鳴る子のザガオロ周りの独自設定まとめ

推しカプと推しカプ周りの人間関係についてまとめた記事です。完全な創作設定ですのでご注意ください。
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鳴る子 @nalcho_re_pcy

#今日幻たザガオロ うちはオロバスさんが基本出撃しっぱなしのパーティで、特に初期は相手の奥義を封じながら戦うために常に最前線にいた。全員倒れてもオロバスさんだけ生き残って勝ったりもしていて、正直ウチのモンモンからすると頼れる副官ポジなんだよな。

2020-10-29 20:07:55
鳴る子 @nalcho_re_pcy

そんな風にソロモンに頼られてるからオロバスさんも、あまり向いている方ではないのに無理して戦場に出ながら、最初期には特にモンモンの負担を減らすためにどうしたらいいか結構考えてた。そういうことを考えること自体得意ではないけど、そもそも人がいなかったからね。考えられる人が考えないと。

2020-10-29 20:10:49
鳴る子 @nalcho_re_pcy

本人はあまり自覚ないけど結構負担があって、特に好戦的な性格ではないせいで戦闘では結構体力を消耗してた、そこに新たな戦力としてザガンちゃんが来たわけだ。お互いの印象はあまり良くない。

2020-10-29 20:13:43
鳴る子 @nalcho_re_pcy

と、いうのも弊アジト、初期はアタッカー女子がわんさか召喚されて戦力の偏りが激しかった。で、オロバスさんは彼女達とあまりうまくやれていなかった。まぁオロバスさんの「ソロモンを守らないと」という焦りが悪い方向に行ったのもあり。で、また好戦的な女の子が来たから、厳しいなと思ってた。

2020-10-29 20:17:01
鳴る子 @nalcho_re_pcy

一方ザガンちゃんは、正直オロバスさんに軽くジェラってた。と、いうのも、刺青だらけの少年であるソロモンよりめちゃくちゃに目立つ人が召喚の時隣に立ってて、思わず目がいってしまったから。ショーを演出する人間として、目を奪われたなんて会った瞬間に敗北宣言してしまったようなものだもの。

2020-10-29 20:19:36
鳴る子 @nalcho_re_pcy

いくら仮面とはいえ……いや仮面というファッションは選択肢の一つとして充分アリだな……いやでもさぁ!みたいに。ちょっとそれずるいでしょって思ったのもある。だから、初めてお互いに会った時には、ただ挨拶をしただけだった。

2020-10-29 20:21:33
鳴る子 @nalcho_re_pcy

でもザガンちゃんは貴重な盾役な訳で、特に避けることに専念した動きは体力の消耗が少なくて済む。ソロモンは普段のパーティにザガンちゃんを迎え入れることにしたんだ。その結果、ザガンちゃんとオロバスさんは例え嫌でも一緒に顔を突き合わせることになった。2人だけ生き残ることも多かった。

2020-10-29 20:24:40
鳴る子 @nalcho_re_pcy

それで背中を合わせて戦っているうちに、お互いのことが見えてくる。例えばオロバスさんは、ザガンちゃんが相手を瞬間的にすごく観察して、素早く死角に潜り込んで攻撃をいなすところを見てきたし、ザガンちゃんは戦闘が始まるたびに大きく息を吐いて緊張をほぐすオロバスさんをみていた。

2020-10-29 20:28:17
鳴る子 @nalcho_re_pcy

そこでオロバスさんは「ああ、彼女はただ好戦的なんじゃなくて、相手との読み合い、駆け引きをするメギドなんだな」とか「自分の技が見切られて倒れてでもも前に立つのか」と考えたり。ザガンちゃんは「戦闘好きじゃないんだ?でもソロモンのために戦うんだ…」とか「結構常識あるなこの人」と思う

2020-10-29 20:32:10
鳴る子 @nalcho_re_pcy

あと、野宿が続く中で、オロバスさんがザガン ちゃんに自分の食糧を譲ったことがあって、オロバスさんとしては自分は少食だから若いメギドに渡した方が効率的だし、彼女も慣れない中で疲れてるだろうからって思って渡したんだけど、ザガンちゃんはそこで、オロバスさんの負担みたいなものを察知する。

2020-10-29 20:35:43
鳴る子 @nalcho_re_pcy

食が細いからと誰かに食糧を譲り、眠りがあまり必要ないからと夜の見張りも買って出る。街に行く時にはソロモン達に害が及ばないようにある程度気を使っている風だし、戦略会議にも必ずいる。自分がいない間ソロモンを支えてたんだなと思って、だからその日、ご飯のお礼に見張りの交代を買って出た。

