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中田考・同志社大教授のタリバン講座1

タリバンとは何なのかを知るための講座らしいので、後でじっくり読むためにまとめておいた
中田考 タリバン イスラーム イスラム教
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中田考 @HASSANKONAKATA
アフガニスタン・イスラーム首長国の公式サイトのアラビア語版のみに掲載されている論考「タリバンの思想的基礎(1)(2)」は、国際イスラーム主義武装闘争派(≒アルーカーイダ)の影響を受けたイデオローグが書いたもので、タリバン内の最強硬派の思想を代表すると思われます。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
私が、ア・イスラーム首長国の公式サイト英語版の記事を紹介しているのは、タリバンが決して全く話が通じない相手ではないことを分ってもらうためですが、タリバンが極めて独善的、自己チュウで頭が固いのもまた一面の真実です。安易な楽観は、それが裏切られた場合に、容易に絶望に変ります。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
そうならないためにも、タリバンの中でも最強硬派の論理も前もって知っておく必要があり、この「タリバンの思想の基礎」はその最善の資料です。西洋のタリバン批判が、西洋の自画自賛とタリバンへのステレオタイプの誹謗中傷であるのと、タリバンの自己理解、西洋批判も同型です。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
「タリバンの思想の理解」(1)は序文、1.イスラームの理解、2.思想、行状、政治、制度における西欧文明の生んだ退廃による思想と知性の汚染の不在、3.国際秩序、国連、その法令決議等と称される物に裁定を求めない事、4.アッラーの宗教のみの遵法と虚偽の徒との取引の拒絶、の4章です。(続
中田考 @HASSANKONAKATA
以前に序文の一部を紹介しましたが、ان شاء الله 今日から5日にわたって「タリバンの思想の基礎」(1)の全訳を掲載します。(全体はいずれ纏めてHPに掲載します) 以前に序文の一部を紹介しましたが、今日は序文全文です。(続き
中田考 @HASSANKONAKATA
なにしろ長いですし、イスラーム学の文献に慣れていない人には読む難い文章ですから、興味の無い人はどうぞスルーしてください。では始まり、始まり。
中田考 @HASSANKONAKATA
タリバン(イスラーム首長国)の思想の基礎 (1) 2010/1/29 (Alemarah.info) `Abd Al-Wahhaab Al-Kaabuli著 タリバン(イスラーム首長国)運動は、西暦20世紀の終わりに、21世紀のイスラーム諸運動の前衛として出現した。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
至高なるアッラーは地上における最も傲慢な軍勢、つまりキリスト教十字軍世界の軍勢によって、地上で最も弱い軍勢を攻撃せしめることを望み給うた。それは人々が真の力とは信仰の力であり、現代の殆どの人間が崇拝している物質的力ではないことを改めて教えるためであった。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
そしてタリバン運動が誕生し、政権を獲得し、そしてそれは人類に、人々が何世紀にもわたって忘れていた新しい統治形態を示したのである。それこそはアッラーの啓示に基づく統治だったのである。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
(タリバンは)アッラーのイスラーム聖法(シャリーア)を施行し、人々に安全と安心の満喫による幸福をもたらし、不正、腐敗、そして植民地主義者たちが、彼らを崇拝する名ばかりのムスリムたち(アフガン人世俗主義者)の手によってアフガン人に押し付けた無明の法令と戦った。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
それゆえキリスト教十字軍諸国はタリバンと戦い、不信仰世界はそれに一丸となって矢を引き、不信仰と偽善の諸国民は現代の国際キリスト教十字軍の指揮下にタリバンの抹殺において合意したのである。しかしアッラーの御恵みにより、イスラーム首長国に不信仰世界の軍勢を前にして堅忍不抜を貫き、(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
そして今や、至高なるアッラーの御意思によって、再び明白な勝利を目前にしているのである。タリバン運動は、その闘争形態、思想、理論武装、世界観、人間観、対他関係を律する基準において、他に例を見ないユニークな運動である。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
ではタリバン運動が政治を行うにあたって基礎とし、それに基づいてその綱領、政策を実践に移すその思想的基礎は何であろうか? これは世界中の人々がその答えを知りたいと切望している問題である。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
しかしこの問いに答えるには、その思想的背景、影響の原資料、イスラーム首長国(タリバン)の指導部たちが教育を受けた教育方法に遡って語る必要がある。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
ここで我々には「タリバン」という現象、そしてその統治と政治に関する理論、そのイスラームのイスラーム聖法理解、イスラーム史の解釈について知ることがである。小生は長年にわたりこの(タリバン)運動の中で活動し、その誕生から発展の諸段階を実際に目撃証人となり、(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
そその指導部とメンバーの心理を観察し、また彼らが学んだ同じプログラムと方法(デオバンド派イスラームのカリキュラム)で自分自身が学び、彼らが影響を受けた同じ環境の影響下にあったことから、(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
アッラーは私に、外部からの西欧のメディアの誹謗中傷のプロパガンダによる影響を受けることなく(タリバン)運動を身近で知ることを可能にして下さった。ところが多くの人々はそれ(西欧のメディアの誹謗中傷のプロパガンダ)によって(タリバン)運動とその振舞についてのイメージを形成し、(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
故意にそれ(タリバン)について偏見を助長するか、あるいはその実態について殆ど知らずに、それを怪物視しているのである。それゆえ私はこの論文の中で、(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
(タリバン)運動の思想的基盤、運動の基本原則、統治、政治制度、不信仰とイスラームに関するその見解について要約を試みた。私はこれらの基本理論についての私の知識から到達した結論が100%正しいと主張するつもりはない。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
ただこれはこの運動の実態、歴史的事件や事態の推移に直面してのそれが採った対応から私が演繹したところの、その思想の基本原則、綱領であるに過ぎない。 そしてそれら(その思想の基本原則、綱領)は以下の通りである。(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
訳者注:現在迄発表されている第1、2講では、1.イスラームの理解、2.思想、行状、政治、制度における西欧文明の生んだ退廃による思想と知性の汚染の不在、3.国際秩序、国連、その法令、決議等と称されるものに裁定を求めない事、4.アッラーの宗教のみの遵法と虚偽の徒との取引の拒絶、(続く
中田考 @HASSANKONAKATA
5.領主と世俗主義者の指導部からの追放と(イスラーム)学者と宗教者を指導部によるその代替、6.民主主義を現代の無明の宗教とみなし信仰しないこと、7.一致団結と無明の民族主義の拒絶、の7原則が明らかにされている。(了

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