- kintoki_naruto
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サトウさんは東京広尾生まれの都会人でサトウの名の通り塩とは程遠い生活。恵比寿でサーフショップを経営し週3でコンパをする絵にかいたようなチャラ男だった。30代半ばで「この仕事マジで飽きたんだけど」と思うようになり、大好きな海から連想して「海→しょっぱい→塩→あ、塩職人か!」と1週間後にはサーフショップを売り払いチャラ男時代の写真を全部捨て日本一の塩職人を目指すことにした。
最短で日本一になるためには「日本一の塩職人の技パクればいいんじゃね?」と考えたサトウさんは図書館や料理雑誌で調べまくった結果、高知県黒潮町の名人・吉田猛という塩の世界でのレジェントにたどり着いた。
サトウさんは東京から8時間かけ名人の元へ到着しアポなしで「はじめまして! 俺を弟子にしてください」と言ったが、吉田さんは日本一の塩職人のだけあって完璧な塩対応。その後も東京から通って土下座して頼み込むも吉田さんには弟子入りできず、4度目にサトウさんは「こっちでアパート借りてきました! これで毎日土下座しに来れます!」と言うと、ついに吉田さんが「お前みたいなバカは初めてだ」と弟子入りを認めてくれた。
「塩職人だけに塩対応」by弘中ちゃん #激レアさん pic.twitter.com/ngAU7WnjL3
2020-11-16 23:32:13弟子入りして初めて吉田名人の塩を舐めてみたサトウさんは「う、ウマすぎる! 塩のレベル超えてやがる!…間違いねぇ! コイツが日本一だっ!」と膝から崩れ落ちるほど衝撃を受けた(弟子入り前は吉田さんの塩の味を知らないまま土下座に通っていた)。
世界でも7人くらいしかやっていない完全天日塩は、日の出から日の入りまで1時間ごとに塩を混ぜ、触り方で塩の味がどんどん変わっていく。作業をするビニールハウスの中は夏は70度にもなるが、サトウさんはこの作業が大好き。