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ヘンダーソン氏の福音を ルルブの片隅・こぼれ話・リプレイの外側

Schuld先生のツイッターから抜粋。自分用
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Schuld@完成された @schuld3157

小学生染みた「なんで?」を積み重ねる彼等は、人体の構造にも興味を抱いており、当然の権利の如く解体と実験を繰り返し、何をすれば人間が死に、何をすれば治るのかを実地で切り開いていった。 また人魔亜と複数の人類が存在するが故、体の構造まで同じなのだろうか? という疑問もあった。

2019-08-03 23:24:00
Schuld@完成された @schuld3157

また、僧会も癒やしの奇跡を用いるが、奇跡とは正しく奇跡であり野放図に振るうものでないと認識していることもあり、民が自助によって体を癒やせる体制の構築には理解を示していたことも大きな要因といえる。 そして、神の子を庇護する彼等は、人間が死ににくい環境を作ることに強い興味をしめした。

2019-08-03 23:24:00
Schuld@完成された @schuld3157

結果、僧会の理解と魔導院の探求によって医療技術は底上げされ、無数の罪人を手当たり次第にバラし、薬漬けにした結果「なるほどね、これがあるとヤベーのか」という物が解明されていって今に至る。 国は国でマンパワー=富ということを認識していたため、施策として受け容れるのに抵抗はなかった。

2019-08-03 23:24:00
Schuld@完成された @schuld3157

似たような動きは外国でもあり、また衛星諸国を通じて飛散した伝聞や学術書を取り入れる領主も少なくなかったため、この世界において医の水準は高い。少なくともナポレオン戦争時代の戦列歩兵が見たなら、泣いて羨む程度には。

2019-08-03 23:24:01
Schuld@完成された @schuld3157

ヘンダーソン氏の福音を ルルブの片隅 太陽神と夜陰神。 中央大陸中西部から東部にかけて信仰を集める神群の主神格を構成する夫婦神。 太陽神は厳父として司り公正・明白・正義を司り、夜陰神は慈母として安寧・静謐・警戒を司る。

2019-08-10 23:03:48
Schuld@完成された @schuld3157

また、陽が暮れて次が登り、月が沈み陽が顔を出すことから夫婦神が揃うことで時間を司る神格でもあり、三重帝国において広く信仰を集める神として両神の聖堂はどこにいっても見る事ができる。 ただ、信仰に従って民話の登場も多く、人々と密接な神であるため結構アレなエピソードが多い。

2019-08-10 23:03:49
Schuld@完成された @schuld3157

特に太陽神は仕事以外ダメなおとうちゃんとしてキャラ付けされることが多く、夜陰神はそれを尻に敷く肝っ玉かあちゃんか、駄目な夫を上手く操縦する良妻として描かれることが多い。 神話の出来事でありながら事実でもある吸血種のルーツからするに、別段間違ったイメージではないようだ。

2019-08-10 23:03:49
Schuld@完成された @schuld3157

また太陽神には幾つか浮気のエピソードもあるが、その度に浮気相手ではなく当人がガチでボッコボコにされるため、南内海で幅を利かせている神群の主神とは大違いだとし、夜陰神が他地方で女性の信徒を結構獲得していたりする。

2019-08-10 23:03:50
Schuld@完成された @schuld3157

余談であるが月食は浮気にマジギレして家出した夜陰神を必死こいて太陽神が追っかけている姿だとされ、日食は浮気にブチ切れた夜陰神が太陽神のマウントを取ってタコ殴りにしているから起こる現象だと民話では語られている。

2019-08-10 23:03:50
Schuld@完成された @schuld3157

ヘンダーソン氏の福音を ルルブの片隅 僧会の政治的影響力。 僧会も立派な政治的一勢力として三重帝国の統治に参画し、僧でありながら枢密院議員であったり公会議員であることも珍しくはないが、貴族位と僧籍を両立することは貴族法において認められていない。 主要因は税制のためである。

2019-08-12 20:16:56
Schuld@完成された @schuld3157

僧会は“参考意見”として政治に干渉をするが、神も魂も本当に存在している世界においてその重みは下手な財界人の言葉より政界を揺るがす力を持ち、時に他国の神群との代理戦争を引き起こすこともある。

2019-08-12 20:16:56
Schuld@完成された @schuld3157

されども、僧会の基本姿勢は神へ侍り自らの信仰を捧げることであり、余程のことがなければ政治にも経済にもノータッチを貫こうとする。 例外は公に神が冒涜されるか、神を忘れた愚かな方針を打ち立てるか、外交的に看過できない挑発を受けた時である。

2019-08-12 20:16:57
Schuld@完成された @schuld3157

このようなスタンスと挙動も相まって、政界における僧会は“無数の接触信管を生やした爆弾”という扱いである。何もしなければ静かだが、当たり所によっては微風が撫でていくだけで爆ぜる僧会は決して軽んじることのできぬ勢力として三重帝国に存在している。

