- marururi_Sosaku
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俺と軽田門さんはたまたま呼称くんと出会って、彼と一緒に熇乃くんを探しているところだった。 探していると言っても、まだ周りを見渡した程度だったけど。
2020-11-06 22:02:52紫音呼称✧「しゅーがーさーーーーん!!」 呼称くんはまた熇乃くんの名前を呼ぶ作業を開始する。 俺達もきょろきょろと周りを見渡した。
2020-11-06 22:03:26【回想】 twitter.com/To_be_graycolo…
2020-11-06 22:06:31「それに今探検したら迷子になるからね、俺は」 そう言って呼称はすんっと真顔になる。 『ああ……』 「兎にも角にも、ここで知り合いに会えてよかったよ。 この機会に仲良くしよーぜな、しゅがさん。 というわけで、位置情報アプリのIDでも交換しようじゃないか」
2020-08-02 21:24:22【回想】 twitter.com/To_be_graycolo…
2020-11-06 22:06:44迷子になっちゃった時に参考にするから、と懐っこい犬のように笑いながら呼称はスマートフォンを差し出した。 とりあえず、SNSアカウントは知った。こうして俺たちは顔見知りからクラスメイトにランクアップしたのである。
2020-08-02 21:24:39冴木翅✧「へえー、位置情報アプリなんて交換してたんですね!」 位置情報アプリの存在は、バイトで使ったことがあるから知っている。 呼称くんは嬉しそうにうんうんと頷いていた。
2020-11-06 22:07:23紫音呼称✧「いやー、よかったよかった。これを使えばしゅがさんの位置は丸わかりじゃないか!」 そう言って呼称くんは、上機嫌に位置情報アプリを起動する。
2020-11-06 22:07:41紫音呼称✧「ありゃ、校門あたりにいるや。最近帰ってきたのかな」 冴木翅✧「……? わわ、本当ですね!」 軽田門サラサ✧「とにかく、見つかりそうなら良かったねー」
2020-11-06 22:07:59俺はこちらに向けられたスマートフォンが起動している位置情報アプリを見つめる。 呼称くんの位置情報アプリで、熇乃くんの位置は校門の近くを示していた。
2020-11-06 22:08:24紫音呼称✧「うん。二人とも、ありがとね〜。俺しゅがさんに脚本のことで用があってさ〜、ちょー急用だったの」 そう言って手をぱん、と合わせて呼称くんはにっこりと笑う。
2020-11-06 22:08:35