菊池誠さんによる「海水浴の水と飲料水、基準値の違い」

菊池誠@kikumacoさんによる、海水浴の水と飲料水の、放射性物質検出値の基準値設定の違いについて。 …知らなかったので、単純に不安になってしまった (:_;)
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あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

浄水場の泥からセシウムというニュースも、見かたを変えれば「水にはほとんど残らず、泥に吸着されている」わけで、それは不幸中の幸いと思う

2011-06-25 02:52:58
@ayuchinobuusan

@kikumaco これは一体? @fuuasumma: もう1回まとめると、飲料水の本来の日本の数値は10ベクレル。それを原発事故後はセシウム200ベクレルに引き上げた。今日本では50ベクレルを越えた海では泳いではいけないけど、200ベクレル以下の水は、飲んでもいいそうです。

2011-06-27 13:30:18
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@ayuchinobuusan 飲料水は人間にとって不可欠なものなので、事故時には基準が引き上げられます(平時の基準では飲料水が確保できないおそれがあるが、それは生存の危機だから)。これはWHOの文書にも書かれています。基準は高いですが、今は検出されていないはずです

2011-06-27 15:09:54
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@ayuchinobuusan いっぽう、海水浴をしなくても生存に影響はないので、「なるべく被曝しない」という観点からは厳しい基準のほうがいいわけです

2011-06-27 15:10:49
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@ayuchinobuusan 飲料水の基準を厳しくすることによって、必要不可欠な飲料水が手にはいらなくなると、そのほうが危険なわけです。WHOも、平時の水質基準は事故時には適用されないと明確に書いています。「必要不可欠なものほど、事故時の基準は緩められる」ということです

2011-06-27 15:12:48
@ayuchinobuusan

@kikumaco わかりやすく説明していただきありがとうございます!理解できました。

2011-06-27 15:16:52
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma それはよくわかりますが、こと公開されているデータに関する限りは、国のデータが一番しっかりしていると僕は思いますよ。個人のデータは明らかにおかしなものも多い

2011-06-27 17:56:31
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma 検出限界未満は「不検出」です。誰がどんな装置を使おうと検出限界はあるので、充分に検出限界が低い測定であればよいと思います。個人の測定なら検出限界はずっと高いはずです

2011-06-27 18:10:08
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma 東京都は浄水場ごとに出していて、検出限界も書かれています http://bit.ly/hTZbiU 検出限界はいかんともしがたいと思いますが、Csだけと仮定するとWHOは10Bq/kg以下なら年間の実効線量が0.1mSv以下なので影響は小さいとしています

2011-06-27 18:51:38
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma それから、文部科学省のデータのほうは 「検出下限値は、I-131、Cs-134、Cs-137すべて0.1~0.7Bq/kg程度」となっています

2011-06-27 18:57:36
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma WHOの飲料水に関する(平時の)ガイドラインに核種ごとの量が書かれていて、セシウムは10Bq/kgですね。預託実効線量はそれを飲んだことによる被曝の総量です(体内に留まる時間全体)。WHOはこの基準が「事故から1年以内には適用されない」と書いています。

2011-06-27 19:03:19
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma WHOはα核種で0.5Bq/L、β核種で1Bq/Lを越えたら、より詳しく核種別の測定をせよと言っていますね。その話でしょうか。その上で、実効線量が0.1mSv以下ならよいとしている・・と思います。その量がセシウムだけなら10Bq/Lです

2011-06-27 19:09:46
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma このpdf資料(WHOのガイドラインの日本語訳) http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf のp197以降のところです。僕の解釈が間違っているかもしれませんが

2011-06-27 19:12:57
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@fuuasumma 行政の対応がでたらめなので、不信感は当然ですし、自分で身を守らなくてはならないという面は大きいですね。データは信頼できると思うので、是々非々で

2011-06-28 01:56:39
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

WBCも水質検査も測定限界や誤差以下の値を問題にされてしまうのだな。それは不可知なので、要はその限界値自体が充分に小さいかどうか

2011-07-01 12:52:17
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

限界値は常に記載しないと信頼されません。誰か助言しないのか RT @Mihoko_Nojiri: 昨日の福島市の井戸水調査でも、不検出とのみあるだけで、検出限界値がかいていない広報があり、検出限界値は別の場所を探さないといけないありさまでした。各省庁からきちんと指導してほしいです

2011-07-11 11:04:08

cf.

あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

また書きますが、水道水の暫定基準値問題は、「基準を厳しくしさえすれば、その基準に適った飲料水が提供されるはずだ」という誤解に基づいていると思う。水道水の問題の根本には、日本の水道水が世界でも指折りの安全な水だという事実があって、皮肉なことにそれが多くの誤解を生んでいる

2011-07-04 10:45:11
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

放射線リスクを他のリスクと比較するなという強硬な意見はあるだろうけど、自分を守るためには比較したほうがいいと思うよ。ひとつのリスクだけを下げようとするのは却って危険なことが多い。その意味で、放射線の危険だけをことさらに主張する人や記事などには気をつけたほうがいいんだよ

2011-07-04 10:51:47
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

自然放射線やK40による(自然な)体内被曝についても知っておいたほうがいいと思うよ。自然被曝も発ガンリスクだけど、それは地球に住む以上は受け入れなくてはならないもので、それがベースライン。それに対してどの程度大きいリスクかを考える。1Bqを食べるってどのくらい? とか

2011-07-04 11:00:54
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

ICRPの年間1mSvは自然放射線による被曝は除いた値。自然放射線の量は土地によって違うし、生活によって違う。土地によって自然の被曝量が1mSvくらい平気で違っちゃうから、総被曝量にすると大きな差になる。それでも自然放射線はカウントしない。それはなぜか、だよね

2011-07-04 11:09:19
原田 英男 @hideoharada

下水道は国土交通省です。RT @Mihoko_Nojiri @hideoharada 下水汚泥の測定結果を纏める担当課って環境庁でしたっけ。

2011-07-02 09:31:26

はてぶでのコメント反映、どうしたらいいかわからず、とりあえず転載。ありがとうございます! 2011/07/11
yotayotaahiru 現在の東京都の水道水ではNDの値0.2Bq/kgです。東京都健康安全研究センターのHP>環境放射線測定結果>放射能Q&A>放射線測定値、のページに説明が掲載されています。
http://j.mp/pQ3YbW


現代ビジネス 2011/4/18: 
「東京都では3月23日に暫定基準値を超える放射性物質が検出、乳児への摂取制限を決めたが翌日には解除。以降は基準値を下回り、最近の測定結果には“不検出”の文字が続く。しかしそこにはカラクリがあった。都庁関係者が言う」 http://j.mp/gZA5mS


水道水の摂取制限に新ルール 3日間の平均で判断:
2011/04/04 22:05 47news http://j.mp/qEgrKb
厚生労働省は4日、福島第1原発事故の影響で放射性物質が各地で検出されている水道水について、直近3日間に検出された放射性物質の平均値が基準を超えた場合に摂取制限を発動する新ルールを決めたと発表した。
 時間をかけて判断するのは、雨が降った後に数値が跳ね上がるなど水道水での放射性物質の濃度が変動しやすいため。1度の検査でも基準値を大きく上回れば、自治体に摂取制限を求める。逆に3日間の平均値が基準値を下回り、減少傾向が確認されれば解除する。
 原発事故後、福島県や東京都などの水道水から基準値より高い放射性物質が見つかり摂取制限が行われたが、4日現在では福島県飯館村を除き自治体独自の判断で解除されている。
 検査は原発のある福島県など計1都10県で重点的に実施。蛇口か浄水場の水で1週間に1回以上、定期的に調べる
 水道水について政府は、摂取制限の基準値として放射性ヨウ素は1キログラム当たり300ベクレル(乳児100ベクレル)放射性セシウムは200ベクレルとしているが、制限と解除の手続きの規定は設けていなかった。