【1/16食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会勝手まとめ】

2012/1/16(月)に東京都千代田区永田町の星陵会館にて13:30~より行われた、厚生労働省、内閣府食品安全委員会主催の「食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会」の要点を自分なりにまとめました。今後少しずつ追加していきます。 配布資料(5つ)はこちら(googleドキュメント:PDF)↓ (1)【食品安全委】食品中の放射性物質による健康影響について http://t.co/rjQBbJY6 続きを読む
国内 厚生労働省 新基準値 食品安全委員会 放射性物質 食品
19

(1)食品安全委員会の『食品中の放射性物質による健康影響について&食品中の放射性物質に関する食品健康影響評価』について簡単なメモ

ちーこ@Tokio @chiyio1011
【1/16食品中の放射性物質対策に関する説明会】1: 【健康影響についての考え方】 内部被ばくについても人体に与える影響を実効線量(シーベルト)で管理する方法を採用。  http://t.co/e6wcdsBR
ちーこ@Tokio @chiyio1011
まずは年間の許容線量(暫定基準値は5mSv/y、新基準値は1mSv/y)を定め、その値をベクレルに置き換え、基準値ギリギリの量を摂取しても許容線量に収まるようにする http://t.co/e6wcdsBR
ちーこ@Tokio @chiyio1011
・ベクレルからシーベルトへの置換例:500Bq/kgのCs137を含む食品を1kg摂った時の人体影響の計算方法→(成人)500Bq/kg×1kg×0.000013(ICRP等設定の実効線量係数)=0.0065mSv/y http://t.co/e6wcdsBR
ちーこ@Tokio @chiyio1011
メモ:(注)実効線量とは:放射線が人に与える影響が線種や対象組織によって異なることに対応した指標。{組織に吸収されたエネルギー(グレイ)×線種ごとに定めた放射線荷重係数(アルファ線:20など)×臓器ごとに定めた組織荷重係数(骨髄:0.12など) }を全ての組織で足す
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【1/16食品リスコミ】【健康影響評価】 国内外の放射線の健康影響に関する文献(約3300)を検討したが、被ばく線量(Sv)について言及していないものなどは除外。 http://t.co/Zq6CCyFj
ちーこ@Tokio @chiyio1011
その結果、内部被ばくに限定した信頼に足る疫学データは極めて少ないと判断し、外部被ばくを含む疫学データ(一番信頼に足ると評価したのはインドのケララ州の自然放射線量が高い地域で累積500mSv強での発がんリスクに増加がみられなかった報告:Nair et al.2009)を用いた
ちーこ@Tokio @chiyio1011
また広島・長崎の疫学データ(白血病の死亡リスクは累積200mSv以上で上昇:Shimizu et al.1988)なども援用  http://t.co/Zq6CCyFj
ちーこ@Tokio @chiyio1011
小児・胎児に関しては、チェルノブイリ関連の報告で、5歳未満の小児に白血病リスク増加、被ばく年齢が低いほど甲状腺がんリスクが高まるなどの論文を参考にしたが、いずれも線量の推定等に不明確な点があったため参考程度としている http://t.co/Zq6CCyFj
ちーこ@Tokio @chiyio1011
胎児への影響は1Sv以上の被ばくによる精神遅滞、0.5Sv以下は健康影響認められず(UNSCEAR 1993)を参考にした。 http://t.co/Zq6CCyFj
ちーこ@Tokio @chiyio1011
それらを検討し、放射線による影響が見いだされているのは、生涯における追加線量がおおよそ100mSv以上の場合と評価。この100mSvを限度として食品からの追加的な実際の被ばく量を管理するよう食品中の放射性物質の基準値を定めることが望ましいと食品安全委は結論づけた
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【1/16食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会勝手なまとめ】 ということで本日のところは食品安全委員会の資料についての概要をつぶやいたろことで終わりにいたします。まだまだ先は長いですがおあとがよろしいようで・・・
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【1/16食品リスコミ補足】「子供を守る会(?)」の質問に対し、食品安全委熊谷氏はバンダジェフスキー氏の「人体に入った放射性セシウムの影響」論文について、『(1)線量(Sv)に関する推定がない(2)統計的に不十分な点がある』以上2点より参考文献として採用しなかった旨明言

