廃車後の反応

（あらすじ）
2019年頭、祖父の家業引退に伴い社用車であるクラウンをどうするか家族で話し合う事に。悪名高い9代目のロイヤルサルーンG。走行距離は28万km近く既に過走行で、バッテリーが上がりやすいとか、ATが滑るとか、何となく不具合の内容は耳にしているような状態…。
祖父としては面倒臭いから廃車にしたいようである。

当時の主は初心者マークのペーパードライバー。ちょうど最初の車を何にするか悩んでいた所で飛び込んできた話である。なるべくなら昔から乗っていて勝手を知ってる車で練習した方が気も楽だろうと思い、説得の末、初心者にしては超大型車であるクラウンを引き継ぐ事に…。

運転には案外すぐ慣れ、昔から行きたかった場所に思い付きでドライブするなど若気の至りで5000km以上走った月もあった程で、結局1年半で約2万km程走ったらしい。

数多の不具合（パーツが無いので修理が出来ない）を抱えつつも2020年9月頭にとうとうオルタネーターがヘタって来たので10月9日に修理に。
初めてのレッカー、結構良い経験になりました。

2日後、特に変わった事も無く退院の知らせ。

車を受け取り、もう先も長く無いだろうから最後にやりたい事をやったら来年の車検で廃車にしようとかそんな感じの事を考えながら自宅に向けて走り始めた矢先、車屋から数百mの路上で突如ミッションがブロー。
そう、数多の不具合の内最も致命的で、かつパーツが無く壊れるのを待つしか無かったのが、まさにこのミッションだったのである…。

路肩に寄せて電話で車屋のオッさんに迎えに来て貰い、ガレージへ逆戻り。もうどうしようもないのでそのまま廃車手続きをするのであった……………………