「ジャーナリズムの新しいかたち ~ 非営利化するメディアと調査報道の可能性」

「ジャーナリズムの新しいかたち~ 非営利化するメディアと調査報道の可能性」 日 時:12月10日(木)17:00~20:00(開場16:30) 場 所:大隈小講堂(地図の番号21) ■基調講演者(逐次通訳付き) ◎チャールズ・ルイス氏(Charles Lewis) 続きを読む
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@tsuda

ルイス「調査報道チームが解体、消滅している。調査・国際報道は時間と金がかかる。経営的にはリスクがかかり、維持が難しいものという捉えられ方になっている」

2009-12-10 17:16:59
@tsuda

ルイス「この空洞化のプロセスが起きたことで、我々の複雑な世界を報道したり、独自の話を伝える人の数が少なくなってる。権力者に説明責任を迫るジャーナリストも少なくなってきている」

2009-12-10 17:17:40
@tsuda

ルイス「そんな中米国、カナダ、一部のヨーロッパ、一部のアジアなどで生まれてきているのが、新しい調査報道の生態系」

2009-12-10 17:18:55
@tsuda

ルイス「非営利のジャーナリズムそのものは別に新しい現象ではない」

2009-12-10 17:19:24
@tsuda

ルイス「米国では経緯を持たれてきたメディアというのは非営利。APやナショナルジオグラフィックなど、挙げていったら枚挙にいとまがない」

2009-12-10 17:20:30
@tsuda

ルイス「日本では、共同通信がAPと同じように加入社からの料金で収益をあげている」

2009-12-10 17:22:21
@tsuda

ルイス「これまで2つの非営利組織を設立した。米国の4つの非営利ジャーナリズム組織は米国の多くのテレビや新聞など、プライマリーメディアと提携している。既存メディアはコストゼロで良いニュースコンテンツを提供してくれるところを探している」

2009-12-10 17:24:53
@tsuda

ルイス「米国の非営利報道組織は多くのクオリティの高い記事を作っており、メディアもそれを欲している。これは都合の良い結婚なのです」

2009-12-10 17:25:53
@tsuda

ルイス「オンラインで非営利ニュース機関が提供しているニュースが今後ピューリッツァ賞を受賞する可能性もあると思う」

2009-12-10 17:26:34
@tsuda

ルイス「非営利ニュース機関と既存メディアがますます関係しあうようになってきた。米国だけでなくほかの地域でも深くジャーナリズムを追求する手段になってきている」

2009-12-10 17:27:36
@tsuda

ルイス「しかし、個人が発端となってニュース機関を作ろうと思う人がいるのはなぜだろうか。私の場合は調査することを認めてもらえなかった調査報道があったことに不満を覚えたということがモチベーションになっている。その不満があってフィフティーミニッツを辞めた」

2009-12-10 17:29:00
@tsuda

ルイス「私自身がこの事業に貢献できるお金はなかったので、1989年、慈善事業財団など、そのへんから金を集めた。あとはメディアに対するコンサルティングで金を稼いだ」

2009-12-10 17:29:53
@tsuda

ルイス「2人の信頼のおけるジャーナリストと友人になり、取締役になった。センターの最初の予算は20万ドル。その後20年で3000万ドル集めた。その資金の大半は財団(寄付)から来ている」

2009-12-10 17:32:01
@tsuda

ルイス「今は世界最大の調査報道機関になっている。今は一流の記者も参加している。彼らが国境を越えてニュースコンテンツを作っている」

2009-12-10 17:32:30
@tsuda

ルイス「このセンターの仕事は40回以上、ジャーナリズムのアワードで表彰されている。いくつもの全国的なスクープも出している。96年にセンターから報道したものとしてはクリントンの資金調達についてのスクープがある」

2009-12-10 17:34:51
@tsuda

ルイス「FAT CAT HOTELは、職業ジャーナリスト協会の賞を受賞した。エンロンがブッシュの最大の資金提供者であるということを報道した」

2009-12-10 17:35:39
@tsuda

ルイス「03年にはブッシュ政権が作っていた第2の愛国者法案を報道した」

2009-12-10 17:36:22
@tsuda

ルイス「これは世界中で100以上のメディアで記事にされた。01年の愛国者法が議論の対象になったが、元々その次の法案は提供するつもりはないとブッシュは言っていた。しかし、我々の報道によってそれが真実ではないことが明らかにされた」

2009-12-10 17:38:00
@tsuda

ルイス「世界でもっとも古い非営利ニュース機関はバークレーのCenter for Investigative Reporting。ここは現在好調で年間予算200万ドル」

2009-12-10 17:46:11
@tsuda

ルイス「世界最大の非営利ニュース機関はPRO PUBLICA。米国政府は景気刺激策のために大金を投じているが、数千人の市民にお金がどう流れているのか追跡させている。ジャーナリストと市民が連携して調査。これをクラウドソーシングと言っている」

2009-12-10 17:47:59
@tsuda

ルイス「PRO PUBLICAにジャーナリストが注目している理由は、編集長がウォールストリート・ジャーナルからここに移った。もう一人はニューヨークタイムズから直接PRO PUBLICAに移った」

2009-12-10 17:49:13
@tsuda

ルイス「驚くべきは、こうした非営利ニュース機関が米国では成長しているということ」

2009-12-10 17:50:52
@tsuda

ルイス「大切なのは、非営利ニュース機関の多くが過去3年間で作られたということ。大学のキャンパスでも次世代の非営利ニュース機関の創設者を育てるようなこともしている」

2009-12-10 17:52:48
@tsuda

ルイス「私のワークショップを紹介します。1つはBANK TRACKER。米国政府の銀行データを集めて銀行の健全性を比較してネットに掲載した。ネットで銀行の健全性を載せたのは初めての試み。公開して数週間で400万アクセスあった」

2009-12-10 17:56:29
@tsuda

ルイス「Blown Awayというプロジェクトはわたしの学生がやったプロジェクト。米国の景気刺激策の8割が米国外の企業に流れていることを明らかにした」

2009-12-10 17:56:53
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