当地のがんの拠点病院ということにはなっているが、国がんのようにがんだけの病院ではないので、働いている医者にもそこまでがん診療に関心が強いわけではない人もいる。
2020-12-09 02:35:15地方病院とはいえどの診療科でもがん薬物療法に高い関心を持っている人もいるが、がん以外が専門の医師や、がんが専門でも手術など薬物療法以外がメインで化学療法にそこまでコミットするつもりがない人もいる。そういう人にどう関わってもらうか。
2020-12-09 02:38:28残念ながら(日本の多くの病院と同じく)がんの薬物療法を自分のサブスペと考えている人はかなり少なく到底需要を満たせないので、(ダビンチ導入時のように)少数の専門医が院内全症例を監督し治療方針に逐一関わるような方式は現実的ではないし、お互いにやってられないだろう。
2020-12-09 02:46:00際限なくどんどん複雑化するものを、薬物療法以外がサブスペの人にどうやって無理なく(互いに負担に感じることなく)知ってもらうかを考えないと、施設内の主治医ごとの治療にかなりばらつきが出てしまう。
2020-12-09 02:48:58大腸癌で治癒切除例にも標準治療としてMSI検査が行えるようになり、また切除不能例ではパネル検査に適した人に適したタイミングで検査を提案してもらうにはどうするか、そういうことを考え始めるとやっぱり施設全体の共通理解みたいなのをどう作ってどう維持するかという必要性を感じる。(終)
2020-12-09 02:55:05そして院内のがん診療水準について考えているのと同時に、Twitterでは腫瘍内科を専門としつつがん専門病院ではない市中病院の一般内科との狭間のようなポジションにいる医者が考えていることを発信し、市中の腫瘍内科医のあり方について広く考えてもらおうと取り組んでいる。(モノは言いよう)
2020-12-09 03:12:26(個人的には、がんセンターや大学はもっと腫瘍内科の卵をたくさん育て、次にそれを自施設に抱え込まずにどしどし市中病院に供給する培養装置になってほしいと思っているけど、まあ、センターや大学もそんな余裕なく無い袖は振れないので仕方がない。。。)
2020-12-09 03:15:26