2019-08-12 20:16:57
Schuld@完成された @schuld3157

僧会の持つ特権は以下の通り。 ・特殊な軽減税率 ・信徒への徴税権  ※喜捨を徴税という形をとることで、国納の年貢に軽減が受けられるようにするのが目的らしい。 ・領域の不可侵 ・一部法律の不適用 ・外交的な使節団組織の自由 ・検閲拒否権

2019-08-12 20:16:57
Schuld@完成された @schuld3157

特権の内容は穏当ではあるが、彼等は聖堂騎士団と呼ばれる独自の自衛勢力を持つ権限も与えられており、「剣と馬蹄で信仰を語る」ガンギマリな狂信者を揃えているため、舐めていると“アレ”な目に遭わされるため、取扱には細心の注意が必要となる。 神の言葉を借りる軽挙は、後々高い代価となるのだ。

2019-08-12 20:16:58
Schuld@完成された @schuld3157

ヘンダーソン氏の福音を ルルブの片隅 醸造と酒。 酒の醸造は発酵という純然たる科学反応であり、その領分は魔導院と酒精神どちらにも跨がるものであるが、三重帝国においては僧院の専売制となっている。 酒造は製造から管理、流通の全てが僧院の管轄下で、流通量も酒精神の聖堂によって管理される

2019-08-12 23:46:49
Schuld@完成された @schuld3157

酒は水の消毒、傷の洗浄、民心の慰撫にまで幅広く使われるため、どちらかといえば商売気が薄く、とりあえず美味い酒を造れればいいんだよというアルコール中毒予備軍共に任せておいた方がいいだろうという政治的判断に依る差配である。

2019-08-12 23:46:50
Schuld@完成された @schuld3157

僧会も酒精の流通が帝国の健全な運営に必要不可欠であることを把握しているため、流通量には気を払っており比較的安価に手に入れることができるような仕組みが出来上がっている……のだが、僧達が趣味的に仕込む「ぼくがかんがえたせかいでいちばんおいしいおさけ」の部類は時にとんでもない値がつく。

2019-08-12 23:46:50
Schuld@完成された @schuld3157

以上によりピンキリではあるが三重帝国において酒精は安価に手に入れようと思えばどこまでも安い物が手に入り、上を見ればキリが無い青天井の市場が存在する。 酒場に行けば酒はある。そして、乱暴であろうが愛撫は愛撫なのだ。強引な指でも達することはできるが、その後の“痛み”は各自の責任である。

2019-08-12 23:46:50
Schuld@完成された @schuld3157

酒精神が与える加護は基本的に“お腹を壊さない”とか“目利きに強くなる”などの部類であり、酒精への強さや二日酔いの解消などは一切無い。 彼の神格曰く、酔いによってもたらされる苦痛や吐き気、尾を引く頭痛までも含めて酒なのだ。それさえも愛して初めて酒好きを名乗れ。とのことである。

2019-08-12 23:49:04
うぃz @enders_shadow

@schuld3157 酒精神の加護にはなくても、他の神の加護には二日酔い治療やアルコール中毒治療もあるのでしょうか

2019-08-13 01:18:48
Schuld@完成された @schuld3157

@enders_shadow まぁアルコールも毒っちゃ毒なので薬治神などの加護や奇跡である程度緩和できたとして、本質的には酒精神の領分なので他の神々はタッチしません。 小児科医が皮膚科医の治療に文句言わないとの同じで、意見はするが手は出さないのです。逆をされたくないので。

2019-08-13 09:06:18
Schuld@完成された @schuld3157

ヘンダーソン氏の福音を ルルブの片隅 猟兵。 斥候に必要な得物を見つけ、自身は見つからぬよう安全に帰って来る能力を最も満たしているのは猟師・狩人の経験者だとして選抜されたことを起源とする兵科。 現在は特に有能な斥候や物見を選抜して編成する特別部隊であり、少ない専業軍人の一画。

2019-08-15 10:05:17
Schuld@完成された @schuld3157

その性質上、斥候としての任務は当然、敵の斥候を炙り出して目を潰す。後方地に潜り込んで敵の伝令を狩って情報伝達を阻害する。或いは井戸に毒を投げ込み、食料を焼いて敵を無力化するような、隠密が伴う非正規戦にも投入され、いざとなれば混戦前提の散兵ともなれる万能兵科でもある。

2019-08-15 10:05:17
Schuld@完成された @schuld3157

ただし任務は全て困難にして重大であるため、並の斥候では猟兵にはなれず、種族として根から優れていなければ選抜されるのは至難である。 格闘戦にも斥候にも優れる人狼と犬鬼が多く、次いで蜘蛛人や蛇人などの環境適応能力が高い種が続き、後はそれぞれ得意を生かした優秀な個が組み込まれる。

2019-08-15 10:05:18
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