレファントな宇宙」 ・空木春宵「メタモルフォシスの龍」 ・オキシタケヒコ「止まり木の暖簾」 続きを読む
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kemofure @kemohure

打算抜きの恋をする人って全人類的に見たら凄く少ない、0.0…01%以下とかなので(ほとんどは恋ではなく打算的行為)、メタモルフォシスの龍の病が流行っても、現実世界では発病する人がほぼ全くいないからノープロブレムになりそう。きっと小説の世界は現実よりも熱いハートの人々が多い世界なのでしょう

2020-10-29 02:08:34
kemofure @kemohure

余談ですが、「メタモルフォシスの龍」に出てくる病、発病のトリガーが特殊なので、日本でツイッターをやっている人の98%くらいは一生発病しなさそう。自分もしないでしょうね。

2020-10-29 02:02:06
kemofure @kemohure

松崎有理さんの気持ち、自分も分かるなあ。自分も松崎さんと全く同じで、外出しなくても全く苦にならないので。宮西さんの作品の「そんな世界は想像もできないし、適応できる自信もない」とは逆に、むしろ人々の接触が減った世界の方がストレスが軽減される人々も大勢いると思う。

2020-10-29 01:54:17
kemofure @kemohure

松崎有理「作家という職業がいかにSTAY HOME向きであるかを思い知った春でした。編集者とのやりとりは全てメール、ゲラはPDF、物理的接触がまったく要りません(略)今(七月初旬)も引きこもっております(略)ぜんぜん苦痛を感じずに続けていられることに驚き。新たな自分を発見した気分です」上記書より

2020-10-29 01:49:00
kemofure @kemohure

「されど星は流れる」、コロナで人と人との直接接触が消失することを悲劇的に見ている作(宮西建礼さんの「されど星は流れる」)がある中、松崎有理さんが『コロナのおかげで引き篭もれて調子がバッチリ!作家でよかった!』って後書きに書いているのに超吹いた。自分も松崎有理さんタイプなので分かる。

2020-10-29 01:45:58
kemofure @kemohure

創元日本SFアンソロジー「されど星は流れる」(東京創元社)読了。どれも面白かった!個人的な趣味としては、空木春宵「メタモルフォシスの龍」が、男の娘のtranssexualと人体改造とパンデミックによる変容を混ぜ合わせたカオスで馥郁たる作品で凄く面白かったな。お勧めです!

2020-10-29 01:42:54
Riyama_Teiji @l7jwed

折輝真透の第11回創元SF短編賞受賞作「蒼の上海」はできるだけ前情報を入れずイメージ喚起を楽しんで欲しい作品だが、それでも舞台の一つである豫園はこんな場所だったよと言わずにはおれない。 pic.twitter.com/lN3ptLTKnC

2020-10-27 00:36:20
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あらま草@敬虔なるボコノン教徒 @arama_gusa

続)創元SF短編賞受賞作「蒼の上海」は、ヴァーチャルとリアルの境界さえ揺らぐ上海の情景もさることながら、世界観の描写が限られていることが主人公たちの置かれた境遇の欺瞞と絶望を示しているかのよう。この上なく美しい結末は、世界の変革を意味しているのか。……以上、今回も佳作揃いでした。

2020-10-26 22:14:44
あらま草@敬虔なるボコノン教徒 @arama_gusa

続)「循環」は変わりゆく大阪の風景に自らの人生の変遷を重ね合わせて、さらにSF的ヴィジョンの一端を忍ばせる、まさにベテランの円熟の境地。「されど星は流れる」は「いま、ここ」から半歩進んだ先の希望を示す。同じ星を見上げることで結びついていく世界の姿には、SFの初心と感動がある。(続

2020-10-26 22:00:27
あらま草@敬虔なるボコノン教徒 @arama_gusa

続)当時の彼女を知る人々へのインタビューを通して描かれる……という形式に隠された企みを吹き飛ばす結末が何とも痛快。「数学ぎらいの女子高生が異世界にきたら危険人物あつかいです」はタイトルそのまんまでいい感じで肩の力が抜けてるけれど、大事なのは論理的に問題を解決する知的な態度。(続

2020-10-26 21:51:51
あらま草@敬虔なるボコノン教徒 @arama_gusa

続)「メタモルフォシスの龍」ではコロナ禍と「清姫伝説」がグロテスクに結びついたような世界で、テルミが抱える秘密は精神的にも肉体的にもあまりに痛ましい。読者として、この可能性に思い至らなかったこと自体が心に刺さる。「止まり木の暖簾」はあんな事になる前のスミレのルーツが、(続

2020-10-26 21:47:03
あらま草@敬虔なるボコノン教徒 @arama_gusa

堀晃・他『GENESIS されど星は流れる 創元日本SFアンソロジー』(東京創元社)読了。「エレファントな宇宙」では憑依体との戦いが新たなフェーズに突入するけれど、あい変らずのニーナに加えて不穏分子のカミラまで抱え込んで気苦労の絶えないオブライエン少佐に同情してしまうw (続

