『原発の闇を暴く』を読んだ。

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【FPAJからのお知らせ】 7月15日（金）広瀬隆氏／明石昇二郎氏記者会見 http://su.pr/3YZgGA

HEAT @HEAT2009

『原発の闇を暴く』を読んだ。広瀬隆の怒り爆発、広瀬節も全開といった内容。広瀬隆と明石昇二郎による対話方式で進んでいく、集英社新書。両氏は、東電会長・社長、山下俊一らを刑事告発したとして明日、記者会見を開く予定の人物。 http://ow.ly/5EgJt

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『原発の闇を暴く』の「あとがきにかえて」で、明石昇二郎はこう書いている。「本書は、刑事告発の際、告訴状とともに提出する『証拠』のひとつとなるだろう。版元から見本が到着次第、東京地検特捜部の直告班あるいは警視庁のいずれかに直ちに提出する予定だ」と。

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明石昇二郎「浪江町の人たちも20キロ圏内の避難地区に入っていて全戸避難しているわけですが、あそこの住民たちは福島第三原発を拒否して建てさせなかったのですよ。彼らが頑張って、地元に原発を建てさせなかった。しかし、それでも被害は等しく受けている」。『原発の闇を暴く』P.20より。

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広瀬隆「原子力マフィアというのは、要は、政・官に原子力関係の産・学が癒着した原発推進者ばかりの共同体、つまりシンジケートです。言ってみれば、独占企業の電力会社の潤沢なカネを回しあうことでつながっている運命共同体で、利権の巣窟といっていい」。『原発の闇を暴く』P.99より。　

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広瀬隆「原子力の研究分野では、東大工学部、東工大原子炉工学研究所、京大原子炉実験所の研究者たちが原子力推進の三大勢力で、やたらテレビに出て安全デマをふりまいていたのも、ほとんどここの御用学者たちだった」。『原発の闇を暴く』P.99より。

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広瀬隆「電力会社はこうした大学の研究者たちに共同研究や寄附講座といった名目で、うす汚れたカネを配るわけです。その見返りとして研究者たちは、いかに原発が安全かと遠吠えし、電力会社から毎日餌を与えられた飼い犬になってキャンペーンを張る」。『原発の闇を暴く』P.99より。　

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広瀬隆「原発を管理する経済産業省と文部科学省は、電力会社に原発の許認可を与える代りに、天下りのポストを用意させる。経産省の資源エネルギー庁から、東電への天下りが常態化しているのが、その象徴だ」。『原発の闇を暴く』P.100より。

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広瀬隆「文部科学省は、昔の原子力の元締めだった科学技術庁を内部に取り込んだので、今や原子力推進省に化けている。だから文部科学大臣の高木義明が、福島県内の児童被爆という子供の未来を殺すようなことを平気で放置するわけです」。『原発の闇を暴く』P.100より。

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広瀬隆「大学OBたちは、原子力委員会や原子力安全委員会など国の機関に入り込んで、官僚たちとグルになって原子力政策を推し進める」。『原発の闇を暴く』P.100より。

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広瀬隆「産業の筆頭は、発注者として君臨する電力会社だけど、その電力会社にたかって、巨大な工事でもうけるゼネコンがいて、原子炉メーカーの御三家である東芝、日立製作所、三菱重工業がいて、その利権に関わるたくさんの大中小メーカーがくっついている」。『原発の闇を暴く』P.100より。　

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広瀬隆「重大なのは、こういう多重構造の根っこに核兵器開発が秘かに隠れているということです。三菱重工は、六ヶ所再処理工場の幹事会社として原爆材料になるプルトニウムの抽出を主導してきた」。

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続き。「またそのプルトニウムをMOX燃料に加工して高速増殖炉もんじゅに装入し、そこから高純度の原爆用プルトニウムが生まれるから、三菱重工はもんじゅ建設のリーダーもつとめてきた。原爆開発に直結している軍需企業です」。『原発の闇を暴く』P.100より。

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広瀬隆「官公庁には、原発の規制組織は一切ないですよ。根っこは推進派ばかりだからね。もともと独立していた科学技術庁が文部科学省に入ってから、私たちにとってはブラックボックスになってしまった。さらにその再編時代の2005年に、原研と動燃が一緒になって日本原子力研究開発機構に統合」　

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続き。「されたので、もうわけがわからない。要は、左翼と右翼がくっついたわけ。原研は、どちらかといえば共産党系の原発推進派。動燃は、かつての通産省がそれに対抗して原爆開発部隊としてつくった組織だからね。それが高速増殖炉もんじゅの総本山です」。『原発の闇を暴く』P.103より。　

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広瀬隆「エセ科学者たちが気候変動に関する政府間パネルの権威を守る目的で『地球温暖化懐疑論批判』と題した冊子をつくって、正当な科学の揚げ足取りをやった時も、文部科学省の莫大な公金が使われていたから、今考えてみれば」

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続き。「『地球が二酸化炭素によって温暖化している』というエセ科学そのものが、日本では元科学技術庁系の原子力マフィアによって背後から操られていたことは明白だね。…デマゴギーだということを、日本人が早く見抜いてほしい」。『原発の闇を暴く』P.107より。

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広瀬隆「原子力委員会委員長の近藤駿介、原子力安全委員会委員長の斑目春樹、経産省・資源エネルギー庁原子力部会長の田中知、みんな東大大学院工学系研究科OBですよ。いかに原子力マフィアが東大学閥に結集しているかが分る。東大をリーダーとする学会のボス的存在が、前東大総長の　

HEAT @HEAT2009

続き。「小宮山宏らしいね。今は三菱総合研究所理事長で、2009年からは東電の監査役に就任し、内閣府の国家戦略室政策参与となっている」。明石昇二郎「彼の口から東電監査役としての謝罪の弁なんて一度も聞いたことがありません。あの当事者感覚のなさはすごい」。『原発の闇を暴く』P.110。

HEAT @HEAT2009

そういや、せんじつ読んだ『原発はなぜ日本にふさわしくないのか』良かったなあ。 http://ow.ly/5EjBX

miyuki @miyu_0921

@HEAT2009今晩は。「原発には愛がない」って云うフレーズが気になります。RT @HEAT2009 そういや、せんじつ読んだ『原発はなぜ日本にふさわしくないのか』良かったなあ。 http://ow.ly/5EjBX

HEAT @HEAT2009

『原発はいらない』小出裕章（著）が書店に並んでなかったんだが、並ぶのは明日かね。『原発の闇を暴く』と同じ発売日だったのに…。

HEAT @HEAT2009

@miyu_0921 こんばんは。皇統保守の立場から出てきた原発批判ですから、そっち方面に関心のあるひとには読む価値のある内容です。書店で目にとまったら、パラパラっとでも手にとってみることをお勧めします。

アルルの男・ヒロシ @bilderberg54

この本は非常にためになる。後で詳しく紹介したい。 http://p.twipple.jp/mZ2yA

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アルルの男・ヒロシ @bilderberg54

原子力村の人物解説はさすが広瀬隆。関村教授の裏の顔などこの本で初めて知った。ただ、広瀬隆でも核廃棄物は現状では第一原発の敷地内におくしか現実的な策はないと書いていたのは意外と現実的な感じ。ただ、放射能危険性をいうなら、最も具体的にチェルノブイリの小児がん以外の具体例が欲しかった。