氷食チルノ

ハチ🐾 @hachisu716

そういえば栄養がない、普段食用として食べないものをストレス要因から異様に食べてしまう氷食症とかあるから氷がりがり食べる咲夜さんはかわいいなって思うけどストレスはかわいそうだな……

ハチ🐾 @hachisu716

でも指冷えるし体温下がって体によくないのに氷かりかり食べて止まらないのを止める的な推しカプはちょっといいな……って思うけどお腹壊すから実際は美しくないだろな……

ハチ🐾 @hachisu716

あ、氷食べるチルノとかよくない？？🧊 氷精だから氷たべてても人間勢は誰も不思議に思わなかったんだけど、 実は氷の妖精が氷を食べるのって異常な共食い行動みたいなもんで、それは彼女が穢れてなにか違う存在になりかけてる証拠だから、仲間の妖精が聞いたときさっと青ざめるみたいな

ハチ🐾 @hachisu716

大妖精「チルノちゃんが……氷を？」 氷を？ 氷を？ 氷精が氷を？ 大妖精が訊き返したのを皮切りに、互いを見合わせながらざわざわと言葉を繰り返す他の妖精たち。 魔理沙「……ん？　別におかしくはないだろ。氷精だって暖炉のある部屋にいたら寒だってとりたくなるだろうさ。暖をとる反対に」

ハチ🐾 @hachisu716

大「それ……それは、本当なんですか。魔理沙さんの、見間違いとかじゃなくて……チルノちゃんが、自分で氷を……？」 なにかぎゅっと唾でも呑み込むように口唇を震わせながら、大妖精が繰り返す。 魔理「あー……？　うん、まあ。ちょいちょい食べてたと思うけど。暑い暑い言いながら。……なあ？」

ハチ🐾 @hachisu716

霊夢のほうを見る魔理沙。 霊夢が頷く。 霊夢「あー、そうね。だからここにいなくていいって言ったんだけど、作戦会議に仲間はずれは嫌だからって。食べながら参加してたわね。……それがなにかあるの？」 沈黙したまま俯いて、爪を噛む大妖精。 氷を。氷を。氷を。 ざわざわと繰り返す他の妖精たち。

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大妖精の震える肩を見て、さすがに不審がって眉をひそめる魔理沙。 魔理「……おい？　なんだ。チルノがなんだっていうんだ」 大「……あ、……ああ」 青ざめて震える大妖精の肩に、魔理沙が手を置く。 魔理「どうしたんだよ？　……おい、他のちっこいの」 魔理沙が他の小妖精たちを見渡す。

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魔理「姉ちゃんが知ってること分かるやつ、説明できるやつ、お前らの中にいるか？」 問いかけに、小さい妖精の中でも比較的年長に見える大きさの妖精が、緊張気味に進み出る。大妖精を幼くして、紫に変えたような髪と服をした少女だ。 「わたし、わかる。あの、あのね。あのね」 魔理「うん」

ハチ🐾 @hachisu716

「えっと、うんと……氷のようせいは、氷、たべないの。氷は、そのこのからだだから。からだをたべちゃうこは、いないから。ちょうちょはお花のみつをたべるけど、ちょうちょは、たべないでしょう？」 たどたどしく、しかし泣きそうな顔でそう告げる妖精に、はっとする魔理沙。

ハチ🐾 @hachisu716

掴んでいる大妖精の肩が、大きく震えている。 「だ、だからね、だから……チルノちゃんは、もう、氷のようせいじゃ、ないと、おもう……」 「ちょうちょがちょうちょをたべるのは、ほんとはもう、そのこが、ちょうちょじゃないから」 「ちょうちょのふりした、こわいものが、ちょうちょをたべるの」

ハチ🐾 @hachisu716

後ろに隠れていた妖精たちが、姉妖精を助けるように口々に云い募る。 話を聞いていた魔理沙は、思わず霊夢を見た。霊夢も苦々しく、険しい顔をしてこちらを見ている。考えるように口を開いた。 霊夢「……いつから……？」 ──いつから食べてた？ 魔理沙も懸命に記憶をたどる。 いつから？