2020-10-26 21:40:18
きしもと @ksmakoto

『Genesis されど星は流れる』って堀先生の作品が収録されてるやん。マストバイや

2020-10-26 00:41:45
阿部囚徒 @re_spin_fall

ちなみにここでいう「好きなタイプ」というのは、単騎にならざるを得ない人外の異能者とそのバックアップに回るはめになる当代きっての精鋭部隊の共同戦線、みたいなやつ。つまり『スプリガン』終末計画編の優とジミーのチーム的な。

2020-10-25 11:37:58
阿部囚徒 @re_spin_fall

『Genesis 3 されど星は流れる』所収、宮澤伊織「エレファントな宇宙」、めっちゃ好きなタイプのヤツやんけー。裏ピとかそいねの印象しかなかったんだが、宮澤さんはこういうのも書かれるんですね。これ単独で長編シリーズ化してくんねーかな。

2020-10-25 11:25:31
ようこ🐈 @YOKO4014

「GENESIS Ⅲ されど星は流れる」SFアンソロジー第3弾。 お目当ては松崎有理さん。数学嫌いの女子高校生が異世界に飛ばされる異世界トリップもの。エミと同様、それも数学なんだと驚いた。 オキシタケヒコ氏の止まり木の暖簾も面白かっだ。なんだ何回もメニューのこと聞くのかと思ったらそういうことか pic.twitter.com/w8KYWA3r2e

2020-10-23 23:38:54
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Riyama_Teiji @l7jwed

オシリスレックスがベンヌにタッチダウンしたちょうどその頃、読んでいた宮西建礼「されど星は流れる」にこれらの名前がでてきてちょっと驚いた。

2020-10-22 23:13:21
Hori @Hiiri__

#読了 "蒼の上海-Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元…"(折輝 真透 著)a.co/alNB8f1世界観を脳内でイメージするのが大変だった。上海の光景に重なる様にして現れる多種多様な海中生物達の姿を思い描ける様になってからやっと登場人物の状況が見えてくる。短編ではなく長編向き。 pic.twitter.com/WEIiSXW9WX

2020-10-22 11:20:45
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vandelas @nandelas2

日常系SFの中では宮西建礼さんの「されど星は流れる」が秀逸で、収録作の中では一番好きな作品。コロナ禍で活動できなくなった天文部の高校生が家でできる部活を始めたところから、思いもかけない世界が広がっていく展開は、理系を志した人なら誰しも熱くなれると思う。タイトルに込められた思いも熱い

2020-10-21 22:50:23
vandelas @nandelas2

「地獄を縫い取る」では感情を抜き取って体験型アトラクションに落とし込めるようになった世界で弄ばれる負の感情を描いて、本作では恋に破れた女性が徐々に蛇に変質していく世界を描いてる。愛にまつわる後ろ向きな感情をひたむきに描いていて、とにかく巧いなと感じる。設定に負けない展開力もある。

2020-10-21 22:44:11
vandelas @nandelas2

「蒼の上海」はSF界では新人の折輝真透さんが描いた海洋終末系SF。様々な海洋生物と水中の描写を細かく表現した、脳内映像美の高さで若干分かりづらい世界観をガンガン牽引する力量を感じる。「メタモルフォシスの龍」は前号に引き続き、空木春宵さんのしっとりした作品。感情を具現化する発想が見事。

2020-10-21 22:40:02
vandelas @nandelas2

「Genesis-されど星は流れる」読了。創元発の日本SFアンソロ第3弾。幻想SFを扱う創元らしい作品もあれば、日常の地続きにある不思議さを扱った作品も収録されたバランスの良いアンソロジーだった。前者の好例として、映像再現力の高い「蒼の上海」「メタモルフォシスの龍」のどちらもすごく良かった。

2020-10-21 22:33:19
Riyama_Teiji @l7jwed

「されど星は流れる」収録のオキシタケヒコ「止まり木の暖簾」がまさにこれを体現した完璧な作品。…まったく、なんちゅうもん書くんや。 twitter.com/l7jwed/status/…

2020-10-20 20:44:43
Riyama_Teiji @l7jwed

「大きなもの、遠くのもの、理解を超えたもの、豊かで不思議なものに触れる」「今自分が立つ、この場所に還ってくる」これを両方やることで生まれるんだな、ということ。前者だけでもSFにはなるんだけど、面白さの感じ方が人によってかなり違うものになる。

2019-11-14 22:23:06
5京m @fivelightyears

オキシタケヒコ「止まり木の暖簾」 大阪弁飛び交う大衆食堂の人情噺から、オールトの雲の外まで臨むスケール感のつなぎが気持ちいい。 《通商網》シリーズの書籍化は気を長くして待ってます。

2020-10-18 03:04:19
kasho @kashokunoen

空木春宵「メタモルフォシスの龍」 「ケーキバース」ならぬ「蛇蛙バース」とでも言うべきなのか、恋をすると女は蛇に、男は蛙になり互いに「食べること/食べられること」を望むようになるという設定の話。核の設定は割とすぐに分かる…が、モチーフが安珍清姫伝説であることが最後の最後に腑に落ちる

2020-10-15 01:54:11
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