2020-10-29 20:40:56
鳴る子 @nalcho_re_pcy

みんながいなくなったところで、焚き火を突くオロバスさんに向けて言った。彼も色々遠慮したけど「借りは作りたくない」みたいなことを言ってゴリ押した。そしたらオロバスさん、その場で紙の束とか資料を広げ始めてね。テントに戻らないの?って聞いたら「ブネやガープに怒られるからやだ」って。

2020-10-29 20:45:00
鳴る子 @nalcho_re_pcy

確かに規律に関して色々言う2人ではあるけど、そんなことある?って思ってね。でもオロバスさんは楽しそうにもう自分の世界に没頭し始めててね。その時ザガンちゃんは「思ったより可愛い人だな」ってオロバスさんのことを思うんだな。研究肌だってことも、ここで知る。

2020-10-29 20:47:39
鳴る子 @nalcho_re_pcy

あと、ザガンちゃんがなんとなく一人で訓練したくなった時に、散歩してたオロバスさんが迷い込んできたことがあって、見学してったことがある。闘牛士の事とか演出の事とかを聞いて、興味深いねぇ、って。ザガンちゃんも楽しかったし、オロバスさんも気にせずポンポン質問に答えてもらえて楽しかった。

2020-10-29 20:51:30
鳴る子 @nalcho_re_pcy

良い友達というか、親友、かつ戦友みたいな二人になって。お互いもうある程度気を許してたと思う。良い人と仲良くなれたなーって。でもある時、強敵との戦いが終わって、なんとか勝って、ある程度処置を終えてから街に入ろうとした時、ヴィータからオロバスさんに石が投げられた。

2020-10-29 20:55:37
鳴る子 @nalcho_re_pcy

石を投げたのはたった一人のヴィータ。それに排他的な田舎の村で、幻獣が居たせいで人の心が荒んでいたのもあってね。で、オロバスさんはまずいと思って、ソロモンの負担になる前にとスッとその場から消えた。仲間の誰にも気付かれる前にと思って気配なくやったのだけど、ザガンちゃんはそれをみてた。

2020-10-29 20:59:04
鳴る子 @nalcho_re_pcy

探して、追いついて、ザガンちゃんは戻ろうと言うわけよ。でもオロバスさんはソロモンの負担になるから、と言う。押し問答に押し問答を重ねた末に、オロバスさんが「元より私の居場所がないのは当然のことだ」みたいなことを言い出すんだよ。それでザガンちゃんは絶句する。

2020-10-29 21:06:15
鳴る子 @nalcho_re_pcy

ザガンちゃんは自分はメギドだけど、ヴィータの世界でうまくやってきて、むしろより良い方向に導いてるとすら考えている。なのにオロバスは自分の居場所は無いと言う。死んでもしょうがないと言う。優しさも、常識もあって、ただ生きているだけなのに。 どうしてそんなことを言うの、と思う。

2020-10-29 21:09:40
鳴る子 @nalcho_re_pcy

どうして、なんで、と考えてもザガンに答えは出なかった。痕跡も残さず消えることを、望んでいないのに望んでる。理由はしょうがないと思っているから。 ……戦いが終わってから、平和になった世界で、一緒にヴィータとして、追放メギドとして生きられるだけ生きていたいと思っていたことに、気付く。

2020-10-29 21:13:57
鳴る子 @nalcho_re_pcy

君が気にすることじゃない、君はうまくやっているんだから、と優しく声をかけてくれる彼をどうしたら生かせるだろう? ……守ればいい。彼が死なないように、しょうがないなんて言わせる前に。引き留めればいい、彼に「死にたくない」と、地を這ってでも生きたいと思わせられれば。

2020-10-29 21:19:31
鳴る子 @nalcho_re_pcy

その瞬間、彼女の覚悟は固まった。人ならざる者として人とは交われないなんて言う彼に、そんなことはないと、全力をかけて伝えようと。 そしてその時ザガンちゃんはオロバスさんを愛しているのだと自覚するんだな。

2020-10-29 21:22:40
鳴る子 @nalcho_re_pcy

ちなみにオロバスさんは、たかが自分に石が投げられた位でこんなに辛そうな顔をするザガンちゃんにびっくりしているところがあって。優しいねぇ、君は。と仮面の奥で目を細めている。気にかけてもらえるのって嬉しいんだな、と、どこか他人事のように。

2020-10-29 21:32:54
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