欧米とアジア双方で度が過ぎたクレームの応酬が起きているようだ。(最近ではヒロアカの「丸太」騒動も、「山本五十六と誕生日が同じ」といった無理のある因縁になって行った) 世界全体がシャーデン・フロイデ化しているのだろうか?
2020-10-06 13:56:48「ただのドレスなのに」高校生のパーティー衣装が思わぬ論議呼ぶ globe.asahi.com/article/115735…
2020-10-01 19:37:27かつて17世紀の哲学者スピノザは、物質的富は限りがあるので、奪い合いになってしまうが、精神的満足は奪い合いにならない、という文化主義による平和を考えていた。ところが現在、富にもまして精神的満足を「奪い合」っている。
2020-10-06 14:04:32(スピノザは「精神的善」という言葉を使うが、スピノザにおける「善」は非常に独特なので、「満足」といった方が分かりやすいと思った。大澤真幸氏らの解説、参照)
2020-10-06 14:06:22注。 コロナ流行で経済が悪化した今はともかく、流行前にトランプ支持者たちがそろえて口にしたのは「失業率が改善している」だった。 しかし、2期8年のオバマ政権時代も、リーマン・ショックで悪化していた失業率が堅調に回復していた。 (つづく)
2020-10-06 14:31:35そして、オバマ氏を支持していた「リベラル」とトランプ支持者は、どう見ても重ならない。日本でも、オバマ支持とトランプ支持は重ならなかった。
2020-10-06 14:32:44追加
追記。 入れ忘れていたが、先駆的な映像メディア論として有名な、ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」も重要。 特に次のくだりは、今も示唆に富む。「ファシズムは大衆に、彼ら自身を表現する機会を(彼らにふさわしい権利を、では決してなく)与えることが、自分の利益になると考える。 (つづく
2020-10-06 16:35:48大衆が所有関係を変革する“権利”を持っているのに対し、ファシズムは所有関係を温存しつつ、大衆に一つの“表現”を認めようとする。」(ヴァルターベンヤミン「ベンヤミン・コレクション 1」、626~627ページ。傍点を”に変更)
2020-10-06 16:37:47(ベンヤミンはマルクスから強い影響を受けており、数々の論文でも近代資本主義(モデルネ)からの解法を説いている。しかし解放されるべきプロレタリアート民衆が、ファシズムやナチズムの方に引き付けられ、ユダヤ系ドイツ人であったベンヤミンは、国外に亡命を余儀なくされた。)
2020-09-27 23:22:31ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」において、初めに引用された作家ド・デュラス夫人の「真とは彼にできること。偽とは彼が望むこと」という言葉は、今でもリベラル・左翼の苦悩を表現している。
リベラルや左翼は「格差を生む過剰な競走が悪い」とか、「男性中心の価値観にとらわれてはいけない」とかいって、それが社会的弱者にできる「真」だと思っているのだが、「彼が望むこと」は、男らしい価値観のまま順調に出世することとか、外国人労働者を排斥することかもしれない。