(2)厚生労働省「食品中の放射性物質の新たな基準値について」簡単まとめ
http://t.co/Ip7hdlda

ちーこ@Tokio @chiyio1011
【厚労省/新基準値の設定】許容線量5mSv/yを元に設定した現行の暫定規制値(飲料水・牛乳200Bq/kg、その他500Bq/kg)に適合している食品でも安全だが、より一層安全と安心を確保する観点から許容線量を5mSv/yから1mSv/yに引き下げ新基準値(4月施行)を設定
ちーこ@Tokio @chiyio1011
(所感:今までの暫定基準値が高すぎたから改めたわけではなく、十分安全だったが念のため厳しくする、というのが厚労省のスタンス。でき得る限り被ばくを抑えようという観点は欠けているように私は受け取った。)
ちーこ@Tokio @chiyio1011
具体的には(1)飲料水10Bq/kg(2)牛乳50Bq/kg(3)一般食品100Bq/kg(4)乳児用食品50Bq/kgと定めた。核種については、Cs134、Cs137のほか、Sr90、Pu、ルテニウム106の影響も考慮 http://t.co/Ip7hdlda
ちーこ@Tokio @chiyio1011
Cs以外は測定に時間がかかる為、各核種の以降濃度を解析しCsと合計して1mSv/yを超えないようにした。※(例)19歳以上についてCs以外の核種の線量は約12% http://t.co/Ip7hdlda
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【基準値の考え方】飲料水はWHOが定めた基準に沿い10Bq/kg。許容線量1mSv/yから飲料水の線量(約0.1mSv/y)を差し引いた値を一般食品分に振り当てる。この線量を年齢区分別の年間摂取量と換算係数で割り、流通食品の50%が汚染されているものと想定して限度値を算出
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【基準値の考え方】年齢区分ごとの限度値例:1歳未満(男女平均):460Bq/kg 1~6歳(男):310Bq/kg...(以下省略) 食事の摂取量が多いため一番厳しく設定されているのが13~18歳(男):120Bq/kgであり、この値をさらにまるめた100Bq/kgとしている
ちーこ@Tokio @chiyio1011
(所感:摂取量の多い世代には限度値を厳しくするということは頭では理解できるのだが、心が受け付けない・・・(´・ω・`))
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【製造・加工食品への適用】基本的には、原材料だけでなく、製造・加工された状態でも一般食品の基準値を満たすことを原則とする。ただし(1)乾燥きのこ類など乾燥後水戻しして食べるもの(2)茶など抽出して摂取するものは例外。 http://t.co/Ip7hdlda
ちーこ@Tokio @chiyio1011
(1)乾燥きのこ類・乾燥海藻類など:原材料の状態と食べる状態(水戻しを行った状態)で一般食品の基準値を適用(海苔など乾燥状態で食べるものは除く) (2)などは原則原材料の状態では基準値を適用しない。水で抽出して飲む状態にして飲料水の基準値(10Bq/kg)を適用
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【経過措置】市場の混乱を防ぐため、製造加工食品・米・牛肉・大豆については経過措置期間を設定する。 (1)製造・加工食品3/31までに製造加工された食品は賞味期限まで暫定基準値(2)米・牛肉9/30まで暫定規制値を適用。9/30製造・加工したものは賞味期限まで暫定基準値適用
ちーこ@Tokio @chiyio1011
【続・経過措置】(3)大豆12/31まで暫定規制値を適用。12/31製造・加工したものは賞味期限まで暫定基準値適用 http://t.co/Ip7hdlda
残りを読む(33)

コメント

CAVU @cavu311 2012年1月18日
厚生労働省,内閣府食品安全委員会としてはBq→Sv換算して内部被曝を評価する事を堅持するということですよね…。それで良いんでしょうか,という疑問はずっと消えません。
CAVU @cavu311 2012年1月18日
Csの組織荷重係数について何か話はありましたか? 2011年5月にJAEAが出した内部被曝の線量評価資料 http://bit.ly/wpFsLI ,Csの体内動態モデルが載ってますが,今もCsの線量評価では均等分布モデルを使ってるという理解で良いのでしょうか。
ちーこ@Tokio @chiyio1011 2012年1月18日
説明会では「ICRPの実効線量係数を採用しました」というだけで、Csの組織加重係数にまで話は及びませんでした。ですが、新基準値の導出について解説されたこちらのblogを参考にする限り、均一分布モデルを採用しているように見えます。 http://ameblo.jp/makirin1230/entry-11122416082.html
CAVU @cavu311 2012年1月18日
理系クン達はSv換算して安心・楽観してる人が多いですが,体内動態を完全に把握できているのか疑問の残るCsについて,均一分布モデルでBq→Svで内部被曝の実効線量を求めて評価する事に,どうしても納得がいかないまま半年以上です。
ちーこ@Tokio @chiyio1011 2012年1月18日
正直わたしも説明会ののっけから「Bq→Sv換算で基準値決めました」って言われてもう聞く気を失いかけたのですが、一応どんな考え方を元に決めた値なのかは知ってて付き合わないとと思ってがんばりました(´;ω;`) 次回は、厚労省の資料についてつぶやきます。
ちーこ@Tokio @chiyio1011 2012年1月18日
シイタケ原木の件ですが、質問できませんでした。ご指摘のとおり、林野庁では移行係数3としていますので、新基準値(一般食品100Bq/kg)なら、原木の規制値150Bq/kgのままだと計算上食品基準値超えちゃいますよね・・・。どうするのかしら
ちーこ@Tokio @chiyio1011 2012年1月18日
「【厚労省】食品中の放射性物質の新たな基準値について」のつぶやきを加えました。
ちーこ@Tokio @chiyio1011 2012年1月22日
(5)【農水省】農業生産現場における対応について のつぶやきを追加しました。
ちーこ@Tokio @chiyio1011 2012年1月22日
感想としては、農水省は放射性物質の問題に関してあまり危機感を感じていないようで、基準として持ち出してくる値がいちいち高いし、素人仕事な感じが否めません。農水省を突っついていかないと、来年も“コメ騒動”が勃発すると思います
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする