- Yamanami_ZAION
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ロッドビルディングにおけるガイド選びについて、個人輸入も含め検討してみた。キャスティングロッドを作ると仮定し、元ガイド(30mm・脚高・2本足)の値段を比較。1本分セットにしてもだいたい比例すると思う。
2011-07-06 20:50:31富士工業は糸絡み解除のKガイドがPEライン用としては絶対的なアドバンテージがあるので、これが欲しいならKシリーズ一択。ガイド材質はSiCの他に、Alconite(富士工業が独自技術で強化したAluminum Oxide)が物性がいいのでPE用としていける。
2011-07-06 21:11:52フレームはチタンとステンレスがあるので、チタンフレームSiC(TKWSG)、ステンレスフレームSiC(KWSGまたはEKWSG)、チタンフレームアルコナイト(TKWAG)、ステンレスフレームアルコナイト(KWAG)の四つでどれがいいかという話になる。
2011-07-06 21:17:02TKWAG・3642円http://bit.ly/oUqGBQ EKWSG・1067円http://bit.ly/q92vZa TKWAG・$46≒3800円http://bit.ly/qYfDuC KWAG・$10.2≒830円http://bit.ly/oODO75
2011-07-06 21:28:59次に、チタンフレームとステンレスフレームどちらがいいか検討する。絶対的に違うのは基本的に重量オンリーである。耐腐食性はもちろんチタンがいいが、うちのパシフィックファントムは釣行後に水洗いを欠かさなかったので、11年目にしてサビ知らず。釣具を大事にする人なら考慮しなくていい。
2011-07-06 21:37:12ちょっと訂正。ロッドにガイドを巻く際に足の先端を削るので、ステンレスガイドはそこに海水が入り込んで茶色く錆びる。使い込んだロッドはよくある。うちのロッドも見えないだけで分解したらそこは錆びてるかもしれない。 http://bit.ly/pUiR2p
2011-07-09 19:06:40フジのガイドの重量はメーカーがほとんど公表しておらず、販売店が計測した参考重量のデータを辛うじて見つけた。http://bit.ly/r7roYd
2011-07-06 21:43:00LNSG12(ベイトバスロッドの元ガイド)で比較すると、チタン0.60g、ステン0.86gで思ったほど差がない。これはSiCリングが重いからである。リングが小さくフレームが高くて大きいLCSG20(ローライダー投げ竿の元ガイド)だとチタン6g、ステン10gと結構差が出る。
2011-07-06 21:49:09バスのベイト1本分(T-LNSG1291Nガイドセット)は実は4100円ちょい。これくらいのお値段なら、せっかく手間暇かけて組むんだから思い切ってチタン買っちゃうべーって話になる。http://bit.ly/oaSFjt
2011-07-06 21:57:03ここまで考察してきて、安いロッドでも高いロッドでも、実は製作にかかる手間は同じであるというもの基本的な事実に気付く。
2011-07-06 22:08:50ここからは一気に主観と独断と偏見でたたみかけよう。式で表すと、「(チタンフレームの重量差+ハイエンドを手にする満足感)>ステンレスとチタンの価格差」よし、結論出た。
2011-07-06 22:12:17となればブランクも、考えうる至高のものを奢らねばなるまい。最高のロッドを自らの手で創造するものづくり・職人芸の楽しみ、そしてそのタックルでビッグフィッシュをゲットしたときの喜びたるや、まさに至上の悦楽である。
2011-07-06 22:18:05チタンフレームSiCガイドが一番という話になったが、熱と摩擦がシビアなPEライン・オフショアキャスティングという条件であって、バスロッドであればREC COMPONENTSの形状記憶合金ガイドという選択肢もある。めっちゃ軽いらしい。http://bit.ly/nOcXYk
2011-07-06 22:33:44まとめると、カスタムロッドのガイド選びは、究極的にラインを大事にするならチタンフレームSiCガイドを選択。バスでナイロンかフロロ使用で、そこまでシビアでないなら重量最優先でREC社の形状記憶合金ガイドを検討してもいい。
2011-07-06 22:47:18管理釣り場やメバルなどのウルトラライトロッド向けには、軽量な一本足ガイドT-ATSGがラインナップされている。RECの形状記憶合金ガイドの重量が分かって比較できれば、こちらのチョイスも明確になるのだが、重量が分かるサイトが見つからず。誰かデータ下さい。
2011-07-06 22:53:20