M4シャーマンのサンドシールドの「点検スロット」について

サンドシールドに開けられている縦長の細い穴の用途。
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イカノボシ @ikanoboshi

シャーマンのサンドシールドに開けられている縦長の細い穴。何のためにあるのか謎だったのですが、米軍のマニュアルを調べていて判明しました。結論から言うと、これは履帯の緊張度を確認するための「点検スロット」です。 pic.twitter.com/WaB8NrQ2Mc

2021-01-05 22:08:47
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イカノボシ @ikanoboshi

履帯の緊張度は第2ボギー及び第3ボギーのリターンローラー上の履帯上面に直定規を渡し、それと最も弛みの大きい中間部の差を測って調べるようです。弛みの適量は1/2~3/4インチ(12.7~19mm)で、この値から外れている場合は誘導輪の軸を回して弛みを調整します。 pic.twitter.com/EeYWmNGSLH

2021-01-05 22:19:09
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イカノボシ @ikanoboshi

サンドシールドの点検スロット(縦穴)は、履帯の弛みが最も大きくなる、リターンローラー間の中間部分に位置しており、ここから覗き込んで緊張度を確認するようです(この写真では直定規ではなく、紐と書かれていますが、サンドシールドを装着していた場合、紐を張るのは無理なのでは)。 pic.twitter.com/FprTxwEFDa

2021-01-05 22:32:00
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イカノボシ @ikanoboshi

尚、英軍でみられる初期のサンドシールドには点検スロットがありません。履帯の弛みを確認するのにいちいち取り外すのは面倒なので追加されたということなのでしょう。 pic.twitter.com/sq1da8tcUz

2021-01-05 22:50:19
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イカノボシ @ikanoboshi

マニュアル記載の通り、直定規を第2ボギーと第3ボギーのリターンローラー間に渡して履帯の緊張度を確認している場面。 pic.twitter.com/pvKQgqfT5s

2021-01-06 08:18:23
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