「輪るピングドラム」僕の桃のカンヅメ。

幾原邦彦さん監督によるTVアニメーション「輪るピングドラム」。「輪るピングドラム」関連ツィートの整理用、感想ツィートの「カンヅメ」です。
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枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」の「おもしろい」を突きつめ詰めこんでゆく構成というか幾原邦彦さんのモードは、実は「ウテナ」よりも「セーラームーン」に近いんじゃないかという気がしている。試運転マニュアルで視野に入れている「十代半ばの子供たち」に積極的に伝えようとしているのを感じる。

2011-08-14 07:48:58
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」は「十代半ばの子供たち」に届けている物語だと思う。ただ陽毬がかわいい声で言う「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」十代半ばの子供たち以上に、きっとすでに「何者」かになっている大人にこそ打撃を与える言葉だとも思うんですていうかキツイっすw

2011-08-14 07:49:06
枝松聖 @EDAKIO

ファビュラスマックス。「輪るピングドラム」の時籠ゆりさんの口癖。世界観的には割と常識人な彼女が口にする機会の少ないぶん、ツィートでは積極的に日常的に「ファビュラスマックス」を入れ込んでゆこうと思う次第であります。ていうかやっぱり使いどころがファビュラスマックスにムズカシイ。

2011-08-19 21:33:47
枝松聖 @EDAKIO

おはようございます。本日も早寝早起き生存戦略でスタート。ファビュラスマックス!

2011-08-20 07:36:03
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」6話。高倉冠葉は自分たちの輪の外にいる何者かの存在を感じ、戦慄する。荻野目苹果は運命の輪を完遂させる最大の試練に挑む。高倉晶馬は止まることを知らない女たちの情気機関の熱気に、くるくる輪る。さぁ大変。

2011-08-20 07:40:28
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム6話。愛用品。それは自分のお気に入りの品。自分が選んだ、自分が自分である証明。愛用品があれば、どんな場所でもそこは自分のお気に入りの空間になる。…たぶんそういう理屈だと思うんですけれども。けれども。荻野目苹果は今日も超時空運命少女だ。

2011-08-20 21:46:47
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム6話。桃のかたちの目覚まし時計。海の底の竜宮城のあしらわれた、桃色の、運命日記。桃のもようのはんこ。海のアイテムでデコレーションされた苹果の部屋のちいさな違和感のその理由は。舞台美術が、小道具がすでに物語を描いていた。

2011-08-20 21:47:10
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム6話。あと、「回想」で日記帳の側に置かれていた「ノート」が気になる…。ギャグの範囲にあるものであるのか、まじに物語を、持ち主のことを描いている小道具であるのか、ものすごく気になる。

2011-08-20 21:47:36
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム6話。時間は「想い」を風化させ、均す。時間は「想い」を純化させ、刻み込む。どちらが幸せなことでどちらが悲しいことであるのか、今はまだわからない。ただ「想い」を喪う恐怖、喪われたこともわからない恐怖は、わかる。抽象化されたその瞬間の表現にざらりと粟立った。

2011-08-20 21:47:45
枝松聖 @EDAKIO

朝のコーヒーで「輪るピングドラム」小説版6話まで。小説版を読むのはアニメ版の後にしている。時間とで、立体的に感覚に迫る、なんていうか「アニメ力」が強大な作品だと思うから。ネタバレというよりは、まずそれを感じてからお話を読み解いてみたいと思う。

2011-08-21 07:31:02
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版「6」。観て、「何じゃこりゃあ!」と思ったものを、読んで、そ、そうなの?と、整理する感覚というか…という中で第6回の「海のギャング」登場シーン近辺が両メディアでほぼ同一で、びっくり。今回ばかりは小説版を先に読んだほうが「何じゃこりゃあ!」感は高そうだw

2011-08-21 07:32:51
枝松聖 @EDAKIO

おはようございます。本日は早めに寝て覚めてスタート。エナジーファビュラスマックス!

