(都市)地理学と都市計画は違う?地理学は政策提言をすべき?
- Naga_Kyoto
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@AtorsM ちょうどM氏もこういうツイートしてましたけど、たしかに地理学は“都市計画分野と比べると”当事者ではなく観察者的立場を採ることは多いように思いますね twitter.com/oigawa2/status…
2020-04-22 02:33:30政策提言が弱いことへの批判
地理学の特性かつ問題点は現状分析がメインで提言をあまり行わないこと。 これはすごいわかるし、地理学が役に立たないと言われる所以なんだろうと思う。
2019-11-17 17:36:37最後の地理教育セッションで指摘されていた 小学校の学習指導要領で地理的な内容が公民に分類されてしまっているという問題点も, 積極的に提言をしない地理学の姿勢が,地理学全体の政治力の弱さとして顕れてしまっている,ということではないやろか。
2019-11-17 20:04:49戸所 隆「地理学の開発研究としての地域政策研究 -主として都市地理学の視点から」立命館地理学 (21), 1-15, 2009 ritsumei.repo.nii.ac.jp/?action=pages_… 地理学において政策的研究が少ないことを批判する記事。筆者は京都市・草津市・上越市などで地域政策に携わった都市地理学者。
2020-04-29 10:07:52>地域の実態は理解できても、その地域を形成する規範となる法律や条例を理解しない地理学研究者が多い。都市計画法や建築基準法を理解せず都市地理学研究やまちづくりの実践は不可能である。 それはそう
2020-04-29 10:10:34「観察」はあきらめをもたらす?
前にも言ったけど、交通趣味を構築主義的な批判の文脈で読んだところで「じゃあ我々はどうすればいいのか」という疑問には直接答えてくれないんですよね それは例のテクストで散々批判された部分です 責め立てられても解決策がないとやり場のない鬱屈とした感情が溜まるだけです
2019-05-01 01:55:54最近読んだ本から一節「社会科学は、それが体系だっていればいるほど、人々に無力感やあきらめをもたらすことになりがちである」中澤高志(2019):『住まいと仕事の地理学』、旬報社、p299。
2019-05-01 02:00:31「アカデミズムでは、事象を「客観的」「科学的」に説明してくれる体系的な理論や知識を生み出すことに価値が置かれる。必然的に、大学での教育や学びも、そうした方向になる。しかし、そういう「客観的」「科学的」理論がもたらす一般的な結論は、往々にして地域に絶望やあきらめ、宿命論をもたらす」
2020-12-28 06:46:11地理学と都市計画が一体となっている国もある
僕の感じだと、ドイツもフランスも、都市計画実務家のバックグラウンドの50%は地理学出身。建築、土木、造園出身は残りを1/3づつシェア。 さて、日本の地理学は計画的な関心をどこまでもっているのかな? また、欧米では、都市計画実務家の過半数を女性が占めることをいかに考えるか。
2012-12-07 21:32:50パリの都市計画研究所(IUP)でも、僕のDEAの先生は地理学の先生でした。リッター、ラ・ブラーシュという流れからなので、多少、イギリスとは違うのかもしれませんが、都市へのアプローチが多様という意味では、大きな共通性を感じます。IUPも様々な先生がいました。 @jinyuu
2010-05-02 23:57:30加えて、ヨーロッパでは地理学・社会学・都市計画学などの学際的な都市研究が盛んなのですが、日本だとまだまだ分野間の垣根は高い感がありますね。
2020-03-18 18:25:36“フランスにおいては、地理学は都市計画を構成するいくつかの基盤となる学問のひとつとされる。一方、日本においては、都市計画は「工学」の一部とされたことから、人文学の傾向の強い地理学とは学問分野としてほとんど接続されてこなかった。” — KT editorial board link.medium.com/nOMYid9tr9 これ
2020-09-02 20:51:56>「地理学」はもともと「都市計画」と密接な関係を持っていた。フランス語における都市計画であるurbanisme(ユルバニスム)という語は、そもそも1910年のヌシャテル地理学会の会報誌において地理学者ピエール・クレルジェがはじめて用いた。
2020-09-02 20:53:16都市計画と人文地理学はかなり似た(人によってはほぼ同一の)関心を持ってるのに、文理っていう教育制度の壁で分断されているのは本当にもったいない。…と考えている人は多いはずだけど、なかなか解消されないってことはやっぱり制度を変えるのは大変なんだろうね。
2020-09-02 21:02:12立場が違うことも重要?
学問には、 ◆基礎的な研究をする分野 → 社会がどう成り立ったいるのかを正確に多側面から理解・認知する ◆実社会へ応用する分野 → 基礎的な研究の成果に基づいて、社会でどういう政策をすれば良いのか考える という2つの性質があると思うのです。
2020-05-01 23:43:54地理学は前者の「基礎的な研究:社会の認識」という性格が強いと思うのです。 地理学は社会の様子や問題を、正確に、そして今までと違う視点で捉えて、社会に問題提起する。その後、それに基づいて社会をどう変えていくかは、工学や政策学だったりに任せるというスタンスでもいいんじゃないかと。
2020-05-01 23:43:54ただし、地理学が捉えた社会の構造・歪み・問題を、社会に発信して、社会に認知させるするというのは極めて重要で、その意味でアウトリーチにもっと取り組むべきだし、どうしたらより分かりやすく正確に伝えるのかを考えるべきなんじゃないかなと。
2020-05-01 23:43:55地理学と政策をどうつなげるか
やっぱり地方自治体の統治みたいな概念を包摂しうる公共政策を考えるうえではただ地方で幾らか居住するだけではダメで、地理学徒的な目線というかメソドロジーをある程度身につけることが居ると思うんだけども自分が地理学者に本格的に就いてないことからそこの必要な要素を巧く言語化できないんだよな
2020-08-30 03:51:13地域政策を考える上では地理学、少なくとも地理的素養は不可欠だと思います。その上で地理学が弱い政策的含意を補う必要があります。よく神谷浩夫先生も「単なる雑学のような地理学にとどまっていては社会にインパクトは与えられない」と言ってたなと。 twitter.com/Tocqueville_ta…
2020-08-30 13:26:24