ナイキのCMに、私たちが腹を立てた本当の理由

uroak_miku @Uroak_Miku

その昔「馬鹿が多くて疲れません？」と語りかけるCMに批判が殺到したのをビートたけしが「怒るってことはつまり馬鹿ってことじゃないのかよ」と嘲っていましたが、そうではないのですよ噛みつくと「そうやって噛みつくから阿呆なんだ」と自動的に反撃される見えないシステムに大衆は腹を立てたのです。

uroak_miku @Uroak_Miku

youtu.be/stPrSWJuibw これこれ。カメラ目線で「馬鹿が多くて…」と言われれば誰だって「あんた何様？」と思う。そう言いかえそうとすると劇中の女性がさらに「ああ、馬鹿が多くて…」とため息をつくわけです。反論も批判もみんな呑み込んでしまって「ああ、これだから…」と抑圧してくる仕掛け。

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

馬鹿が世の中どのくらい多いのか、データも何にもないので判定はしようがないとして、「それはちょっと…」と苦言を言いたくなってもCM内のこの女性は「ああ、やっぱり」と被害者面をしつつ上から目線で反論を抑え込んでしまうわけです。

uroak_miku @Uroak_Miku

SNSの普及もあって、こういう巧妙な挑発＆イージス・システムが（発信者にどのくらいの計算が事前にあったのかはともかく）稼働しやすくなっている気がします。