2011-08-27 06:58:26
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」7話。荻野目苹果は「ラブレター」に感激する。荻野目苹果は歌劇団の公演を観劇する。高倉晶馬は観劇するように彼女を観る。その人物像は歓迎できないが目的のためには仕方ない。荻野目苹果は運命の輪の間隙を突こうと炎のように走る。

2011-08-27 07:02:13
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム7話。舞台。それはきらきらと輝く虚構の世界。観客はその輝きに日常を忘れ、夢を重ねる。舞台。それは虚構が儚いものであることをあらかじめ知る者が楽しむ装置。虚実を行き来する者にその輝きは届かないのかもしれなていうか苹果よ、あんたがあの世界観にドン引きするとは。

2011-08-27 07:02:46
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム7話。女優は、平板な人生を歩む大勢とは異なる、選ばれた人間だ。歌劇団の男役の彼女の普段着のヘアースタイルが受け容れられているのも選ばれた人間である証だ。た、たぶん。濃いなあ。あと大勢が文字通り「平板」な作品で、平板なりの表現のバリエーションが増えていてびっくり。

2011-08-27 07:03:30
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム7話。選ばれてしまった少年と選ばれなかった少女と。彼らは望みを叶えるためなら、危険なことにだって手を染める。迫り来る運命と戦う。たとえそれが危険で不確かな、情報の海に漂う方法であっても…今回ばかりは「何?このアニメ」とクラクラしたw晶馬はいいやつだ。

2011-08-27 07:05:02
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム7話。ゲストのどうぶつの濡れた声が、昼下がりのぼんやりした脳みそにじわじわボディブロー的に効いてくるw

2011-08-27 14:50:36
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」小説版7話。悪気のない多蕗、無邪気な多蕗。だけど。恋のきらめきにメロメロしていても、苹果の目はその中にある翳りも同時に認識している。その冷静な感覚は、あぁ女の子らしいなと思った。それだけに後半の怪奇性がより奇っ怪に際立っちゃってもいるんですが(笑)。

2011-08-28 06:50:35
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版「7」。小説版での謎の女子高生・夏芽真砂子の描写は、主観のかたちでさりげなく謎の片鱗を見せる作りになっていてドキドキする。あと前回からあの状態の陽毬の言葉が映像と比べるとやや過激で、違う意味でもドキドキする…。あと、今回は展開がちょっと先取りでドキッ。

2011-08-28 06:51:19
枝松聖 @EDAKIO

おはようございます。本日も空模様を見ながら巻き巻きでスタート。台風の影響で風力ファビュラスマックス。

2011-09-03 06:29:11
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」8話。高倉陽毬は家の中で長い時間を過ごす。TVを観て雑誌を見てダンベルで身体を鍛える。兄たちは自分たちが知らない時間に妹が身につけた「力」を目の当たりにする。久しぶりに「陽毬ちゃん」がたくさん話していて可愛いなあよかったなあうわあ大変だなあ。

2011-09-03 06:31:32
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム8話。現実をかわいい人形芝居のように捉える。物語の主人公のように振る舞う。苹果の頭の中の世界にはリアリティがなく見える。けれどかわいい皮の下には見たくないものがあり、自分の姿は紙人形のようにペラペラで。それは世界に対してあまりに無力な、十代のリアルそのものだ。

2011-09-03 06:32:41
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム8話。同じ路線図でも「駅」同士が交わることは、ない。ケーブルTVの専門チャンネルは専門外の番組を流すことは、ない。晶馬と苹果は同じものを見ているようで、違っていることを知ってしまった。他人と他人は並列に連なるだけなのか。「輪」にはなれないのか。はたして。

2011-09-03 06:34:03
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」小説版8話。たぶんそんな気はしていたけれど、高倉家での陽毬の真新しい真っ赤なグローブの、そしておでこの輝きの描写はなかったw1号2号の、食材の出処の気になる料理もない、平穏な家庭の風景だった。それがズガンと効いた。

2011-09-04 07:07:46
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版「8」。シューズインクローゼットの存在にときめいたり洗濯に想いを馳せたり、晶馬主観が描く多蕗の新居は主夫的にはかなりファビュラスマックスな世界らしいw独身時代と現在で、男のひとの「お茶の淹れ方」が変わる感じとか、ディティールのところどころに「女性」を感じる。

2011-09-04 07:11:06