ZEROの忍者昔話〜雑賀孫市・篇〜

ＺＥＲＯ @zero_drw_lostno

[ZEROの忍者紹介] 久しぶりにするぞ。今日は、鉄砲隊を率いて織田信長の軍を降伏させたといわれている。 雑賀孫市についてだ。 #hero_dream

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先ず、雑賀孫市は、紀伊の国(和歌山県)出身の忍びだ。 今でも雑賀町という町があるぞ。 #hero_dream

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そもそも、なぜ鉄砲隊を率いてたのか？ 知っている人もいると思うが鉄砲は天文12年(1543年)に種子島に伝来。直後に紀伊の津田算長が同島に渡って射撃を体得。 #hero_dream

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帰国した算長が弟子の育成に腐心した事、和泉堺で鉄砲の国産が軌道に乗った事で紀伊の雑賀では鉄砲隊を組織する国人、地侍が現れるようになる。 #hero_dream

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戦国時代末期の雑賀の領民は、多くが一向宗の門徒であった。また雑賀衆と呼ばれた雑賀の国人、地侍は、門徒側にたち織田信長に抵抗した。 そういった中、雑賀一揆や雑賀衆の首領格をとつとめ、鉄砲隊を率いていたのが孫市であった。 #hero_dream

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算長に弟子入りしていた孫市が、炮術や忍術を授けられていたという見方もある。 さて、孫市は孫一とも表記するが、少なくとも、数代の当主が雑賀孫市という通称を用いたのは確実である。 #hero_dream

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戦国時代末期の当主は本名を鈴木佐太夫といい、本願寺光佐と同盟して、信長に抗した。佐太夫は天正4年(1576年)に討死し、獄門にかけられたという。 #hero_dream

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佐太夫の末子も雑賀孫市と称したが、信長が光佐を攻めた元亀元年(1570年)からの石山戦争では、織田軍を苦しめている。 同年9月のこととされるが、織田方は光佐の本拠・石山本願寺(京都府)を攻めたものの、加勢していた孫市らの計略に惨敗したと伝えられている。 #hero_dream

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石山本願寺は堅固な城砦、寺内町を有する大城郭で、現在の大阪市中央区にあった。 #hero_dream

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その時、孫市が用いたのは、捨旗と呼ばれる術であった。 具体的には偽造した旗指物を押したて織田方の武将に接近し、油断したところを攻めるという戦法だ。 #hero_dream

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あらかじめ鉄炮部隊に陣を敷かせ、その陣形に織田方をおびき寄せることも行われている。 鉄炮を手にした兵は常に移動を重ねたという。織田方は雑賀方の規模、位置を把握できなかったに違いない。 #hero_dream

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天正１４年の第一次木津川沖海戦では、毛利水軍と雑賀衆とが焙烙火矢を使い、織田水軍を圧倒している。 焙烙火矢は現代のロケット弾に構造が酷似している。 炮術に長けた雑賀衆は焙烙火矢の扱いにも長けていたのだろう。 #hero_dream

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天正5年孫市は一旦は信長に降伏するが、すぐに叛旗を翻した。 しかし、天正9年に石山戦争が終結すると、天佐と信長の連絡係をつとめたとされている。 #hero_dream

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天正10年1月に雑賀衆の内部で抗争があり、孫市は土橋砦に拠る土橋平次を討った。この頃には、信長と連絡を密にしていたのであろう。信長はすぐさま従兄の織田信張を援軍として、雑賀に送っている。 その甲斐あって短期で終息する。 #hero_dream

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天正10年の本能寺の変後の孫市には全く２つの説がある。 一つは羽柴秀吉に仕え、同13年の紀伊征伐では秀吉、弟の秀長に従ったという説。 これと逆に紀伊征伐では秀吉に抵抗して、討死もしくは降伏したという説。 #hero_dream

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その後にも、雑賀孫市という名前の人物が活躍していたという。 これは、鈴木佐太夫の孫もしくわ子といわれる人物が雑賀孫市を称しているからだ。 #hero_dream

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今回は、これまで。長々とすまない。また次回を楽しみにな。 #hero_dream