ハチ🐾 @hachisu716

チルノが暑いと云い出したのはいつからだった？ いつから氷を口にするようになった？ いつからだ。 いつから？ ──違う。 ──もう、最初から……！ 魔理「……なんてこった……」 絞り出すように、魔理沙が口にする。 霊「魔理沙」 既に霊夢は大幣を持って席を立っている。 魔理「分かってる」

ハチ🐾 @hachisu716

立ち上がろうとした魔理沙の腰に、大きな衝撃が走る。大妖精が強い力で抱きついてきたからだ。 大妖精「やだ……っ！」 魔理「──っ！　おい！」 大「やだ……いやっ！　やだっ！　ころさないでっ……！　お願いです……っ！」 必死で縋りつく大妖精を、魔理沙が引き離す。

ハチ🐾 @hachisu716

大「ころさないでっ！　お願いですっ！　妖精じゃなくなってしまったら、もう戻れないのっ……！　自然じゃなくなるからっ！　不死じゃなくなるから……っ！　た、退治したら……死んでしまう……！」 自分の言葉にどっと感情が溢れてきたように、いつも穏やかでけして声を荒げない大妖精が泣き叫ぶ。

ハチ🐾 @hachisu716

他の妖精たちも、姉妖精に共鳴してか、それともチルノの置かれた状況を悟ってか、互いの服の袖を掴んでしくしくと泣き出す。 魔理「おい離せっ。何もころすなんて言ってないだろっ！　とにかく犯人……いや犯妖精、いや半妖精っ？　いやもう全妖怪？！　……が分かったんだから止めなきゃだろ！」

ハチ🐾 @hachisu716

大「ころさないで！　お願いっ！　お願いです！　ころさないでえっ！」 もはや魔理沙の声が届いていないのか、半狂乱になって叫ぶ大妖精に、魔理沙が身を捩る。それに合わせて妖精たちもみな声を上げて泣き出した 魔理「……あーっ、もう！　嘘だろこれ……」 帽子の鍔を引き寄せ、目深にかぶる魔理沙

ハチ🐾 @hachisu716

絞り出すようなその声は、離してくれない妖精たちにだけ向けたものなのか。霊夢も俯いて眉間に皺を寄せたまま動きを止めている。 うわああああん。 うわああああん。 ころさないでえっ！ チルノちゃんをころさないでえっ！ チルノちゃああん…… 悲痛な妖精の子どもたちの泣き声だけが、部屋に響く……

ハチ🐾 @hachisu716

というようなことになりはしませんかね！！！！！ 氷たべるといえば、ジュースの氷たべるクセがあるやつをころしたい犯人が全員のジュースの氷に毒を入れてた某名探偵なんとかの事件いっつも思い出すから、それ以降ジュースの氷囓み砕けなくなっちゃった！！！！！！

ハチ🐾 @hachisu716

妖精に血族的な姉妹って関係はないんだけど、同じ湖とかで先に生まれた妖精をお姉ちゃんって呼ぶ一種の共同体形成してたらかわいいなって思います。

ハチ🐾 @hachisu716

これ絶対なんかめちゃくちゃ複雑な異変追ってて、終盤わかった犯人が実は最初からいた仲間でなにげない仕草に伏線あったパターンだから今完全にネタバレだけ話しちゃったな……ｗ

ハチ🐾 @hachisu716

たぶん最終的な作戦会議のときに、毎回参加したがるチルノの姿が見えなくてあれー？ってなってたんだろなこれ……

ハチ🐾 @hachisu716

たぶんレイマリが犯人に気づいたりしてるこの間、どっかの森の暗がりとかで自分で作った氷を出しては指先ごと食いちぎらんばかりの勢いで歯を立てて氷を食べてるものすごい顔したチルノの闇堕ち描写があると思われる。

ハチ🐾 @hachisu716

その近くをたまたま飛んでいたちょうちょが、突如、黒紫色の禍々しい鬼火のようなものをあげながら燃え上がって、塵になって風に運ばれるみたいなやつがあると思う。

ハチ🐾 @hachisu716

こわ……凍ったりする異変じゃないからだれもチルノだって分からなかったんや……

ハチ🐾 @hachisu716

びえーーーーーって泣くちびっこたちにほとほと困る魔理沙っての見たいよね…… 魔理沙自身が小さい頃誰にも助けてもらえなくて家を飛び出した(独自設定)過去があるから、子供が泣いて助けを求めてるとちょっと弱いとこあるといいと思います。