『なぜ神は「彼」なのか』

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掛谷先生 (@hkakeya) が訳された『なぜ神は「彼」なのか』を書き起こしてみた。神は男性か、女性か? それとも性別にとらわれない何かなのか? 神のこの変更不可能な性質について聖書はどう説明しているのか? デニス・プレーガーが説明します。 youtube.com/watch?v=6YXzyw… pic.twitter.com/PtFQuV5E47

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聖書で多くの人が批判的なことの一つとして神を男性的に表現している点がある。それが最も明らかなのは、神を「彼」と呼んでいることだ。なぜ聖書はこういう表現を使うのか。その答えは、聖書がより親切で、非暴力的で、正義の支配する世界を作ろうとしているからだ。 おそらく、この目的にあなたも… pic.twitter.com/iN4BJ21uQf

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…同意するだろう。であれば、聖書が正しい判断をしていることにも同意すべきである。 説明に入る前に、はっきり通告しておく必要がある。聖書の神は男性でも女性でもない。神は性別を超越した存在だ。私がここで議論しているのは、なぜ神が男性形で表現されているかについてだ。 pic.twitter.com/WvN9yIAfr0

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性別の記述に、聖書は3つの選択肢があった。男性形の「彼」、女性形の「彼女」、そして中性の「それ」だ。中性はすぐ除外の対象になる。まず、我々に神を最初に紹介した旧約聖書の言語であるヘブライ語に中性名詞は存在しない。 pic.twitter.com/zF4fIbHQ0k

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また、聖書の神は我々が関係を結ぶ対象となる個人的な神だ。われわれは、中性的物に従ったり、愛する関係をもつことはできない。 言語の問題のほかに、聖書は神を男性形で表現する理由はいくつかある。 pic.twitter.com/zfa3By2bdW

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第一にヘブライの聖書の最大の関心が良い世界をつくることにあること。第二に良い世界は良い人間を生み出すことによってしか実現されないこと。第三に世界の暴力のほぼ全ては男性によって行われること。 したがって、神を男性形で表現することは男女両方の利益になる。それはなぜか。 pic.twitter.com/NERos6K0xp

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父かそれに代わる男性の支配者なしでは、若い男性は大きな害になる可能性が高い。成長する少年にルールを与える権威ある男性の存在がなければ、少年が自らの野生の衝動を制御するのは難しい。 pic.twitter.com/yZ6TLI54la

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バラク・オバマ大統領が2008年の演説で語った通り、父親のいない家庭に育った子どもは貧困と犯罪者に陥る確率が5倍高く、学校を中退する確率は9倍高く、刑務所に入る確率は20倍高い。 pic.twitter.com/dMQjNLwGkL

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この演説について、ハーバード大学医学部の精神科医アルビン・プサントは、この統計は間違いないとコメントした。父親の不在は落第や刑務所入りなどの社会的病理の原因になっていると。 pic.twitter.com/4nf9AservN

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言い換えれば、社会の主目的が殺人、子どもの虐待、盗み、強姦などのない良い社会を作ることならば、女性的神（天にいる母）ではなく、男性的神（天にいる父）が「殺すな」「盗むな」などの道徳的命令の源泉である必要があるのだ。 pic.twitter.com/VhkANG5n2a

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少年が必要とする支配的な父なる存在が地上にいないなら、道徳的権威のある男性的な神は効果的な代役を果たすことができる。そして、神を男性的に表現することが与える不快感より、少年が善良でない大人になって社会に与える害の方が遥かに大きな痛みを伴う。 pic.twitter.com/1SczsHPujY

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野蛮な少年を善良な大人に変えるには、男性的支配者だけでなく、男性のロールモデルを必要とする。だから、聖書が神を慈悲深く、思いやりがあり、貧しい人々や未亡人にやさしいと描写するとき、人間、特に男性がそれを真似ようとするモデルとして神を描くことに何よりも関心があるのだ。 pic.twitter.com/uCnBje1dhN

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もし神が女性として描かれたのなら、若い男性は同情、憐れみ、弱者への愛は女性的なものと考え、それを自ら実践しようとしないだろう。しかし、強く、時には戦う父なる神が貧者を助け、正義、慈悲、親切さを大事にするなら、これらの特性は男性的にもなり、男性が真似る対象の行為になる。 pic.twitter.com/CU4nbwz94D

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暴力を回避するために、少女も同様に女性のロールモデルが必要という主張は客観的に正しくない。なぜなら、騒乱や暴力の問題を起こすのは圧倒的に男性だからだ。もちろん、少女には女性のロールモデルが必要だが、それは暴力を避けるためではない。 pic.twitter.com/Mf9PZQ2Qdo

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少年のように、少女も男性の権威的存在に従う傾向が強いからだ。 ミネソタ心理学会によって発表された報告書は「女性の受刑者のうち半数以上が父親不在の家庭出身」と結論づけている。 pic.twitter.com/HTTwHKUNHg

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よって、一部の女性が西洋の宗教的道徳を司る神から男性らしさを消そうとしているのは皮肉である。その目標が達成されたとき、無法の男たちに苦しめられるのは女性の方だからだ。そもそも地上に父のいない家庭があまりに増えてしまったため、天に父がいると想像する余裕すらなくなったのかもしれない。 pic.twitter.com/TuD5fVRYwS

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デニス・プレイガーがお送りしました。(了) 英文スクリプト: prageru.com/video/why-god-…